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男のエイターである僕が、関ジャニ∞の渋谷すばる君の脱退とうちの会社のこれからをどんな風に重ねて見ているのか

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僕は男のエイター、つまり関ジャニ∞のファンなのであります。

彼らは歌って踊れるだけでなく、楽器も演奏し、面白いトークをします。そして、メンバー同士の仲が良い「家族」なんですよね。僕は芸達者な人が大好きですし、「メンバー」という響きにはずっとこだわりを持っていますので、彼らの雰囲気に、会社を守るリーダーとしてとても憧れるものがあるのです。

今年、渋谷すばる君の脱退が発表されたときは本当にショックを受けました。この7人でこれからもずっと活動していくことを信じて疑わなかったので、だれか一人でも欠ける将来など、これっぽっちも想像をしなかったわけです。当たり前が当たり前でなくなる「これから」は、自分にとって、愛犬や父親を亡くしたときと同じくらいの喪失感があるといっても過言ではありません。「欠ける」ことは、身体の一部が引き裂かれるような痛みと寒さを伴います。

残りの6人のメンバーは、それでも、場を、チームを守っていかなければなりません。ファンのためにも笑顔で活動をし続けなければなりません。ショックなどなかったように、強く笑い続けること。与えられた使命に応え続けること。これだけの長い時間を一緒に過ごしたメンバーがいなくなるのですから、動揺があって当然です。それでも彼らは「なにごともなかったように」これからも笑い続けて、ファンに勇気と癒しを与え続けてくれることでしょう。強いなぁと思います。大変な仕事だと、心からそう思います。僕は彼らの音楽性も高く評価しています。これからも、そんな彼らの活動をしっかりと、僕は応援していきたいと考えています。

さて。

関ジャニ∞のCDデビューは2004年で、僕が経営者になったのは2005年。僕が関ジャニ∞に親近感を覚えるのは、「関西」だけでなく「時間」という共通項があるからなのかもしれません。彼らには様々な苦難がありました、僕も同じ時間にいくつかの苦難を体験してきました。「同士」と言ってしまうと彼らには怒られるかもしれませんが、雨に打たれてもなお、何事もなかったかのようにしてお客さんに接するという点においては、関ジャニ∞のメンバーと同じような時間を過ごしてきたのです。

彼らからは今年、渋谷すばるくんが脱退して、6人で活動をしていくことになりました。そして実はうちの会社も同じく、これまで、14年を(前職と合わせると15年以上)共に過ごしてきたメンバーが脱退することになったのです。

メンバーが抜けるということ

メンバーがいなくなるというのは、寂しいことです。また、「抜ける」という思惑を抱きながらしばらくを過ごしていたのだと考えると、腹立たしい気持ちにだってなってしまいます。だってそうです、僕たちはここで「未来」を見ていたのですから。この場所、この居場所、お客さんとの関係を守りながら、お客さんの喜びを想像しながら、一生懸命に守ってきた空間。すべては継続していく「未来」のためです。未来は当たり前に存在していました。ずっと続く未来への線を絶たれたような気持ちになりました。いろいろな感情はありますが、その一点に、僕の気持ちは帰結していくのだと思います。だからとてもショックなのです、ショックなのでした。

もちろん、彼にも守るべき家族があって、そのために、お父様の経営される会社に移ることを決心したのでしょう。事情のあることなので、自分の感情だけで彼の気持ちを踏みにじるようなことはしてはならないと思っています。彼のこれからは、彼が考えること。残念ながら「仲間」ではなくなりますが、同じ時間を共有した者同士として、その経験がこれからの人生の糧となることを祈るばかりです。

さあ、そういった理由もあって、うちの会社ではこの7月から新しいメンバーが加入してくれることになったわけです。

芸術を専攻し、前職は巫女。そして絵本作家というキャリアを持つ彼女は、これから、商業デザインを勉強しながら「表現する」ことで、僕たちチームの一員として、お客さんのお客さんの喜びに貢献していくことになります。

働き出して一か月になりますが、本当に素直で、よく気の付く、それでいて的確な「ツッコミ」のできる素敵なセンスの持ち主。もちろん、戦力的な変化はありますので、これから先、今まで当然にできていた仕事でお断りせざるをえないものも出てくることでしょう。ただ逆に、これまで挑戦できなかったようなことにも挑んでみたいと思える、そんな雰囲気になってきているのも事実。同じリーダーで、同じメンバーだと組織が硬直化していくということを、今回身をもって経験したので、僕はこれから、「任せる」ということに注力して働きやすい環境づくりに注力していきたいと思います。

新しいチーム、新しい雰囲気。
仲間を大切にしあえるチーム作りの再建に、取り組んでいきますね。