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Facebookの人間関係に疲れてきたら、この記事を読んでから皆の投稿とコメント欄を読んでみてほしい

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Facebookには「いいねが欲しいの、ね、ちょうだいちょうだいチーム」と「お付き合いもありますから、いいね、しておきますねチーム」が存在する。そしてその、後者に所属する人たちの一部は「全日本おはようございます今日もよろしくお願いいたします協会会員」でもあるので注意が必要だ。

彼らの主たる活動は、今日会う予定があるわけでもない人に「本日もよろしくおねがいします」とおはようの挨拶をして回ること。これが週明けだと「今週もよろしくおねがいします」になる。亜種として「今月もよろしくおねがいします」のパターンも存在するので、実に興味深い。

また、彼らは、あいさつをしっかりとする礼儀正しさを備えているにもかかわらず、本人の投稿内容をまったく読んでいないことが多いという特徴がある。

「人間関係で悩んでいますけど、きっといいことありますよね」
「おはようございます、今日もよろしくおねがいします」

「昨日親戚が亡くなりました、小さいころから私を可愛がってくれた人で」
「今週もよろしくおねがいします、オハコンニチワー(#^.^#)」

「なんていい天気なんでしょう、気分最高です」
「梅雨入りしましたね、今日もどうぞよろしくおねがいしますー!」

このようなコメントを寄せられてしまう主たる原因は、会ったこともない人に友達申請をしてしまった(承認してしまった)ことが挙げられる。「うほほーい、SNS活用だー。よーし、時代の波に乗っちゃうぞー、申請だ申請だ、わっしょーい」の先に、オハヨウヨロシク虫が寄生するようになってしまった次第。承認欲求同士がぶつかり合うと、よろしくない結果になってしまうという典型例である。

嗚呼、でも、一度承認してしまったものを今さらどうしようもできないし……とお悩みの方も多いかと思うが、安心してほしい。彼らは、誰に対しても同じ活動を規則正しく行う習性がある。自分ひとりがその相手をブロックしてしまったところで、相手はブロックされたことにさえ気付かないのだ。自分のイメージを著しく損なうオハヨウヨロシク虫とは、適切な距離を保つに限る。平穏な日々は自らの手で取り戻すのだ。

ブランディング、情報発信。
その言葉に影響されて、つい、僕たちは、効率の最大化を図ろうとしてしまう。しかし、意味のない数が増えたところで、打率の低い痛い自分を晒してしまうだけ
になるということは、留意しておいてほしいと思う。

あなたは複数の人を見ているのかもしれない。しかし、複数に存在するのは、ひとりひとりの人格なのである。僕たちは言葉の先に、はたして、そのひとりひとりの顔を思い浮かべられているだろうか。いまいちど、人間関係の本質について考えてみたいと思うのであった。

現場からは以上です。
おはようございます、今日もよろしくおねがいします。

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