川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
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貼らないカイロが貼るカイロになって、また貼らないカイロになる ~ホッカイロを開発した白元の経営破たん

2016年1月13日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
貼らないホッカイロという商品名を見て、それは普通のカイロのことだろうと思った。ああそうか、「貼るタイプ」が世に出回って、一周まわって「貼らな …
no image 業務日記

聞きたかったのはあなたがかつて勤めていた企業の看板ではなく

2016年1月12日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
年が明けてから新しい仕事のご依頼が殺到していて、これはだめだこれは落ち着いて考えようと通い慣れない「すたばぁ」なるお店で腰を据えたところ、や …
業務日記

運命共同体という船にいることを忘れるな

2016年1月12日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
地元の「えべっさん」に行く。 毎年、商売繁盛以外のいくつかを願うのだけれど、今年からはそれをやめた。自分の足で本気で動き出そうとしない人間の分までお願いするのは、神様にも酷だとい …
業務日記

感動を共有できない「プロ」であるならば、「発展途上」でありたいと願う

2016年1月10日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
何十回としている仕事なのだけれど、結果が出るまではいつも緊張する。不安があるから謙虚になれるのかもしれない。謙虚になれるから、結果が伴ったと …
雑記

ドラえもんのモノマネが加速する秦基博さんの「ひまわりの約束」

2016年1月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
秦基博さんのひまわりの約束がかかると、僕のドラえもんのモノマネは加速する。 ひまわりの約束 秦 基博価格: 250円 posted w …
情報

布ぞうり、あります ~足の筋肉強化と外反母趾の予防に効果のある草履

2016年1月8日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
明石のハローワーク近くのたばこ屋さん。店頭に「布ぞうり、あります」。 鼻緒のついた履物は、外反母趾の予防や足の筋肉の強化に効果 …
情報

レゴの人形たちのカタチをした氷が作れるらしい

2016年1月7日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
レゴの人形(ミニフィグ)の形をした氷をつくることのできる型があると教えていただいた。飲食店のちょっとした演出に面白そう。 Minifigure yellow ice cube …
情報

大吟醸と大洗浄は違う ~戦士たちの休息、おとこは音セレブを携えて個室トイレへと向かう

2016年1月6日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
トイレで見つけた「大洗浄」。大吟醸みたいな音の響きだなぁ。 先日、3つ並んだ個室トイレがすべて使用中になっていて、それぞれの部 …
音楽

今井美樹さんのPIECE OF MY WISH ~1991年の記憶、古ぼけたビルの空に

2016年1月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
紅白で今井美樹さんのPIECE OF MY WISHを聴いた。1991年に流行した曲。遠い昔のはずなのに、駅前の古ぼけたビルたちを見上げて笑 …
no image 業務日記

商売に勝ち負けを持ち込んではならない、商売とは生かされているということ

2016年1月2日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
商売っていうのは、生かされているということを知ることだ。与えて、与えて、与えて、そして見返りを求めない。気が付けばいつの間にか利益がついてく …
no image 雑記

文芸、川柳、短歌、マラソン、バンド、経営者、投資、政治、リーダー。2015年の色々。

2015年12月31日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
「料理なんて簡単だよ、自分は作ったことないけどね」「人材育成も含めたコンサルティングをしますよ、僕は誰も雇ってはいませんけども」 説得 …
no image 業務日記

プロ野球戦力外通告を見て ~生きていくことの厳しさ、厳しさの向こうにある温度

2015年12月30日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
一年の終わりにプロ野球戦力外通告を見て、生きていくことの厳しさを肝に銘じるようにしている。 プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達  …
no image 動画

愛される自撮り、媚びる自撮り、人それぞれの好み、ワンコだってする自撮り

2015年12月29日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
「自撮りをせっせとアップしてブランディングって言ってますけど、媚びてるようにしか見えないんですよね」と話すAさん。商売の本質とは何だろうと考 …
雑記

問)サボリにサボりまくっていた経理を真面目に行って立て替えていたお金がまとめて返ってくると、どうなるでしょう?

