川柳 【川柳】腹痛め生んだ子供に胃を痛め ばた 2006年6月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母は強し、されど弱し。守るのか、守られるのか。いつの時代も、親は子を見つめ、子は親を労わるものなのです。=== 【佳作】腹痛め生んだ子供に胃を痛め 月刊川柳 …
川柳 【川柳(十四字詩)】流れ星には嘘がつけない ばた 2006年6月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 素直な気持ちで、待ってみたいものです。=== 【佳作】流れ星には嘘がつけない 月刊川柳マガジン2006年7月号 …
川柳 【川柳】夕焼けの具材になって包まれる ばた 2006年6月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 一日の仕事を終える頃の西の空。汗も、やれやれも。くたびれた顔も、やり終えた顔も。夕焼けの一つになって、夕焼けに溶け込まれて。ほっとした、景色 …
川柳 【川柳】少年の涙で僕は言いました ばた 2006年6月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 訴えかける気持ち。一生懸命、一生懸命。純粋な想いを、人は、子供の頃の涙を伴って言うのです。=== 【佳作】少年の涙で僕は言いました 月刊川柳マガジン2006 …
川柳 【川柳】明け方の涙を抱いて渦の中 ばた 2006年6月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 罪の意識、涙。終わらない嵐の中で、いつかまた、太陽の下で笑っていられる自分がいるのだろうか。そんな気持ちに沈み込んでしまって、浮き上がってこられない時もあるものです。=== 【佳 …
川柳 【川柳】ポケットに風を吹かせて恋心 ばた 2006年6月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 得意な気持ちで、ポケットに手を入れて。弾むような毎日。新しい風が吹き込み続けて、音符のような足取りの。そんな恋を、したことがありますか。=== 【佳作】ポケットに風を吹かせて恋心 …
川柳 【川柳】割り切って値札をつけておく誠意 ばた 2006年6月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 見返りを求めてはいけない、そう戒めている時点で、その行為は偽善なのかもしれない。わかっちゃーいる、わかっちゃーいるが、気が付いて欲しい親切だ …
川柳 【川柳】同じ紅でも同じにはならぬ人 ばた 2006年6月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 駅前で、中学校時代の美術の先生に会った。例の盗作騒動について尋ねてみると 「あれが芸術なら、誰だって芸術家になれる」と憤っていらっしゃる。なるほど、「描く人の自覚」「選ぶ人の能力」 …
川柳 【川柳】ミサイルが告げる世界のキックオフ ばた 2006年6月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 サッカーで盛り上がる頃、日本のゴールネットが狙われている。日本は、世界は、どんなファインセーブができるのだろうか。それとも、虎視眈々と、カウ …
川柳 【川柳】持ち方を叱られた箸骨拾う ばた 2006年6月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 4月に亡くなった祖父。いつも優しい、そして、厳しい人でした。幼少の頃、テレビを見ながら食事をしていると、それだけで怒られたり、箸の持ち方を怒られたことが忘れられません。激動の昭和を …
川柳 【川柳】青春の火種に息を吹き掛ける ばた 2006年5月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 今月の川柳マガジンでは2つ選んで頂きました。大人になっても、いくつになっても、まるで少年の頃のようにびびっと何かを感じて、心が熱くなる瞬間があります。既成概念に捉われず、いつも、行 …
川柳 【川柳】側面の弱さ本音を語り出す ばた 2006年5月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「印象吟」というコーナーがあります。ある写真を見て、それをヒントにした作句を行うというもの。発想が固定化しがちで、あまり得意ではなかったのですが、今回、初めて選んでいただけました。 …
川柳 【川柳】父さんもラッシュに揉まれ生きてきた ばた 2006年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 更新/メールの返信が滞ってすいません。川柳マガジン(川マガ)4月号でも、選んで頂けました。自分の年代だから書けるようなことを、素直に綴ってい …
川柳 【川柳】おひなさま生まれたままで年とらず kokomiさんお母様 2006年3月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ルールが少なく、「想い」があれば、誰でもすぐに始められる、、、それが川柳の魅力です。このblog上でも、拙作をいくつかご覧いただいております …
川柳 【川柳】雲のない空だ占い信じない ばた 2006年2月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 今月も川柳マガジンで選んでいただきました。川柳って、面白いなぁと思うんですが、どうしてもそれを趣味とされている方の大半がご高齢になるので、難解な語句や抽象的な表現から意味を読み取ら …
川柳 【川柳】君と来た場所で瞼を閉じている ばた 2006年2月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あの日の風の匂いだとか。あの時の空の色だとか。指で弾いた程度の「しびれ」が残っている心の場所があります。「点」であるはずの情景は、いつまでも …
川柳 【川柳】年金の夢を見ている青畳 ばた 2005年11月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 掲載:月刊川柳マガジン12月号 あすとろ柳壇(雑詠)今月も選んでいただきました。自分の句が活字になるというのは嬉しいものですね。選ばれるために書くわけではありませんが、励みになりま …
川柳 【川柳】おかわりはどんぶりがいい母の味 ばた 2005年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 入選。NHK札幌放送局 ほくほく川柳大賞(9/29放送分)に選んで頂きました。お題は「おいしい」。===母はいつでもお腹いっぱい食べさせてく …
川柳 【川柳】向日葵が背中を曲げて茜雲 ばた 2005年8月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 もたれかかるような、くたびれたような。そんな表情を見せるこの時期の向日葵の向こう側に、赤が広がる。包み来るようなその優しさに、もうすぐ一年の3分の2が終わろうとしていることに気付か …
川柳 【川柳】家族愛もろく崩壊重ね録り ばた 2005年7月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「あの番組、録画してあるねん。みんなで見よー」「あ、あれ?」「えぇぇぇぇぇぇ!!!」「うわぁぁぁぁぁぁ!!!! 消えてるー!!!!!」「めっちゃ見たかった番組やのにー!!」「なんで …
川柳 【川柳】毛抜き買いストレスの白退治する ばた 2005年7月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 昔からストレスを自覚すると、頭に白いものが増える。毛抜きを買い、移動中の車、信号待ちのタイミングで退治。ぽんっと抜けたときの快感といったら。 …
川柳 【川柳】頑張れと言わず自らやる姿勢 ばた 2005年7月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 小さい会社なので、上も下も、右も左も、何もない。ただ、それぞれが「頑張れ」と口にするよりも先に行動を起こすこと。その行動に触発されて、次の誰かの、手が、足が、頭がすっと動き出すよう …
川柳 【川柳】アルバムの隙間に潜む秘密たち ばた 2005年6月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 笑顔、ピースサイン、おどけた表情、瞑ってしまった瞼。写真の一枚一枚の瞬間。そして、その瞬間と瞬間の間にはどんな秘密があったのだろうかと想像力 …
川柳 【川柳】傘を振る信号待ちの4番打者 ばた 2005年6月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 雨に降られるのは鬱陶しい。だが、雨に用心して、持って出た傘が役に立たなかった一日はもっと腹立たしい。朝、出がけの判断ミス。余分な荷物は、まるで傘以上の重さで腕に重く、恨めしい太陽は …
川柳 【川柳】川柳の文字の向こうに人がいる ばた 2005年6月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 今の会社に移ってから、川柳を書いてみるようになった。ある月刊川柳誌の編集・印刷を請け負っていて、毎月、何百・何千という数の川柳を入力し、編集 …