川柳鑑賞 [川柳鑑賞]戦列を抜けて視界が広くなる/辰巳和子 2024年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 いつ、どこで、僕たちは「普通」という物差しのある世界に足を踏み入れてしまったのか。今日も誰かと比べられ、明日も誰かのマウンティングに耐える …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]いつかするそのうちにする旅支度/藤本健人 2024年5月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 買い物をすると気分が高揚し、一時的に嫌なことを忘れられる。これを買い物依存症というらしい。自分もどうやらそれに似ていて、通販の段ボールが増 …
病気 2021年5月1日にSNSに書いたこと。明石市民病院(コロナ入院)から転院した日の記録。 2024年5月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 5月1日、転院しました。 市民病院は「救う」ための病院。僕はもう命の危機は脱しましたから、肺炎が悪化しないよう新しい病院で体力の回復 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]光には必ず影が付き纏う/谷口修平 2024年5月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 雨は止むものだし、夜は朝になるものだ。光は闇によって存在することができ、闇の中で傷を負った人が伝える言葉には実感が伴って説得力がある。笑う彼女も、走る彼も。それぞれに影があって、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]サプリへの誘いに揺れている気弱/小池一恵 2024年5月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 コロナに罹って肺炎を患ってしまい、緊急入院したことがある。「あの線」をうっかり越えてしまいそうになり、以来やっぱり、健康についてよく考える …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]小さな帆張って私も風を待つ/佐藤ちなみ 2024年4月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 17文字という限られた文字数で、言葉を弱くしてしまう助詞の「も」の使い方には慎重になりなさいと習ったことがある。この句の「も」はとても効果 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]恋心捨てた途端に無精ひげ/秋山博志 2024年4月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「清潔感のある人がモテるらしいよ」と何度か言われたことがある。今思えばあれは、僕に足りないものを教えてくれていたのかもしれない。たられば。 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]下駄箱に輝いた日のハイヒール/三好春美 2024年4月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 生きている今が一番良いに違いないのだけれど、たとえば、もう二度と同じメンバーで集うことのない教室を思い浮かべると胸が苦しくなることがある。 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]どこまでも行こう枠からはみ出して/近藤紡藝 2024年4月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明石城の石垣をよじ登ろうとしたら、上からも下からも大人たちに怒られてしまった。少年の天下への夢は、儚くも散ってしまったのである。思い返せば …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]台本があったみたいに猫通る/徳長怜 2024年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大阪の下町を歩いた。時代ばかりが先へ急いで、内面になんの変化もない自分に焦る。ので。ときが止まったように思える空間にいると妙に落ち着くのだ …
雑記 診察室に呼ばれるまでの時間でブログをどれだけ書けるかチャレンジ、したかったのに。 2024年4月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ツキイチ内科。呼ばれるまでの待ち時間。何か伝えたいことがあるわけでもなく、この空き時間にひたすらキーボードに向かったら、どれくらいの文量に …
情報 問題)伊勢名物「赤福」を購入することのできる、西日本地区高速道路上の最西端のサービスエリアはどこでしょう? 2024年3月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 正解は山陽自動車道の三木サービスエリア。 情報をお伝えしたのも西端でした。 …
iPhoneフォト日記 明石公園入口(明石市民病院真横)の町中華、美味園さん。あたたかい接客、やさしい炒飯。 2024年3月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明石公園入口、明石市民病院真横にある町中華の美味園さん。 あえて"おばちゃん"と敬意を込めて呼ばせていただく。そのおばちゃん …
雑記 耳の痛い話。 2024年2月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 瘡蓋を剥がさないという今年の抱負があって、僕は両膝のそれを守ることができた。 ところが耳の中にできた傷に触れ続けた結果、どうやらバイ菌が入ってしまったらしく、ひどく痛みが続 …
雑記 腐れ縁。 2024年2月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 今夜は大学時代の漫才の相棒、塩谷と飯を食べに行く。正午前に電話がかかってきた。 「食べるなよ?」「なにを?」「昼飯や」「なんでや」「夜、がっつり食べるんや。俺は朝から食べて …
病気 2424年3月、目の駐車の予定とお目汚しな話。 2024年2月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明け方まで原稿仕事をして、目覚めたら眼科に行く時間で驚いた雨の朝。悪化していて、3/18に右目、3/25に左目の注射をすることになった。 …