2015年12月28日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
答)財布が壊れそうになります。 あくまでも立て替えていたお金。これはこれですぐに次の支払いへと消えていくわけで。束の間のリッチ。 …
no image ブログ論

継続の背中にチカラは宿る ~ブログでは10年、ネット上では25年以上書き続けてきました

2015年12月27日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
中学校時代の同窓会が開かれたらしい(行かなかったけれど)。 うちの学区は幼稚園から中学校の卒業までメンバーの入れ替わりがなく、一学年1 …
no image 業務日記

優しさに見える残酷、残酷に見える優しさ

2015年12月26日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
ここ数年よく使うようになった言葉に「優しさに見える残酷、残酷に見える優しさ」というものがある。 こうしてあげた方が良いだろうと思って、なにかをして「あげる」。すると相手はそれ …
no image 動画

犬たちだって、おびえ、そして戦っている

2015年12月25日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
敵がどうだの、外部環境がどうだの、なんだかんだ言っても、自分のなかに幻想を見てはその言い訳をしているだけなのかもしれない。僕たちも犬たちも、いつも何かにおびえて生きている。  …
no image 同友会

川柳を通じて学ぶ、経営に生かす言葉のチカラ ~能見さんに感謝

2015年12月24日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
先日同友会で「川柳を通じて学ぶ、経営に生かす言葉のチカラ」というお題で発表したところ、こんなレポートを能見さんがまとめてくださっていた。準備 …
no image 情報

SDRとは ~人民元の取引時間を延長する中国の狙い

2015年12月23日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
人民元の取引時間が2016年から7時間延長されることになった。 中国人民銀行(中央銀行)は23日、上海外国為替市場での通貨・人民元の取 …
雑記

弥生会計のパッチへようこそ!

2015年12月22日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
弥生会計のパッチへようこそ! 「パッチ」という言葉だけを聞いて、ほとんどの人が思い浮かべるのは「あっちのパッチ」であって「こっちのパッチ」ではないような気がする。それ …
川柳鑑賞

ふらんす堂から出版された益岡茱萸(ますおかぐみ)俳句句集「汽水」を発注した!

2015年12月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
同じコピーライターである益岡茱萸(ますおかぐみ)さんの汽水(句集)を発注。 益岡茱萸さんは、コピーライターとして言葉を武器として広告業 …
no image 雑記

「共通」の価値、「自分にはこれがある」という旗を振ること

2015年12月15日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
新しい車が納車される、気分一新。 ずっと代車でお借りしていたスイフト君の乗り心地があまりに良かったので、複雑な気持ちになってしまう部分 …
業務日記

関西で商売をする人がチラシやポスターを制作するときに心がけてほしいこと

2015年12月14日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
一目でチラシの内容がわかってしまうことが良い場合とダメな場合とがある。 これとかオケのチラシではない感がある https://t.co …
no image 雑記

松山千春さんと鈴木宗男さんの関係に見る「信」と「恩義」と

2015年12月13日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
松山千春さんは鈴木宗男さんの無罪をずっと信じていたし、裁判で有罪が確定した後も、本人が無罪を主張し続ける限り「信じている」というスタンスだ。 …
no image 雑記

明石海苔の鍵庄さん川柳コンテスト、結果発表!

2015年12月12日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
明石海苔の鍵庄さんが行っている川柳コンテスト。今年もその特別審査員を務めさせていただいた。結果発表が行われているので是非ご覧になっていただきたい。 お弁当&川柳コンテスト 第 …
雑記

川柳に向かう姿勢、感謝の余韻

2015年12月11日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
父が亡くなったとき、自分でも納得のいく句をたくさん書くことができた。以来、句作に納得がいかなかったのは、それだけ心に触れることが少なかったということなのかもしれない。 生き方 …
雑記

川柳界の兄貴、加藤鰹さんにお会いしてきた!

2015年12月10日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
川柳の世界の、僕の兄貴分である加藤鰹さんにお会いしてきた。 手紙やメール、ネット上でのやりとりはあったものの、実際にお会いするのは今回がはじめて。川柳の世界では50代 …
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阪神百貨店のデパ地下における試食コーナー、店員さんとお客さんのコミュニケーション ~葛根湯以上恋人未満

2015年12月8日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
しばらく冷蔵庫に保管しておいた葛根湯を振らずに飲むと、最後にどろっとしたものが残ってしまう。どろっとした部分に薬効の主成分が残っていそうで、 …
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壊してしまったゴールドライタンのことを、サンタクロースに謝れないまま

2015年12月6日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
超合金のゴールドライタンを、子どもの頃、クリスマスプレゼントにもらった。 その手触りやギミックが楽しくて、夢中になって触り続けたのを覚 …
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日曜日よりも、土曜日の放課後の方が待ち遠しかった ~ご褒美を想像する

2015年12月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
日曜日よりも、土曜日の放課後の方が待ち遠しかった ―― この感覚は、同世代の人たちには共感していただけるのだけれど、完全週休二日制の時 …
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川柳

[川柳鑑賞日記]五欲まだ捨てる気はない風は初夏/辰巳和子

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
禁欲に背を向ける宣言を初夏にする。追い風を身に纏って人間らしく生きられる人は本当に素敵だと思う。悟ったような顔をした大人には、僕はどうして …
川柳

[川柳鑑賞日記]約束が出来れば羽根が生えてくる/土方邦子

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
僕は僕という人間にこれっぽっちも自信がなくて、誰かに誘われ、約束ができると居場所ができたようで嬉しくなる。ひとに与えられる約束はなんて安寧 …
川柳

[川柳鑑賞日記]夕焼けの余韻にひたる坂の街/澤田迪子

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
海が見える街を連想させる。「浸る」ではなく「ひたる」とひらがなにした優しさも「燃えるような赤」から「淡い群青」への移ろいを際立たせた。色彩 …
川柳

[川柳鑑賞日記]結局は父の背中を追っている/谷口修平

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
商いの苦労を知っていた父は「おまえたちには商売人になってほしくない」と僕ら兄弟に言い続けた。結局、自分も弟も、その背中に憧れてこの道を生き …
川柳

[川柳鑑賞日記]ソーラーパネル故郷の空に降らぬ星/樋口祐子

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
古来、詩には幾度も「故郷」や「星」が詠われてきた。その古典的な言葉と現代的な題材を並べることで、作者は時代への警鐘を鳴らした。七文字のカタ …
川柳

[川柳鑑賞日記]捨てなさい枯れてしまった薔薇なんて/山口早苗

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
美しさや価値は永遠ではないという無常感。戒めのようにも聞こえるが、一方で、記憶はまだ過去になりきっていないのではないかという執着のようにも …
川柳

[川柳鑑賞日記]逝きたいね傘のしずくを切るように/渡辺千代子

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
傘のしずくのごとく一瞬で消える魂、潔い死への憧れを詠む。この世の無常を思えば、僕たちの存在はまさに泡そのものであるのだが、なかなかどうして …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]八月の雨は首すじから濡れる/徳長怜

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
傘で防ぎきれない突然の雨。ただ、「防ぎきれない」のはなく「防がなかった」とドラマを読み解けば、雨に身をゆだねる身体的感覚が強調される。無防 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]見られてもいいことだけを書く日記/藤本美知恵

2025年7月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
ところで僕は、中学生のころからネット上で日記を公開し続けている。だからかどうか、自分だけが読むことを前提とした日記を書けないことに気が付い …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]「カワイイ」はフリーサイズの褒め言葉/妻木寿美代

2025年7月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
世界を拡張してくれる句だと思った。「かわいい」と伝えるのは、もしかすると相手によっては失礼なのではないかと躊躇してしまうことがある。ところ …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]花は葉にだけど手足の動く幸/山尾ふたば

2025年7月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
人生の旬はいつだったろうと、過ぎた青に目を瞑って考える。でもそれでは、いまこの瞬間が引き算の結果と決めてしまっているかのようだ。足りないも …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]そんなにも耐えたんだからもういいよ/内橋久代

2025年7月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
もう一度、信じてみよう。あと1分、待ってみよう。あと1cm、前へ行ってみよう…。いつからか、意地になってしまっている僕がいる。信念、なんて …
川柳

[川柳鑑賞日記]見守っていよう翼が乾くまで/朝岡えりか

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
うんと若かったころの話。当時付き合っていた彼女から別れの電話があった。「いやだぜったい、いやだよぜったい」。叫ぶようにして泣いた僕の声を、 …
川柳

[川柳鑑賞日記]沈丁の香に恋慕またよみがえる/小島松太

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
五感はいつかの時代にリンクしている。たとえば流行った音楽、たとえば学生街の食堂。僕はそうだ。五月のベンチの至近距離で、リンスの香りに魅了さ …
川柳

[川柳鑑賞日記]深掘りをすれば傷つく人がいる/藤本美知恵

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
孤独の部屋にいて、聞いてほしいと思うことがある。ただし傷つきやすい僕である。どうしてそうなったの、どうしてこうしなかったのと理由を問うこと …
川柳

[川柳鑑賞日記]亀さんは寝ている兎起こさない/川村やまと

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
これは真理であって、先にゴールを目指す僕たちは、自分の意思で寝てしまった兎を起こすような真似はしないのだ。でも、だから、考えてみた。僕が兎 …
川柳

[川柳鑑賞日記]補聴器を両手で受ける床屋さん/老沼正一

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
この句を読んで、僕は「そうかっ」と唸ってしまった。当然、耳が不自由でも髪は伸びるし、床屋に行く必要がある。装着したままでは不便がある散髪。 …
川柳

[川柳鑑賞日記]思案する手持ちカードの上がり方/土方邦子

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
カードの切り方ではなく、上がり方と作者は表現した。小心者の自分は、不安で仕方がない。この手札を出し、上がったと思ったら、まだその先には高い …
川柳

[川柳鑑賞日記]えいやーと5回となえて布団出る/徳永ひよこ

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
布団に暮らしたい。たとえば好きな本を抱えて、たとえばおいしいお菓子を持ち込んで、たとえば世界中の映画を再生して。でも叶わず、冬の朝はやって …
川柳

[川柳鑑賞日記]誘われて散歩に出ると日がさした/井上恵美子

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
闇の底に落ちたときでも、必ず、誰かが声をかけてくれる。自分の名を呼んでくれる。親はきっとそんな祈りをこめて僕たちに名を授けた。誘われるまま …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]曲がり角ばかり呼んでもいないのに/西村みなみ

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
ため息で汚れそうな曲がり角を、軽やかに表現する。もちろん、それぞれの角には傷も涙もあったのだろうが、その都度、骨は強くなっていったのだろう …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]許すこと覚えた声が丸くなる/原正吾

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
この世の中で一番難しいのは許すことなのではないかと思う。黒く赤く燃えた炎を消すことができず、僕の心はいつも虚しく汚い。それでも、いつか見返 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]すぐ消える昭和家族のシャボン玉/宮本緑

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
2025年は昭和100年に当たるそうだ。僕は昭和51年製のシャボン玉。父や母、弟や愛犬たちの記憶を閉じ込めて、屋根へゆっくりと昇る。父はり …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]教室の中で歪んでいく背骨/埜藤裕子

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
幼稚園児の頃の記憶。プランターの花はまっすぐに伸びて、チューリップの歌を何度も口ずさんだ。あの花は、横に並んだ色たちをうかがうこともなく、 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]お守りが事故車の中で揺れている/川人良種

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
加害者や被害者にも名前があって、誕生の際、親御さんはどんな祈りを込めてこの字を選んだのだろうと考えてしまう。その先の哀しい運命を浮かべるわ …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]コロナ禍とお別れをした駅ピアノ/山口早苗

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
封鎖されたピアノは寂しそうな顔をして待っていた。開かれることを、誰かが奏でてくれることを。下手な音符にピアノは微笑んで、得意なリズムにピア …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]迷ったらまた原点に戻ろうよ/八木田幸子

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
大阪梅田の地下迷宮で、僕はいつも人の海に溺れてしまう。前後左右、どこにいるのか、どこに行きたかったのか。迷ったら空を探すことだ。太陽は規則 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]胃カメラは知ってる君の気の弱さ/鈴木かおる

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
外の世界のあんなこんなで痛めつけてしまった内臓に、申し訳ないと思うことがある。悔しさに泣き、怒りに震え、強くなれなかったとき。胃は寄り添う …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]美しくそしてゆっくり老いる日々/竹部修清

2025年2月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
限られた字数の世界で、あえて「そして」という接続詞を用いることが、ふたつの理想を効果的に強調した。そう、美しく、そしてゆっくり老いていくこ …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]落丁のページは胸の奥にある/山下華子

2025年1月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
あの日からずっと続くはずだった物語。背中を見送った日の涙は笑い話にするけれど、破りとった一枚のページは、今も詩の源泉になっている。続編を妄 …
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短歌鑑賞

[短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく

2015年6月22日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣

2015年3月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣

2014年12月24日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志

2014年11月23日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子

2014年10月25日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
no image 短歌鑑賞

[短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直

2014年10月10日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江

2014年10月3日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木

2014年9月1日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫

2014年8月23日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之

2014年8月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也

2014年5月28日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子

2014年5月12日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子

2014年5月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳

2014年4月26日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書)  …
no image 短歌鑑賞

穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人?

2014年4月19日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお

2014年4月15日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之

2014年4月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫

2014年3月13日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也

2014年2月15日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
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[短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお

2014年1月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。  …
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[短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介

2014年1月12日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。  …
no image 短歌鑑賞

[短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成)

2014年1月10日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
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[短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之

2014年1月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
no image 短歌鑑賞

[短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大

2014年1月7日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
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[短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子

2014年1月2日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
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[短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之

2013年12月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
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[短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり

2013年12月16日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …
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