雑記 2年間を走りきった卒業式に。 2010年3月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2年間副ブロック長を務めさせてさせてもらった同友会Bブロック。本日がその、最終ブロック会でした。それぞれにカラーのある経営者の集まりを運営していくことは、難しくもあり、ストレスもあ …
川柳 【フォト川柳】「幸せか?」 君は笑うね 「まあだだよ」 - 結婚式に参加して。 2010年3月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 高校吹奏楽部メンバーのKちゃんの結婚式に参加。司会を務めさせてもらった二次会も「芸人さんですか?」と真剣に尋ねられてご満悦。集まった人たちが …
雑記 川柳の締切はさておき、今日は思い出深い一日を。 2010年3月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 日曜日。今日は高校時代、吹奏楽部で青春を共に過ごしたKちゃんの結婚式。二次会では司会を務めさせてもらいます。思い出深い一日になりますように。 …
雑記 iPhoneで完結するフォト川柳の世界。 2010年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 金曜日。某ショールームにて展示商品の見学。条件などを詰めて、今月中に契約の方向で話をまとめる予定。メンバーにはより働きやすく、お客様にはより品質の高いものを提供できるよう、環境を整 …
雑記 iPhoneによる生中継、経営者たちの集まり、同友会。 2010年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 岩井さんと国香さんの最後のブロック会に参加。2年間、ブロック運営お疲れ様でした。岩井さんの最後の挨拶は、インターネットで生中継をしてみました …
雑記 組織ごっこは否定して、自分を改善する。 2010年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 サラリーマンだった頃の気持ちは、意識的に、思い出すようにしている。 ・上司の、こんな部分がイヤだな ・会社がこういう風に変わればいいのに昔の自分が見ている。それに答えることが出来て …
雑記 価値を決めるモノサシは、どこのだれにも心の真ん中に。 2010年3月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フォト川柳。背伸びをしたくなるような仕事終わりの夕暮れ。詩に表現するとどんな風になるのだろうと詠んでたもの。twitterに掲載したところ、 …
雑記 一番温かいありがとうを貰える会社になりたい。 2010年3月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 寝る直前、起きてすぐ、そして、数時間ごとに必ず。つまり、起きている間中ずっと。「前川企画」「ブロガー名刺」というキーワードで検索を繰り返しています。夜中に眼が覚めてしまうことも、よ …
雑記 悪質の反対は良質である、それは、滝の茶屋の男が示してくれた。 2010年3月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 昭和の生き続ける場所、ボヘミ。今日はここの、バターライスをいただきました。柔らかく、香ばしく、優しく、温かく。なのに、450円という驚きのプ …
雑記 落とし穴は存在するのではなく、穴は、自らが作るものではないか 2010年3月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 神戸市役所前の研修センターで、一日会議。大人で、経営者で、向上心あるメンバーの集まり。刺激を得て、会を運営して、まわりまわっていつか、還元さ …
雑記 中小企業家同友会、は、子どもの集まりではないので。 2010年3月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 日曜日は同友会の研修会、朝から晩まで。今年、運営委員の一員としては、 ・副支部長 ・会員拡大委員長 ・40周年実行委員(県)を仰せつかること …
雑記 好きな食べ物は、絵に描いた餅です。 2010年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2泊3日の経営指針書作成セミナーもいいだろうし、経営者同士の集まりで、自分の苦労を語り合うのもいいだろう。ただ。社員が週末に何をして過ごしただとか、社員に人気のランチのお店がどこだ …
雑記 ゴールから逆算する、今日の歩幅。 2010年3月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 東野圭吾さんの「赤い指」「容疑者xの献身」「使命と魂のリミット」、それぞれ読了。どれも、面白すぎ。いろんな伏線があって、それが一気に繋がった瞬間、うわぁっと声が出る。これで、文庫に …
雑記 逝ってしまっても、9つの魂は。 2010年3月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 父と母と弟と自分と。ジュリーとあさろうた、ぷーすけとぺぺ、そしてじゅにあ。4人と5匹。9つの魂のうち、5つはもう、向こうの世界にいってしまった。でも、今も昔も、変わらないままの温度 …
雑記 26歳で明石市議会選挙に立とうとする君へ。 2010年2月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 土曜日朝、明石市を横断する片道ジョギング(帰りは山陽電車)。駅名でいうところの、大蔵谷駅から西二見駅まで。これくらいの距離なら、もう、比較的楽に走れるようになってきた。道中、次の明 …
雑記 選ばれることに感謝を、与えられることに感動を。 2010年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 岡山では、2年ぶりの友人との再会を楽しんできました。これから、春の挙式に向けて忙しくなるそう。幸せに、そして、高い志を抱きながら頑張っている …
雑記 鬼を退治にやってきました。 2010年2月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 鬼を退治に岡山へやってきました。ただいま、岡山駅前のネットカフェからblogを更新中。ネットカフェ、すごいですね。シャワーも使えるし、毛布もある。ケータイの充電器も貸してくれるし、 …
雑記 夜中の神戸中央郵便局。 2010年2月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夜中でも受け付けてくれる神戸中央郵便局。一日でも早くお届けしたいブロガー名刺は、いつもこの場所からお送りしています。今日の名刺も、また、素敵な出会いにつながりますように。 …
雑記 25kmのジョギングを終えて、身体と心に起こる変化。 2010年2月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自宅(大蔵谷)から山陽電鉄高砂駅まで、25kmのジョギングに挑戦してきました。 走り終えて半日経つ今でも、激しい筋肉痛。座った状態から起きあ …
雑記 5km未来のジブンニマカセヨ。 2010年2月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 イライラ、モヤモヤ。愚痴はなかなかこぼせない。汗をかいた未来に、明日のことを考えよう。花が咲くのを待っている。それだけが、答えだな。 …
雑記 日本酒呑語会に参加、飲んで語って笑って食べて。 2010年2月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 桶下さんプロデュースの日本酒呑語会に参加。経営者の方々が持ち寄った、貴重な日本酒の数々を美味しくたくさんいただきました。お酒の入った温度だか …
雑記 「よその会社と比べて、うちは」 - と、言わずに行う効果的な広告手法とは。 2010年1月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 仕事の内容も活動範囲も、広がりを見せています。様々な方からお声をかけていただけるようになってきて、おかげさまで、充実した忙しい毎日を過ごして …
雑記 僕の目の前にいる人の時給は、いくらなのだろう。 2010年1月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 仕事中の誰かの1時間を割くということは、その人の時給に相当するだけの何かを提供出来る自分でなくちゃいけないってことなんだよね。それを体感して …
雑記 こんな時代に、手書きで伝えた僕たちの一生懸命を。 2010年1月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 神戸・前川企画印刷の新しい商品のご紹介です。手書き・ぬくもり オリジナルレター会話の生まれるツール作りをご提案し続けていますが、ここ最近は …
雑記 明石に実在するオカマのワンコ。 2010年1月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 愛犬じゅにあ。----まるで女子高生のようなスカートがお気に入り。ご機嫌にカメラ目線です。 …
雑記 夢は声に出したら目標に変わる ― 毎日の逆算。 2010年1月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 正確には数えていないけれど、2009年は多分、200冊以上の本を読んだ。特にビジネス書や自己啓発本と呼ばれるものを多読してきたが、それらから …
雑記 コミュニケーションの多様化する時代に - 僕が誰かを遠ざける理由。 2010年1月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 インターネットが一般になる前、まだパソコン通信と呼ばれていた頃に、僕はBBSやCHATを通じて、大人の世界を覗くのが大好きだった。「あー、あ …
雑記 単なる偶然で一喜一憂することのないように。 2010年1月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 1月4日、前川企画印刷は今日から通常通りの業務を再開します。不況という言葉に縛られている世の中が続く限りは、様々なチャンスが次から次へとやってきます。このタイミングだけは、絶対逃し …
雑記 2009年を振り返って - 失ったカタチ、得たココロ。 2009年12月31日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さて、12月31日。今日の夜は、関ジャニ∞のカウントダウンコンサートに行ってきます。女の子ばかりの中に、おっさんが交じると、「え、ダフ屋?」 …
雑記 僕は誰とでも仲良くすることの出来る高校生だった。 2009年12月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 久々の長距離ジョギングで、自宅(大蔵谷)と母校(明石城西高校)を往復。途中、岩井寿商店の天使から、コーヒーを差し入れていただいた。感謝。この …
川柳 [川柳鑑賞日記]犬の目で歩けば犬に恋をする/田辺与志魚 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 僕たちは僕たちの高さで世界を見てしまう。たとえば今日、土はどんな温度を携えて花を抱いていただろう。空はどんな色をして、雲を許していただろう …
川柳 [川柳鑑賞日記]旧姓に戻りましたと来るメール/谷口修平 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ただそれだけの事実、でも想像してしまう。どうしてそれを僕に伝えて来るのだろう、君には今、何が足りないのだろう。身勝手な空想にひとり、体温を …
川柳 [川柳鑑賞日記]帰省する孫に自慢の掲載紙/津倉てつや 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 コピーライターとして文章を書き、印刷屋として紙に軌跡を残す仕事をしている。三大発明のひとつが活版印刷だと言われるのは、つまり、僕たちは「残 …
川柳 [川柳鑑賞日記]秋彼岸化けて出るなと数珠を揉む/矢野野薫 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ふふ、と笑ってしまった。墓前に思慕を詠む句は多いが、作者には思い当たることがあり数珠を揉んだのである。何をしてしまったのだろう。清らかに生 …
川柳 [川柳鑑賞日記]ほの明かり潜んでないで出ておいで/西島とこ 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 希望という言葉をどんな表現に置き換えるか、置き換えないのか。僕たち詩人は試されている。さて、作者は、それを「ほの明かり」と表現した。擬人化 …
川柳 [川柳鑑賞日記]晩学の今は青春いろはにほ/朝岡えりか 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 晩学という言葉を青春という色で裏返しにしてしまう躍動、いろはにほと表現する軽やかさ。僕は詩に寒色を足してしまいがちなので、こんな句の姿勢に …