iPhoneフォト日記 山陽電車5000F(5000系)の直通特急運用! 2024年2月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 きたーーーーー!!!!慌てて撮影したーーー!!!山陽電車5000Fの直通特急運用!!! 普段は三宮と姫路の間を往復するこの子 …
iPhoneフォト日記 宝の地図かな? と思って、近づいてみることはよくある。 2024年2月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 宝の地図かな? と思って、近づいてみることはよくある。 …
雑記 泳げ人間くん #140字小説 2024年2月17日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大脳辺縁系の発達で感情を持ち、大脳皮質の発達で五感や記憶、思考の水準が高まった。失敗から学べるようになった。 失敗を繰り返す人類は、やがて脳が退化を始めた。いつか羽の夢を見 …
iPhone/モバイル/PC/NET 人生で何度、靴ひもが解けていると言われたことがある? 2024年1月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 もう月末だ。年末にころんだ。そして1月13日にもころんだ。Apple Watchが転倒を検知して、緊急通報をしましょうか? と僕に聞いてき …
雑記 鼻毛、聞いてる? 2024年1月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 12月30日に転倒した。大転倒をした。転ぶとき、人は膝からいくのだなーと思いながらアスファルトに両膝をついた。勢いよく転がったので、気が付けば歩道の真ん中で仰向けになり、冬の空を …
ポイ活と資産運用 「eMAXIS全世界株式」と「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の違い。似ているけど手数料が違うのでご注意を! 2023年12月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ・eMAXIS全世界株式・eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) これ、名前は似ているけど別物ですから!同じ運用の仕 …
病気 2023年一日に平均10,000歩あるく生活、目標達成! 一日に10,000歩く生活で生じた血液検査の変化(デメリット) 2023年12月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 タイトルの通り。 2023年一日に平均10,000歩あるく生活、目標達成しました! まだ今年は残っていますが、のこりを …
ポイ活と資産運用 人類はポイ活とポイント運用でPayPayポイントを100万円分貯める(増やす)ことができるのかチャレンジ、目標達成♪ 2023年12月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ポイ活とポイント運用でPayPayポイントを100万円分貯める(増やす)ことができるのかチャレンジしてきましたが、2023年12月に達成す …
病気 2023年12月14日10時20分、新型コロナウイルス6回目のワクチン接種(記録) 2023年12月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2023年12月14日10時20分、新型コロナウイルス6回目のワクチン接種。 5回目に接種した際にお世話になった明石駅前のクリニック …
iPhoneフォト日記 明石公園のイチョウを眺めて。枯れた葉も秋を担っているのです(川柳) 2023年12月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 枯れた葉も秋を担っているのです そんな川柳を詠んだことがある。「枯れる」という言葉はネガティブな印象を与えがちだが、変化の象徴だ。そ …
iPhoneフォト日記 明石魚の棚の大漁旗、明石駅のコロッケうどん、兵庫県内最大のラクラショウ。2023/12/4のフォト日記。 2023年12月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 毎朝、9kmくらいのジョギングをする。今朝は朝霧駅から大蔵海岸を経て、魚の棚を抜けて戻ってくるコース。 大漁旗の通りは、まもなく、新 …
iPhoneフォト日記 2024年用手帳の最初に書いた言葉。 2023年11月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2024年に使う手帳を買った。 11月27日から使い始めることができるので、この手帳に書き記す方針を最初のページに記入する。 2024年は頑張ったことを可視 …
iPhoneフォト日記 司馬遼太郎『街道をゆく』の視点、小林修写真展。姫路文学館で写真家小林修さんと記念撮影、サインまでしていただいた! そして強く惹かれた小林さんの言葉。 2023年11月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 姫路文学館で開催されている司馬遼太郎生誕百年企画展「小林修写真展 司馬遼太郎『街道をゆく』の視点 -歩いた風土、見抜いた時代-」を鑑賞した …
iPhoneフォト日記 阪神タイガース日本一記念ラッピング電車8000系と1000系、そして山陽電車二代目ホワイトエンジェル3072編成に同じ日に奇跡的に出合ってしまったお話。 2023年11月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 阪神タイガースの38年ぶりの日本一を記念して、監督や選手たちでラッピングされた特別編成、阪神電車の8000系と1000系に偶然出合うことが …
川柳 [川柳鑑賞日記]山ひとつ越えると見えてくる虹だ/長谷川酔月 2026年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 幼少のころからずっと、海の街に暮らしている。だから時々、山あいの集落を訪れて稜線に沈む夕日を見ていると、こんなにも早く夜が来るのだと驚いて …
川柳 [川柳鑑賞日記]痛いのが飛んで行かない歳になり/住川ふみえ 2026年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 頸椎ヘルニアでリハビリに通い、コロナで重篤化して命を落としかけた四十代。すると先輩が言った。「五十代はもっとだぞ」「え?」- いろんなおま …
川柳 [川柳鑑賞日記]流れ星少しゆっくり流れてよ/竹村晴子 2026年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 山の斜面に仰向けになって、朝までずっと流れ星を数えていたことがある。「わぁ」とか「流れたっ」とか。僕たちは歓声をあげるばかりで、なに一つ願 …
川柳 [川柳鑑賞日記]あなたより一日先に逝くつもり/吉田佐知 2026年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 本当に人を愛しぬいた人だけがたどり着ける境地だと思う。先に逝きすぎるのも悲しい、先に逝かれるのも寂しい。だから一日だけ先に呼ばれて、意地悪 …
川柳 [川柳鑑賞日記]平凡が僕を自由にしてくれる/平松直樹 2026年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 僕はそのとき、腕時計やゴルフクラブを自慢しあう経営者たちの集まりにいて、どうにも窮屈で仕方がなかった。肩書きたちは、高い景色を競い合って僕 …
川柳 [川柳鑑賞日記]不器用な嘘を並べた見舞い客/池田豊子 2026年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 拙句に「神様はどこ 病室に嘘ばかり」がある。そう、どの病室にも優しい嘘が満ちているのだ。僕たちはそれを分かりながら、会話の表面をすべるよう …
川柳 [川柳鑑賞日記]生きている証に今日もゴミが出る/渡辺閑牛 2026年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 生きた証を刻みたいとロック歌手のように願ったことは、誰にだってあるだろう。でもなるほど、日々を過ごせばゴミは出る。その山を眺めるということ …
川柳 [川柳鑑賞日記]このポスト撤去と書かれ棒となる/田辺羽子 2026年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 1997年に37.1億件の取り扱いがあった年賀状も、今では7億件を下回ったそうだ。スマホやSNSで簡単につながることができるようになって、 …
川柳 [川柳鑑賞日記]後一度一から始めたいのです/吉田佐知 2026年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 下げる頭はチャンスをもらうためにある。失敗はあって当然。何度でも挑む人が好きだし、何度でも赦したいと思う。もちろん、ゆるすのは許されたいと …
川柳 [川柳鑑賞日記]タッチして下さい私咲いてます/辰巳和子 2026年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ここにいて咲いている自分という存在に、向いてくださいだと控え目すぎる。とはいえ、触れてくださいでは直接的すぎる。そこで「タッチ」という表現 …
川柳 [川柳鑑賞日記]ヒマワリの迷路に僕のひみつ基地/戸田わか子 2026年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 数えきれない太陽たちが僕のひみつ基地を覗く。高さに囲まれて、土と草の匂いのなかで覚えた緊張を、僕は今でも生々しく覚えている。蝉たちは太陽を …
川柳 [川柳鑑賞日記]ポケットに入れたつもりの秋がない/湊利隆 2026年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 物理的にはポケットは小さなものであるが、心の空洞は広く大きく寂しくて、さて、作者はどんな記憶を季節に流してしまったのだろう。ときは残酷に過 …
川柳 [川柳鑑賞日記]いい加減そんな私に窓がある/大高正和 2026年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 気負い過ぎるのでもなく、出鱈目に生きるのでもなく、適度に生きると光が差し込むのである。風が吹き込むのである。星が覗くのである。でも、どうだ …
川柳 [川柳鑑賞日記]平仮名であなたと書いた手の微熱/樋口美佐子 2026年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 想い人の名を呼んでみたり、呼び方を考えてみたり。3cmだけ近づく言葉でも、体温は一気に上昇する。もう過去形になってしまった火照りが手のひら …
川柳 [川柳鑑賞日記]また一つ石積み終えて明日を待つ/中野妙子 2026年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 急がず、誤魔化さず、今日を生きて、今日の高さに立つ。知人が「人生の後半を丁寧に生きたい」と話していたが、今日を生き切った証明を積み上げて、 …
川柳 [川柳鑑賞日記]神様に祈る言葉に嘘はない/川村やまと 2026年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母が大病を患って手術を受けることになった。待合室、僕は世界中の神さまに聞いて命の続きを願った。誰かを想う、誰かを祈る。そのとき、ひとはこん …
川柳 [川柳鑑賞日記]逃げ水を追うた ひとりが寂しくて/長島敏子 2025年11月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 生まれてからずっと明石に暮らしている。つまり、街のあちこちに残像があって、僕は以来、そしてこれからもずっと蜃気楼のように浮かぶ映像と生きて …
川柳 [川柳鑑賞日記]永らえて言えない事と言える事/こやまひろこ 2025年11月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「西端くんはSNSに何でも書くよね」と言われることがある。まさか。千切られた痛みや苦しみを綴ることはあっても、契られた甘い蜜の話は胸に閉じ …
川柳 [川柳鑑賞日記]句を詠めば子どもの頃の夢を見る/山本健一 2025年11月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 むかし流行った曲を聴くと、あの頃のにおいが一瞬でよみがえってくる。川柳を詠むことも同じ。あまく優しい風が待っているドアの向こうを訪れて、父 …
川柳 [川柳鑑賞日記]でも・だけど言葉飲み込み別の道/山尾ふたば 2025年11月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あ、しまった、また否定語から入ってしまったと相手の眉間の皺を見て気が付くことがある。追い風の前髪はどこにでもあるのに、それを遠ざけるような …
川柳 [川柳鑑賞日記]万の数知らない吾の歩数計/山辺和子 2025年11月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 万歩計なのに万の数を知らないという着目が楽しすぎた、こんな発見のできる視点を持ち合わせたいなあ、なんて、思わず自分も世界を注視してしまった …
川柳 [川柳鑑賞日記]犬の目で歩けば犬に恋をする/田辺与志魚 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 僕たちは僕たちの高さで世界を見てしまう。たとえば今日、土はどんな温度を携えて花を抱いていただろう。空はどんな色をして、雲を許していただろう …
川柳 [川柳鑑賞日記]旧姓に戻りましたと来るメール/谷口修平 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ただそれだけの事実、でも想像してしまう。どうしてそれを僕に伝えて来るのだろう、君には今、何が足りないのだろう。身勝手な空想にひとり、体温を …
川柳 [川柳鑑賞日記]帰省する孫に自慢の掲載紙/津倉てつや 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 コピーライターとして文章を書き、印刷屋として紙に軌跡を残す仕事をしている。三大発明のひとつが活版印刷だと言われるのは、つまり、僕たちは「残 …
川柳 [川柳鑑賞日記]秋彼岸化けて出るなと数珠を揉む/矢野野薫 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ふふ、と笑ってしまった。墓前に思慕を詠む句は多いが、作者には思い当たることがあり数珠を揉んだのである。何をしてしまったのだろう。清らかに生 …
川柳 [川柳鑑賞日記]ほの明かり潜んでないで出ておいで/西島とこ 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 希望という言葉をどんな表現に置き換えるか、置き換えないのか。僕たち詩人は試されている。さて、作者は、それを「ほの明かり」と表現した。擬人化 …
川柳 [川柳鑑賞日記]晩学の今は青春いろはにほ/朝岡えりか 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 晩学という言葉を青春という色で裏返しにしてしまう躍動、いろはにほと表現する軽やかさ。僕は詩に寒色を足してしまいがちなので、こんな句の姿勢に …
川柳 [川柳鑑賞日記]秘密裏の動きを月に覗かれる/関つね子 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 森の中にあるベンチ、見上げれば月。「ずっと」という約束を交わした青い日の記憶。瞳を閉じ合ってしばらくすると、秘密を知った月がすこしだけ、西 …
川柳 [川柳鑑賞日記]五欲まだ捨てる気はない風は初夏/辰巳和子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 禁欲に背を向ける宣言を初夏にする。追い風を身に纏って人間らしく生きられる人は本当に素敵だと思う。悟ったような顔をした大人には、僕はどうして …
川柳 [川柳鑑賞日記]約束が出来れば羽根が生えてくる/土方邦子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 僕は僕という人間にこれっぽっちも自信がなくて、誰かに誘われ、約束ができると居場所ができたようで嬉しくなる。ひとに与えられる約束はなんて安寧 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく 2015年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣 2015年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣 2014年12月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志 2014年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子 2014年10月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直 2014年10月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江 2014年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木 2014年9月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫 2014年8月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之 2014年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也 2014年5月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子 2014年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子 2014年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳 2014年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書) …
短歌鑑賞 穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人? 2014年4月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお 2014年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之 2014年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫 2014年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也 2014年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお 2014年1月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介 2014年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成) 2014年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之 2014年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大 2014年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子 2014年1月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之 2013年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり 2013年12月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …