川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
雑記

泣き虫になる遠く遠くを、一年に一度許してほしい日

2016年4月2日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
お花見の席に呼んでいただいた。 いつものように場を盛り上げようとして、あなたがいると楽しいと言われると、やっぱりこれが自分 …
applepencil iPhone/モバイル/PC/NET

9.7インチiPad Proにおススメの気泡が入らず指紋が残らない液晶保護シート

2016年4月1日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
9.7インチiPad Pro、Wi-Fi+Cellularを購入した。SIMフリーで128GBのモデル、色はローズゴールド。  …
no image 業務日記

行動をともにした人間にだけ共感は生まれる

2016年3月31日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
吐きかけられてもいない唾を「かけられた」と言えば、相手を攻撃できてしまう世の中。「かけられたんだね」と被害者を信じるのか、「あの人がそんなことをするわけがない」と相手を信じるのか。 …
雑記

Chageさんの出演したUTAGEを見て ~YAH YAH YAHとCHAGE&ASKA

2016年3月30日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
2016年3月29日に放映されたUTAGEという番組で、Chageさんが出演者たちとYAH YAH YAHを歌ってくれた。言わずと知れたCH …
雑記

ほとけには桜の花をたてまつれ我が後の世を人とぶらはば

2016年3月29日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし あしひきの山桜花日並べてかく咲きたらばいたく恋ひめやも ほとけには桜の花をたてまつれ …
no image 動画

[動画]網に絡まった仲間の救出を待ち、解放されて喜ぶハリセンボン

2016年3月28日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
https://youtu.be/JtgEtUIu4Q0 網に絡まったハリセンボンを助けてあげるダイバーの姿が優しい、そして解放される …
no image 雑記

上京の夢をあきらめた、チキンジョージで手渡したデモテープのあれからと今と

2016年3月27日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
耳が満たされ、感じるものがあって、調べてみると、死を予感して作った最後の楽曲だということが分かった。思念は残って、超えて、伝わっていく。表現 …
雑記

芦屋川の駅から六甲山頂、そして有馬温泉へ ~チームという列は、長くならない程度に頂点を目指した

2016年3月26日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
阪急芦屋川駅から六甲山頂を経て有馬温泉まで。サイコーだった。仲間で何かをやる、とか、助け合う、とか。今はそういうのが響く。待つこともそう、鼓 …
no image ブログ論

日本人の20人に1人がアクセスしているブログ ~650万PV達成

2016年3月24日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
コトバノのPV(各記事の読まれている回数)が650万回を達成した。 2013年の5月から約3年での記録。日本人の人口を1億3千万人とし …
no image 業務日記

神戸の販促支援、神戸の広告や広報のプロとして御免被りたいこと 〜飛行機で行くのも、鉄道で行くのも

2016年3月23日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
飛行機で行くのか、鉄道で行くのか。 目的や考え方によって手段は異なるだろう。どちらが正解というものでもない。ただ、航空会社の人は飛行機を、 …
no image 業務日記

定性的な評価と定量的な評価 ~読書量を給与査定の基準にする

2016年3月22日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
前川企画印刷ではtwitterやブログでのアウトプット(発信回数)も評価の対象にすることにしている。ご存知の方もいらっしゃる通り、うちの会社 …
no image 雑記

多弁は雄弁を知らず、言葉は心を越えない

2016年3月21日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
糸が張るのを待つ釣り人の横で、風に逆らわない鳥たちの動きを眺めて過ごした。やがてレンズに収まる場所にやってきて、そうとは知らず、そうとは知らないのに、風の主役になって凛とした表情を …
読書

壇蜜さんの「壇蜜日記2」は短歌を詠んでいるかのようなリズム感があっておススメ

2016年3月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
壇蜜日記2 (文春文庫)を読んでいる。その名の通り、壇蜜さんの書いた日記を文庫にまとめたものだ。 飾るのではなくて、さらけ出しているの …
no image 雑記

会社を守っていくということ、それはメープルエンゼルフレンチ。

2016年3月19日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
労働時間だとか休日だとか。そんな概念はないし、会社を守って食い扶持を稼いでいくためには必死にならなければならない。清濁を併せ呑んで生きていく …
no image 業務日記

ひとで決まる、ひとが決める。ひとを選ぶ、ひとが選ぶ。

2016年3月17日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
予算内だけどこの人では…と思うときと、予算は超過しているけどこの人と取引をしたい…と思うときがある。ひとで決まる、ひとが決める。ひとを選ぶ、 …
no image 川柳

加藤鰹さん追悼川柳句会の結果発表、特選に選んでいただきました

2016年3月16日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
加藤鰹さん追悼川柳句会の結果発表。 印象吟、高瀬霜石さんの選で自句を特選で抜いていただいた。これから先、鰹さんの名前がどこかで思い出さ …
同友会

温度と思い出を共有していく熱い仲間たちと ~チキンジョージでの最高の夜を過ごして

2016年3月15日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
チキンジョージでのイベントを無事に終えることができた。とても盛り上がった。来ていただいたみなさんに、舞台に立っていただいた方々にたくさん助け …
情報

北海道の「美瑛」という土地の名前で画像検索すると感動するからやってみると良いよ!

2016年3月14日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
北海道の「美瑛」という土地の名前で画像検索をする。絵葉書の景色たちが並んでいて感動してしまった。 画像検索→美瑛 画像検索はその …
no image 動画

指のないピアニスト ~足らなければ、補え。足りているのなら、走りだせ。

2016年3月13日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
手話スクールに3年くらい通っていたことがある。 耳の聞こえない先生は、自分の趣味を「音楽鑑賞だよ」と僕に教えてくれた。好きなCDを車に …
雑記

MI・U・GO・KI

2016年3月12日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
ぎっくり腰になった。 こういうときに限って重たい納品がある。休み休み運ぼうとすると、周囲のひとが「だいじょうぶ?」「もってあげようか?」と声をかけてくださる。温かい。あまりに …
no image 同友会

神戸チキンジョージでマイクパフォーマンスやってきます、司会やってきます

2016年3月11日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
3月14日の月曜日に、神戸の音楽っ子なら誰もが憧れるチキンジョージで同友会青年部の卒業・褒章例会というイベントを行う。自分はまた、司会をやら …
no image 雑記

フレンチトーストまでが遠い、僕たちの葛藤

2016年3月10日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
顎関節症なので、食べ物や食べ方に注意をしなければ「アウッ」といってしまう羽目になる。顎が外れてしまうと言葉を発することも出来なくなり、視界は涙で霞む。ところが、そういうものだと知ら …
no image 業務日記

プロセスを評価するということ、「カタチ」には「内側がある」ということ、信頼とは何か

2016年3月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
上司、上の立場の人間は、下の人間の提案を一度承服したら、その責任を負わなければならない。だから上は報告を求める。下は報告をすることで、自分一 …
no image 業務日記

論理と感性のあいだに立って、もっと

2016年3月8日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
収入の増えていく仕組み、安定していく仕組み。仕組みを回していくために、気持ちをどうコントロールしてモチベーションを維持していくか。そんなことをお客さんと考えて過ごすのは本当に楽しい …
雑記

ペットロスをずっと生き続けています、犬たちがいたから今日があります

2016年3月7日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
30歳からの10年間は経営者としてキャリアを積んで、40歳からは政治家になりたいという夢があった。 もちろん、こんな小さな会社のことで …
no image 雑記

いくらかのノイズに、これまでを否定してしまわないように生きよう

2016年3月6日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
100:0はなくて51:49でいいと思ってる。ただ、たまたま負が続いて49:51になってしまったときは、謙虚にもなるべきだし、負けてもいけな …
情報

笹公人氏の作品展「念力歌ふぇ」に行ってきた! ~さかい利晶の杜「与謝野晶子記念館」もおススメ!

2016年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
堺市にあるさかい利晶の杜で行われている笹公人氏の作品展「念力歌ふぇ」に行ってきた。笹公人氏の独創的な短歌(世界観)にはユーモアが満ちていて、 …
no image 雑記

真面目な会議の場にいなければならないという予定があるだけで体調を崩してしまう

2016年3月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
日曜日に朝から夕方まで研修(会議)があるのだけれど、真面目系は3時間くらいが限界で、それ以上は落ち着きがなくなってしまう。午後からだけ、参加 …
no image 雑記

感性と論理、想像と創造 ~楽器の音色で反応が変わる不思議

2016年3月3日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
言葉でまとめきるよりも先に、感覚を感覚のままに吐き出して伝えていく。最近そんな打ち合わせが続いていて、新しい領域のような、初心に戻ったような …
no image 雑記

信じるということ、軽蔑するということ、無責任な言葉には耳を貸さないということ

2016年3月2日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
「~っていうことなんじゃないですかね」「~だそうですよ」「~なんだって」と噂話は事実の顔に変化をしていく。噂の発生地点はというと、いつも決ま …
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川柳

[川柳鑑賞日記]犬の目で歩けば犬に恋をする/田辺与志魚

2025年10月6日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
僕たちは僕たちの高さで世界を見てしまう。たとえば今日、土はどんな温度を携えて花を抱いていただろう。空はどんな色をして、雲を許していただろう …
川柳

[川柳鑑賞日記]旧姓に戻りましたと来るメール/谷口修平

2025年10月6日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
ただそれだけの事実、でも想像してしまう。どうしてそれを僕に伝えて来るのだろう、君には今、何が足りないのだろう。身勝手な空想にひとり、体温を …
川柳

[川柳鑑賞日記]帰省する孫に自慢の掲載紙/津倉てつや

2025年10月6日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
コピーライターとして文章を書き、印刷屋として紙に軌跡を残す仕事をしている。三大発明のひとつが活版印刷だと言われるのは、つまり、僕たちは「残 …
川柳

[川柳鑑賞日記]秋彼岸化けて出るなと数珠を揉む/矢野野薫

2025年10月6日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
ふふ、と笑ってしまった。墓前に思慕を詠む句は多いが、作者には思い当たることがあり数珠を揉んだのである。何をしてしまったのだろう。清らかに生 …
川柳

[川柳鑑賞日記]ほの明かり潜んでないで出ておいで/西島とこ

2025年10月6日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
希望という言葉をどんな表現に置き換えるか、置き換えないのか。僕たち詩人は試されている。さて、作者は、それを「ほの明かり」と表現した。擬人化 …
川柳

[川柳鑑賞日記]晩学の今は青春いろはにほ/朝岡えりか

2025年10月6日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
晩学という言葉を青春という色で裏返しにしてしまう躍動、いろはにほと表現する軽やかさ。僕は詩に寒色を足してしまいがちなので、こんな句の姿勢に …
川柳

[川柳鑑賞日記]秘密裏の動きを月に覗かれる/関つね子

2025年10月6日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
森の中にあるベンチ、見上げれば月。「ずっと」という約束を交わした青い日の記憶。瞳を閉じ合ってしばらくすると、秘密を知った月がすこしだけ、西 …
川柳

[川柳鑑賞日記]五欲まだ捨てる気はない風は初夏/辰巳和子

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
禁欲に背を向ける宣言を初夏にする。追い風を身に纏って人間らしく生きられる人は本当に素敵だと思う。悟ったような顔をした大人には、僕はどうして …
川柳

[川柳鑑賞日記]約束が出来れば羽根が生えてくる/土方邦子

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
僕は僕という人間にこれっぽっちも自信がなくて、誰かに誘われ、約束ができると居場所ができたようで嬉しくなる。ひとに与えられる約束はなんて安寧 …
川柳

[川柳鑑賞日記]夕焼けの余韻にひたる坂の街/澤田迪子

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
海が見える街を連想させる。「浸る」ではなく「ひたる」とひらがなにした優しさも「燃えるような赤」から「淡い群青」への移ろいを際立たせた。色彩 …
川柳

[川柳鑑賞日記]結局は父の背中を追っている/谷口修平

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
商いの苦労を知っていた父は「おまえたちには商売人になってほしくない」と僕ら兄弟に言い続けた。結局、自分も弟も、その背中に憧れてこの道を生き …
川柳

[川柳鑑賞日記]ソーラーパネル故郷の空に降らぬ星/樋口祐子

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
古来、詩には幾度も「故郷」や「星」が詠われてきた。その古典的な言葉と現代的な題材を並べることで、作者は時代への警鐘を鳴らした。七文字のカタ …
川柳

[川柳鑑賞日記]捨てなさい枯れてしまった薔薇なんて/山口早苗

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
美しさや価値は永遠ではないという無常感。戒めのようにも聞こえるが、一方で、記憶はまだ過去になりきっていないのではないかという執着のようにも …
川柳

[川柳鑑賞日記]逝きたいね傘のしずくを切るように/渡辺千代子

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
傘のしずくのごとく一瞬で消える魂、潔い死への憧れを詠む。この世の無常を思えば、僕たちの存在はまさに泡そのものであるのだが、なかなかどうして …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]八月の雨は首すじから濡れる/徳長怜

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
傘で防ぎきれない突然の雨。ただ、「防ぎきれない」のはなく「防がなかった」とドラマを読み解けば、雨に身をゆだねる身体的感覚が強調される。無防 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]見られてもいいことだけを書く日記/藤本美知恵

2025年7月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
ところで僕は、中学生のころからネット上で日記を公開し続けている。だからかどうか、自分だけが読むことを前提とした日記を書けないことに気が付い …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]「カワイイ」はフリーサイズの褒め言葉/妻木寿美代

2025年7月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
世界を拡張してくれる句だと思った。「かわいい」と伝えるのは、もしかすると相手によっては失礼なのではないかと躊躇してしまうことがある。ところ …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]花は葉にだけど手足の動く幸/山尾ふたば

2025年7月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
人生の旬はいつだったろうと、過ぎた青に目を瞑って考える。でもそれでは、いまこの瞬間が引き算の結果と決めてしまっているかのようだ。足りないも …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]そんなにも耐えたんだからもういいよ/内橋久代

2025年7月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
もう一度、信じてみよう。あと1分、待ってみよう。あと1cm、前へ行ってみよう…。いつからか、意地になってしまっている僕がいる。信念、なんて …
川柳

[川柳鑑賞日記]見守っていよう翼が乾くまで/朝岡えりか

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
うんと若かったころの話。当時付き合っていた彼女から別れの電話があった。「いやだぜったい、いやだよぜったい」。叫ぶようにして泣いた僕の声を、 …
川柳

[川柳鑑賞日記]沈丁の香に恋慕またよみがえる/小島松太

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
五感はいつかの時代にリンクしている。たとえば流行った音楽、たとえば学生街の食堂。僕はそうだ。五月のベンチの至近距離で、リンスの香りに魅了さ …
川柳

[川柳鑑賞日記]深掘りをすれば傷つく人がいる/藤本美知恵

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
孤独の部屋にいて、聞いてほしいと思うことがある。ただし傷つきやすい僕である。どうしてそうなったの、どうしてこうしなかったのと理由を問うこと …
川柳

[川柳鑑賞日記]亀さんは寝ている兎起こさない/川村やまと

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
これは真理であって、先にゴールを目指す僕たちは、自分の意思で寝てしまった兎を起こすような真似はしないのだ。でも、だから、考えてみた。僕が兎 …
川柳

[川柳鑑賞日記]補聴器を両手で受ける床屋さん/老沼正一

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
この句を読んで、僕は「そうかっ」と唸ってしまった。当然、耳が不自由でも髪は伸びるし、床屋に行く必要がある。装着したままでは不便がある散髪。 …
川柳

[川柳鑑賞日記]思案する手持ちカードの上がり方/土方邦子

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
カードの切り方ではなく、上がり方と作者は表現した。小心者の自分は、不安で仕方がない。この手札を出し、上がったと思ったら、まだその先には高い …
川柳

[川柳鑑賞日記]えいやーと5回となえて布団出る/徳永ひよこ

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
布団に暮らしたい。たとえば好きな本を抱えて、たとえばおいしいお菓子を持ち込んで、たとえば世界中の映画を再生して。でも叶わず、冬の朝はやって …
川柳

[川柳鑑賞日記]誘われて散歩に出ると日がさした/井上恵美子

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
闇の底に落ちたときでも、必ず、誰かが声をかけてくれる。自分の名を呼んでくれる。親はきっとそんな祈りをこめて僕たちに名を授けた。誘われるまま …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]曲がり角ばかり呼んでもいないのに/西村みなみ

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
ため息で汚れそうな曲がり角を、軽やかに表現する。もちろん、それぞれの角には傷も涙もあったのだろうが、その都度、骨は強くなっていったのだろう …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]許すこと覚えた声が丸くなる/原正吾

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
この世の中で一番難しいのは許すことなのではないかと思う。黒く赤く燃えた炎を消すことができず、僕の心はいつも虚しく汚い。それでも、いつか見返 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]すぐ消える昭和家族のシャボン玉/宮本緑

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
2025年は昭和100年に当たるそうだ。僕は昭和51年製のシャボン玉。父や母、弟や愛犬たちの記憶を閉じ込めて、屋根へゆっくりと昇る。父はり …
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短歌鑑賞

[短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく

2015年6月22日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣

2015年3月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣

2014年12月24日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志

2014年11月23日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子

2014年10月25日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
no image 短歌鑑賞

[短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直

2014年10月10日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江

2014年10月3日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木

2014年9月1日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫

2014年8月23日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之

2014年8月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也

2014年5月28日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子

2014年5月12日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子

2014年5月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳

2014年4月26日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書)  …
no image 短歌鑑賞

穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人?

2014年4月19日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお

2014年4月15日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之

2014年4月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫

2014年3月13日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也

2014年2月15日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
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[短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお

2014年1月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。  …
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[短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介

2014年1月12日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。  …
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[短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成)

2014年1月10日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
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[短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之

2014年1月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
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[短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大

2014年1月7日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
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[短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子

2014年1月2日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
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[短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之

2013年12月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
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[短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり

2013年12月16日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …
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