川柳 [川柳鑑賞日記]秘密裏の動きを月に覗かれる/関つね子 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 森の中にあるベンチ、見上げれば月。「ずっと」という約束を交わした青い日の記憶。瞳を閉じ合ってしばらくすると、秘密を知った月がすこしだけ、西 …
川柳 [川柳鑑賞日記]五欲まだ捨てる気はない風は初夏/辰巳和子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 禁欲に背を向ける宣言を初夏にする。追い風を身に纏って人間らしく生きられる人は本当に素敵だと思う。悟ったような顔をした大人には、僕はどうして …
川柳 [川柳鑑賞日記]約束が出来れば羽根が生えてくる/土方邦子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 僕は僕という人間にこれっぽっちも自信がなくて、誰かに誘われ、約束ができると居場所ができたようで嬉しくなる。ひとに与えられる約束はなんて安寧 …
川柳 [川柳鑑賞日記]夕焼けの余韻にひたる坂の街/澤田迪子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 海が見える街を連想させる。「浸る」ではなく「ひたる」とひらがなにした優しさも「燃えるような赤」から「淡い群青」への移ろいを際立たせた。色彩 …
川柳 [川柳鑑賞日記]結局は父の背中を追っている/谷口修平 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 商いの苦労を知っていた父は「おまえたちには商売人になってほしくない」と僕ら兄弟に言い続けた。結局、自分も弟も、その背中に憧れてこの道を生き …
川柳 [川柳鑑賞日記]ソーラーパネル故郷の空に降らぬ星/樋口祐子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 古来、詩には幾度も「故郷」や「星」が詠われてきた。その古典的な言葉と現代的な題材を並べることで、作者は時代への警鐘を鳴らした。七文字のカタ …
川柳 [川柳鑑賞日記]捨てなさい枯れてしまった薔薇なんて/山口早苗 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 美しさや価値は永遠ではないという無常感。戒めのようにも聞こえるが、一方で、記憶はまだ過去になりきっていないのではないかという執着のようにも …
川柳 [川柳鑑賞日記]逝きたいね傘のしずくを切るように/渡辺千代子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 傘のしずくのごとく一瞬で消える魂、潔い死への憧れを詠む。この世の無常を思えば、僕たちの存在はまさに泡そのものであるのだが、なかなかどうして …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]八月の雨は首すじから濡れる/徳長怜 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 傘で防ぎきれない突然の雨。ただ、「防ぎきれない」のはなく「防がなかった」とドラマを読み解けば、雨に身をゆだねる身体的感覚が強調される。無防 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]見られてもいいことだけを書く日記/藤本美知恵 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ところで僕は、中学生のころからネット上で日記を公開し続けている。だからかどうか、自分だけが読むことを前提とした日記を書けないことに気が付い …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]「カワイイ」はフリーサイズの褒め言葉/妻木寿美代 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 世界を拡張してくれる句だと思った。「かわいい」と伝えるのは、もしかすると相手によっては失礼なのではないかと躊躇してしまうことがある。ところ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]花は葉にだけど手足の動く幸/山尾ふたば 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 人生の旬はいつだったろうと、過ぎた青に目を瞑って考える。でもそれでは、いまこの瞬間が引き算の結果と決めてしまっているかのようだ。足りないも …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]そんなにも耐えたんだからもういいよ/内橋久代 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 もう一度、信じてみよう。あと1分、待ってみよう。あと1cm、前へ行ってみよう…。いつからか、意地になってしまっている僕がいる。信念、なんて …
川柳 [川柳鑑賞日記]見守っていよう翼が乾くまで/朝岡えりか 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 うんと若かったころの話。当時付き合っていた彼女から別れの電話があった。「いやだぜったい、いやだよぜったい」。叫ぶようにして泣いた僕の声を、 …
川柳 [川柳鑑賞日記]沈丁の香に恋慕またよみがえる/小島松太 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 五感はいつかの時代にリンクしている。たとえば流行った音楽、たとえば学生街の食堂。僕はそうだ。五月のベンチの至近距離で、リンスの香りに魅了さ …
川柳 [川柳鑑賞日記]深掘りをすれば傷つく人がいる/藤本美知恵 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 孤独の部屋にいて、聞いてほしいと思うことがある。ただし傷つきやすい僕である。どうしてそうなったの、どうしてこうしなかったのと理由を問うこと …
川柳 [川柳鑑賞日記]亀さんは寝ている兎起こさない/川村やまと 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 これは真理であって、先にゴールを目指す僕たちは、自分の意思で寝てしまった兎を起こすような真似はしないのだ。でも、だから、考えてみた。僕が兎 …
川柳 [川柳鑑賞日記]補聴器を両手で受ける床屋さん/老沼正一 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この句を読んで、僕は「そうかっ」と唸ってしまった。当然、耳が不自由でも髪は伸びるし、床屋に行く必要がある。装着したままでは不便がある散髪。 …
川柳 [川柳鑑賞日記]思案する手持ちカードの上がり方/土方邦子 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 カードの切り方ではなく、上がり方と作者は表現した。小心者の自分は、不安で仕方がない。この手札を出し、上がったと思ったら、まだその先には高い …
川柳 [川柳鑑賞日記]えいやーと5回となえて布団出る/徳永ひよこ 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 布団に暮らしたい。たとえば好きな本を抱えて、たとえばおいしいお菓子を持ち込んで、たとえば世界中の映画を再生して。でも叶わず、冬の朝はやって …
川柳 [川柳鑑賞日記]誘われて散歩に出ると日がさした/井上恵美子 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 闇の底に落ちたときでも、必ず、誰かが声をかけてくれる。自分の名を呼んでくれる。親はきっとそんな祈りをこめて僕たちに名を授けた。誘われるまま …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]曲がり角ばかり呼んでもいないのに/西村みなみ 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ため息で汚れそうな曲がり角を、軽やかに表現する。もちろん、それぞれの角には傷も涙もあったのだろうが、その都度、骨は強くなっていったのだろう …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]許すこと覚えた声が丸くなる/原正吾 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この世の中で一番難しいのは許すことなのではないかと思う。黒く赤く燃えた炎を消すことができず、僕の心はいつも虚しく汚い。それでも、いつか見返 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]すぐ消える昭和家族のシャボン玉/宮本緑 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2025年は昭和100年に当たるそうだ。僕は昭和51年製のシャボン玉。父や母、弟や愛犬たちの記憶を閉じ込めて、屋根へゆっくりと昇る。父はり …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく 2015年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣 2015年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣 2014年12月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志 2014年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子 2014年10月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直 2014年10月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江 2014年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木 2014年9月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫 2014年8月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之 2014年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也 2014年5月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子 2014年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子 2014年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳 2014年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書) …
短歌鑑賞 穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人? 2014年4月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお 2014年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之 2014年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫 2014年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也 2014年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお 2014年1月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介 2014年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成) 2014年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之 2014年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大 2014年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子 2014年1月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之 2013年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり 2013年12月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …