川柳をこよなく愛する明石のタコ

神戸の印刷会社、前川企画印刷の代表ばたがお届けしております

短歌鑑賞

[短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也

投稿日:2014年2月15日 更新日:

たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶
木下龍也
つむじ風、ここにあります

ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子初の金メダルに輝いた羽生結弦選手の活躍は見事だった。

華やかな舞台、栄冠。その瞬間までには、どれだけの孤独と苦難があったのだろう。夢は目標にして、追いかけなければ実現しない。とはいえ、夢だけを口にした生き方も受け入れられず、保険をかけたような生き方を歩んでは、抱いた憧れを少しずつ封印していく年齢の重ね方がほとんど。押入れには微かに、そんな痕跡たち。

楽器屋に立ち寄っては、鍵盤で遊んでみたりする。そんな人生はどうだろうと本気で悩んだ海岸を、僕は久しく訪れていない。

Google

Google

-短歌鑑賞
-,

執筆者:

関連記事

[短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫

さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。2009年に亡くなってしまわれたが、この歌は70代か80代の頃に詠まれたものだそう …

[短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣

母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭短歌シリーズ16) 「最近の親は子どもにこんな変わった名前をつけるん …

no image

穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人?

「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白い。それがはじめての短歌。いろんな人に穂村さんの魅力を知って …

no image

[短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお

降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。 自分の話にだけ集中させるときは、自分が壁側の席に座って、相手には自分と壁だけが …

no image

[短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之

たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上げに過ぎない。だから結局、直感や感覚と呼ばれるようなもので最短距離を選べる人は …

Google


↑成人式や卒業式、入学式に似合う髪飾り特集はこちら
(コトバノ監修/【ギフトにも最適、桐箱付】)
このブログの執筆者であり前川企画印刷の代表である西端がフォト詩集をiPhoneアプリで出しました。知識ではなく、感性に訴えかける写真と言葉たち。もし良かったら、もし良かったら…
follow us in feedly