iPhoneフォト日記 「大きな船舶の修理風景です」という嘘をついても、一瞬ではバレない気がした。今の僕の足場があるのは。 2023年8月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大きなマンションに、修繕のための足場が組まれて囲まれている。船を修理するドックのように感じられて、思わずiPhoneで撮影した。 …
iPhoneフォト日記 明石に帰ってきたなーと思う、JRのガーガーという音。 2023年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明石の街には明石市立天文科学館があって、その塔の中を子午線(東経135度)が通過している。 僕たちの真上に太陽が来るとき、日本のどこ …
雑記 「ほかのお客様もいらっしゃいますので、もう少し声を小さめに」と言われてしまうお店で僕は。 2023年8月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 飲みに行きませんかと誘われる。 自分なんぞと飲んだところで何が楽しいのか。ご先祖様を供養する系のグッズでも売りつけられるのではないだ …
雑記 健康寿命より先に感性は枯渇しないだろうか。感情を理論に変換する場面を減らせたら、人生は豊かになるのかもしれない。 2023年7月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 まきちゃん、まさとし、たくちゃん、てっちゃん、しゅんくん。ゆうくん、ひろし、たっちゃん。ゆきみちゃん、あっくん。るりちゃん。みどりちゃん、 …
病気 2023年7月18日11時15分、新型コロナウイルス5回目のワクチン接種(記録) 2023年7月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2023年7月18日11時15分、新型コロナウイルス5回目のワクチン接種。 4回目に接種した際にお世話になった明石駅前のクリニックで …
情報 阪神高速4号湾岸線、泉大津パーキングエリアの11階展望エリアは、夜景が綺麗でマッサージチェアーがあって、自由に読める本の貸し出しもあってラグジュアリーでオススメですよという話。 2023年7月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 いやもう、タイトルがすべてなんですけども。 阪神高速4号湾岸線、泉大津パーキングエリアの11階にある展望エリアは、夜景が綺麗でマッサ …
情報 明石の山陽電車人丸前駅前に、1Fが韓国料理、2Fが古着屋さんのお店がオープンするみたい! 2023年7月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 こういうタイトルにすると明石じゃーなるさんみたいでしょ?(そろそろ本気で怒られてきます) 明石の山陽電車人丸前駅前に …
情報 明石の山陽電車大蔵谷駅前に、米粉ピザパンを扱う「かふぇぽん大蔵谷」というカフェがオープンするみたい! 2023年8月1日! 2023年7月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 こういうタイトルにすると、明石じゃーなるさんみたいでしょ?(怒られそうです)。 さて、明石の山陽電車大蔵谷駅北側に、かふぇぽん大蔵谷 …
病気 周囲からは見えない病気や障がいについて、私たちにできること ~多発性硬化症になった教え子のインタビューに触れて~ 2023年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かつて家庭教師をしていた時代の教え子たちの「その後」を、直接やりとりしたり、本人たちのSNSで知ったりすることがあります。 自分が患 …
川柳 歌集、句集が勢揃い! 大阪の古本・新刊書店葉ね文庫さんに行って川柳を残してきた! 2023年6月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大阪にある葉ね文庫 | 大阪の古本屋(歌集・サブカル・小説)に行ってきた。 大阪は中崎町にある、平日は夜だけ開店する本屋さん …
病気 皮膚のピリピリとした痒み、痛み、全身の倦怠感、めまい、発熱。またコロナになってしまったかと思ったら、どうやら黄砂の症状らしい。 2023年4月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 昨日一昨日あたりから、手の甲にピリピリとした痛み(痒み)が出ていた。 花粉症の症状がひどい時にも似た感覚を覚えることがあるので、何か …
情報 ChatGPTとBing AI Chatの比較。チャット型AIに自分のことを聞いてみた。結論→無名な商売人だからこそ、発信の価値と必要性を再確認した。 2023年4月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ChatGPTとBing AI Chat に、自分のことについて聞いてみた。質問項目は「西端康孝さんってどんな人?」。試したのは2023年 …
雑記 トイプードルのことをトイプーと略す人に憧れる、パンツはズボンでデニムはジーンズな僕の憧れ。 2023年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トイプードルのことを「トイプー」と略す人に憧れる。 「トイプー飼ってるんだ」「トイプー小さいよね」「きゃー、トイプーちゃん可愛い」「 …
雑記 幼い頃の自分の写真と、父の命日と。 2023年4月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 4月2日、父の命日。 https://www.senryu575.com/archives/date/2008/04 もう15年が経ったのだなと、2008年の4月のブ …
情報 加古川市別府町にあるサンドイッチカフェ「うみねこ」さんの閉店と、閉店を知らせる看板と。 2023年3月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2002年10月26日に開店して、以来20年以上にわたって営業されてきた加古川市のsandwich cafe うみねこさん。 202 …
雑記 二度あることは三度ある vs 仏の顔は三度まで vs 三度目の正直 2023年3月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「二度あることは三度ある」と思って謙虚に臨むべきだし、「仏の顔は三度まで」と思って与えられていることを知るべきだし、「三度目の正直」と思っ …
雑記 「筆舌に尽くしがたい春の陽気」とかけまして「厚着」とときます。その心は→。 2023年3月17日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「筆舌に尽くしがたい春の陽気」とかけまして「厚着」とときます。その心は。 「初夏(書家)なのに」。 …
雑記 サボりたい、楽をしたいと思う気持ちが生む創意工夫の仕組み。 2023年3月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 小学生の頃、毎日、ノートに一ページ、宿題以外の学習をすることが学校で課されていた。 計算問題や漢字の書き取りを行う子が多い中で、自分 …
病気 頸椎椎間板ヘルニアからコロナへ、そして眼のレーザー手術と注射の日々へ。目の治療を定期的に受ける理由と、経済的事情。 2023年3月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 記録によると、僕が甲子園出場を断念したのは2018年の9月のことらしい。 https://www.senryu575.com/ar …
病気 眼に注射をする、それは怖いのか痛いのか。定期的に注射をする僕の体験談(とにかく怖いよ)。 2023年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だいたい4,5か月間隔で両目それぞれに注射をしている。 これがとにかく恐ろしい。世の中の大半のことは、目を瞑ってやり過ごすことができ …
ブログ論 Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラムにライターとして参加することになった。相手から興味関心をもって質問してもらえるよう考えていること。 2022年12月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラムにライターとして参加することになった。 どんな仕事をしているのか、何が得意なのか。 …
業務日記 経営理念の浸透しない苦しみと、経営者としての適性と。 2022年12月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 《伝わる喜びを想像し、伝えるチカラを創造する》 これはうちの会社の経営理念。だからまず、自分たち自身が「伝える」ことをやってみようと …
病気 コロナ病床という呼び方に覚える違和感と提言、コロナで入院したときに明石市民病院の看護スタッフの方々が僕にしてくれた「生きるための」配慮 2022年12月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 コロナで入院したとき、すでに僕はもう体力が落ちていて、いわゆるレッドゾーンの向こう側へは車椅子に乗って運ばれていった。 廊下からそれ …
雑記 45歳で人工透析を始めた父のこと、46歳を迎えた僕のこれからのこと。 2022年9月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 それまでもずっと病気で苦しんでいた亡父だったが、45歳になって人工透析を始めてからは、体調の良さそうな日を見ることが滅多になくなってしまっ …
雑記 2021年の春にコロナで死にかけたし、2022年の春には義母をコロナで亡くしてしまったし。そんな立場だからこそ思う、命が先か経済が先か問題(大袈裟) 2022年8月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2021年の春にコロナで死にかけたし、2022年の春には義母をコロナで亡くしてしまった。 そして自分の命を救おうと一生懸命にケアして …
雑記 眩しさに腕を伸ばそうともしないで、言い訳を重ねて今がある。それっぽく「年齢を重ねた」とか「無理がきかない」とか言ってみたりして、跳ねたがる心を抑えてばかり。 2022年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 5月9日に右目に注射、翌日に検査。 月末には左目に注射をする、もう何度目の注射かは忘れた。 病状が落ち着いて注射のいらない身体になっ …
雑記 2021/4/21、コロナ緊急入院直前にFacebookに書いたこと 2022年4月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 胸にざらついた感覚が広がったと思うと、瞬く間にパルスオキシメーターの数値が悪化。 この数値以下になったら保健所に連絡をくださいと言わ …
雑記 新型コロナウイルスに感染した経験を持つ自分が、3回目のコロナワクチンを接種すると副反応はどうだったのか覚え書き。 2022年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 コロナウイルスワクチン3回目。ファイザー→ファイザーと来て、今回もまたファイザーです。 https://www.senryu575 …
雑記 西端くんが進級できて、中西くんが進級できなかった理由 2022年3月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 3月10日。 https://twitter.com/bata/status/1501716721870471168?s=21 …
雑記 明石の有名人! 下駄でフルマラソンギネス記録保持者、福浪弘和さんに出逢いましたよー。 2022年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明石の有名人、福浪弘和さんに出逢いました。 福浪弘和さん 福浪弘和さんは下駄でフルマラソンに挑戦され、その偉業がギネスブックに …
川柳 [川柳鑑賞日記]犬の目で歩けば犬に恋をする/田辺与志魚 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 僕たちは僕たちの高さで世界を見てしまう。たとえば今日、土はどんな温度を携えて花を抱いていただろう。空はどんな色をして、雲を許していただろう …
川柳 [川柳鑑賞日記]旧姓に戻りましたと来るメール/谷口修平 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ただそれだけの事実、でも想像してしまう。どうしてそれを僕に伝えて来るのだろう、君には今、何が足りないのだろう。身勝手な空想にひとり、体温を …
川柳 [川柳鑑賞日記]帰省する孫に自慢の掲載紙/津倉てつや 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 コピーライターとして文章を書き、印刷屋として紙に軌跡を残す仕事をしている。三大発明のひとつが活版印刷だと言われるのは、つまり、僕たちは「残 …
川柳 [川柳鑑賞日記]秋彼岸化けて出るなと数珠を揉む/矢野野薫 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ふふ、と笑ってしまった。墓前に思慕を詠む句は多いが、作者には思い当たることがあり数珠を揉んだのである。何をしてしまったのだろう。清らかに生 …
川柳 [川柳鑑賞日記]ほの明かり潜んでないで出ておいで/西島とこ 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 希望という言葉をどんな表現に置き換えるか、置き換えないのか。僕たち詩人は試されている。さて、作者は、それを「ほの明かり」と表現した。擬人化 …
川柳 [川柳鑑賞日記]晩学の今は青春いろはにほ/朝岡えりか 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 晩学という言葉を青春という色で裏返しにしてしまう躍動、いろはにほと表現する軽やかさ。僕は詩に寒色を足してしまいがちなので、こんな句の姿勢に …
川柳 [川柳鑑賞日記]秘密裏の動きを月に覗かれる/関つね子 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 森の中にあるベンチ、見上げれば月。「ずっと」という約束を交わした青い日の記憶。瞳を閉じ合ってしばらくすると、秘密を知った月がすこしだけ、西 …
川柳 [川柳鑑賞日記]五欲まだ捨てる気はない風は初夏/辰巳和子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 禁欲に背を向ける宣言を初夏にする。追い風を身に纏って人間らしく生きられる人は本当に素敵だと思う。悟ったような顔をした大人には、僕はどうして …
川柳 [川柳鑑賞日記]約束が出来れば羽根が生えてくる/土方邦子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 僕は僕という人間にこれっぽっちも自信がなくて、誰かに誘われ、約束ができると居場所ができたようで嬉しくなる。ひとに与えられる約束はなんて安寧 …
川柳 [川柳鑑賞日記]夕焼けの余韻にひたる坂の街/澤田迪子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 海が見える街を連想させる。「浸る」ではなく「ひたる」とひらがなにした優しさも「燃えるような赤」から「淡い群青」への移ろいを際立たせた。色彩 …
川柳 [川柳鑑賞日記]結局は父の背中を追っている/谷口修平 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 商いの苦労を知っていた父は「おまえたちには商売人になってほしくない」と僕ら兄弟に言い続けた。結局、自分も弟も、その背中に憧れてこの道を生き …
川柳 [川柳鑑賞日記]ソーラーパネル故郷の空に降らぬ星/樋口祐子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 古来、詩には幾度も「故郷」や「星」が詠われてきた。その古典的な言葉と現代的な題材を並べることで、作者は時代への警鐘を鳴らした。七文字のカタ …
川柳 [川柳鑑賞日記]捨てなさい枯れてしまった薔薇なんて/山口早苗 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 美しさや価値は永遠ではないという無常感。戒めのようにも聞こえるが、一方で、記憶はまだ過去になりきっていないのではないかという執着のようにも …
川柳 [川柳鑑賞日記]逝きたいね傘のしずくを切るように/渡辺千代子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 傘のしずくのごとく一瞬で消える魂、潔い死への憧れを詠む。この世の無常を思えば、僕たちの存在はまさに泡そのものであるのだが、なかなかどうして …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]八月の雨は首すじから濡れる/徳長怜 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 傘で防ぎきれない突然の雨。ただ、「防ぎきれない」のはなく「防がなかった」とドラマを読み解けば、雨に身をゆだねる身体的感覚が強調される。無防 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]見られてもいいことだけを書く日記/藤本美知恵 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ところで僕は、中学生のころからネット上で日記を公開し続けている。だからかどうか、自分だけが読むことを前提とした日記を書けないことに気が付い …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]「カワイイ」はフリーサイズの褒め言葉/妻木寿美代 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 世界を拡張してくれる句だと思った。「かわいい」と伝えるのは、もしかすると相手によっては失礼なのではないかと躊躇してしまうことがある。ところ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]花は葉にだけど手足の動く幸/山尾ふたば 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 人生の旬はいつだったろうと、過ぎた青に目を瞑って考える。でもそれでは、いまこの瞬間が引き算の結果と決めてしまっているかのようだ。足りないも …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]そんなにも耐えたんだからもういいよ/内橋久代 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 もう一度、信じてみよう。あと1分、待ってみよう。あと1cm、前へ行ってみよう…。いつからか、意地になってしまっている僕がいる。信念、なんて …
川柳 [川柳鑑賞日記]見守っていよう翼が乾くまで/朝岡えりか 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 うんと若かったころの話。当時付き合っていた彼女から別れの電話があった。「いやだぜったい、いやだよぜったい」。叫ぶようにして泣いた僕の声を、 …
川柳 [川柳鑑賞日記]沈丁の香に恋慕またよみがえる/小島松太 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 五感はいつかの時代にリンクしている。たとえば流行った音楽、たとえば学生街の食堂。僕はそうだ。五月のベンチの至近距離で、リンスの香りに魅了さ …
川柳 [川柳鑑賞日記]深掘りをすれば傷つく人がいる/藤本美知恵 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 孤独の部屋にいて、聞いてほしいと思うことがある。ただし傷つきやすい僕である。どうしてそうなったの、どうしてこうしなかったのと理由を問うこと …
川柳 [川柳鑑賞日記]亀さんは寝ている兎起こさない/川村やまと 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 これは真理であって、先にゴールを目指す僕たちは、自分の意思で寝てしまった兎を起こすような真似はしないのだ。でも、だから、考えてみた。僕が兎 …
川柳 [川柳鑑賞日記]補聴器を両手で受ける床屋さん/老沼正一 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この句を読んで、僕は「そうかっ」と唸ってしまった。当然、耳が不自由でも髪は伸びるし、床屋に行く必要がある。装着したままでは不便がある散髪。 …
川柳 [川柳鑑賞日記]思案する手持ちカードの上がり方/土方邦子 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 カードの切り方ではなく、上がり方と作者は表現した。小心者の自分は、不安で仕方がない。この手札を出し、上がったと思ったら、まだその先には高い …
川柳 [川柳鑑賞日記]えいやーと5回となえて布団出る/徳永ひよこ 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 布団に暮らしたい。たとえば好きな本を抱えて、たとえばおいしいお菓子を持ち込んで、たとえば世界中の映画を再生して。でも叶わず、冬の朝はやって …
川柳 [川柳鑑賞日記]誘われて散歩に出ると日がさした/井上恵美子 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 闇の底に落ちたときでも、必ず、誰かが声をかけてくれる。自分の名を呼んでくれる。親はきっとそんな祈りをこめて僕たちに名を授けた。誘われるまま …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]曲がり角ばかり呼んでもいないのに/西村みなみ 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ため息で汚れそうな曲がり角を、軽やかに表現する。もちろん、それぞれの角には傷も涙もあったのだろうが、その都度、骨は強くなっていったのだろう …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]許すこと覚えた声が丸くなる/原正吾 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この世の中で一番難しいのは許すことなのではないかと思う。黒く赤く燃えた炎を消すことができず、僕の心はいつも虚しく汚い。それでも、いつか見返 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]すぐ消える昭和家族のシャボン玉/宮本緑 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2025年は昭和100年に当たるそうだ。僕は昭和51年製のシャボン玉。父や母、弟や愛犬たちの記憶を閉じ込めて、屋根へゆっくりと昇る。父はり …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく 2015年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣 2015年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣 2014年12月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志 2014年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子 2014年10月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直 2014年10月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江 2014年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木 2014年9月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫 2014年8月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之 2014年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也 2014年5月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子 2014年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子 2014年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳 2014年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書) …
短歌鑑賞 穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人? 2014年4月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお 2014年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之 2014年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫 2014年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也 2014年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお 2014年1月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介 2014年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成) 2014年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之 2014年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大 2014年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子 2014年1月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之 2013年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり 2013年12月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …