業務日記 神戸の前川企画印刷の中尾くんのブログ「売るのではなく選ばれる」 2014年9月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 社内でもブログでも、商売に大切なことは売るのではなく選ばれることだと何度も語り続けている。 商売を真摯に取り組むのは当たり前のこと。そ …
iPhone/モバイル/PC/NET Googleからの検索流入を増やすために零細企業を経営する僕が意識し続けている2つのこと 2014年9月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleの検索結果上位を狙っても、簡単に思い通りにはいかない。 かつてはSEOの業者に頼んで機械的に上位に表示させる方法も存在した …
動画 泣けた!思い出した!平均の数字で見る日本のクルマの一生の動画がとても良かった! 2014年9月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「ご主人さまたちのおかげでぼくはすてきな一生をおくることができました。ありがとう」 http://youtu.be/iXM9bUX6L …
業務日記 差別化を見せようとするよりも、差別化されたポイントに気付いてもらえるだろうというくらいの寝技のほうが 2014年9月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 パワーに自信があるのなら、相手の立ち技に自分も立ち技で挑めば良い。ただ、戦い方の美学にこだわるのか勝敗の結果に重きを置きたいのか、それによっ …
業務日記 商売人はエンターテイナーであるべきか ~経営者の当たり前はお客さんの当たり前ではない 2014年9月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「さすがは経営者同士だと話が早い!よくわかってくれる!」 そう感じることも多いのだけれど、それは味方をしてくれる場所を知っていて、自分 …
業務日記 三方よしの関係で「搾る」のではなく「永続」させる ~リストラなしの「年輪経営」/塚越寛 2014年9月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 目に見える商品も目に見ることのできないサービスも、より良い品質のものをお客さんに提供するために協力会社さんのチカラは必要不可欠だ。 神 …
業務日記 ビジネスの本流には「対価」、商売の根底には「恩義」が流れている ~時間という透明な椅子 2014年9月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 最終的には利益のために仕事をするのだけれど、仕事の姿勢としては利益のためであってはならない。利益は尻尾についてくるというのがうちの会社の考え …
業務日記 死んでいなければ、生きている。生きていれば、失敗する。失敗すれば、楽しいことが待っている。 2014年9月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 思い込みや先入観は、息を吸って吐くのと同じくらい当たり前に存在している。 その思い込みの理由に踏み込もうとする発想はいつも素晴らしいな …
雑記 何かが離れそうなときに捨てた執着、次に待っていてくれた活字の数々 2014年9月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 むかし、魚の嫌いだった僕も、いつかお酒を美味しいと思うようになってからは好んで食べるようになった。 必要なことは必要なタイミングで来る …
業務日記 0から1を生み出すことへの評価、1を徹底的に真似ることへの評価 2014年9月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 一人が踊り始める。すると少しずつ周囲の人たちも誘われるように踊り始めて、数分後にはそこがダンスパーティーの会場へと化していく動画。集団に楽し …
iPhone/モバイル/PC/NET 印刷会社らしくiPhone5s、iPhone6、iPhone6plusの大きさの違いをお伝えしてみる 2014年9月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しいiPhoneの発表された朝「買うの?」「何色?」「どのモデル?」というメールやお電話をいただくのがお約束になってきた。ガジェットの好き …
業務日記 9回の失敗を与えることはベンチワークで、10回目を祝福することはチームワーク 2014年9月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 情熱だとか知恵だとか努力だとか想いだとか、そんなものはこれっぽちも目には見えやしないし、「いいや、いつか必ず心に届くよ」なんてそれっぽいこと …
動画 ネコに優しい洗面台があってもいいよね ~ターゲットを決めた商品設計 2014年9月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ママチャリはお尻が痛くなりにくい構造であることを、ママチャリ以外の自転車を経験して初めて知った。軽自動車の多くは、乗り降りしやすい腰の高さに …
業務日記 販促とは知識を売るのではなく想像をすること ~いつか社長を辞める日の話 2014年9月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 デザインっていうのは手段だと思ってる。どれだけ優れたデザインで販促をかけたとしても、伝えられるのは雰囲気と期待だけ。「この人から買いたい」と …
同友会 中小企業家同友会の経営指針書作成セミナーに僕がどうしても参加したくなかった理由 2014年9月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 事業をしていくにあたって、事業計画書を作ることは重要だと思っている。人はぶれるし、感情の起伏でベクトルが変わってしまうようであってはならない …
業務日記 ブランディングに関する講演を聞くよりも、商店街を歩く人たちの話に耳を傾けてみること 2014年9月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 先日ブランディングに関する講演をしてほしいと依頼を受けた。 ブランドや企業の価値なんてものはお客様が決めるものだと思っているし …
同友会 同友会の仲間と過ごす深夜の時間、コンビニ前の猫は希望を見上げて 2014年9月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 同友会の青年部、仲間たちと深夜2時過ぎまで会議。 出し合うアイデアの向かう方向は「誰に、どうなってほしいか」。ターゲットを決めて、その …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木 2014年9月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
動画 くまモンミニ四駆は想像以上に質感が良かった ~実際に走らせた動画とクラッシュ音も(涙) 2014年8月31日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 くまモンミニ四駆は大人が少年に帰る最高の癒しアイテムだよねという記事を先日アップした。 ミニ四駆のくまモンバージョンは頑張る大人が少年 …
雑記 駐車場のおじさんとした約束に、僕はまるでメロスになったようだよ 2014年8月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ずっと続いている目の痒み、クシャミ。我慢出来なくて掻いてばかりいると、とうとう瞼が腫れてきてしまった。 土曜日の朝の眼医者さんは大人気。駐 …
業務日記 お金とひとは巡る。その流れと輪に在ることを感謝して、もう僕たちは、次の期を走り出している。 2014年8月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 6月末の期末に向かって数字作り、そこから決算書作り。税理士との打ち合わせを終えて、ようやく納付を終えることができた。決算に伴う一連の処理がす …
動画 懐かしくて優しい景色が音楽と詞でよみがえる、熊木杏里さんの歌声に昔へ運ばれる 2014年8月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 シンガーソングライター熊木杏里さんの歌声に惹かれて、最近はベストアルバムを聴きながら仕事をしていることが多い。ここで試聴できるので、まずはそ …
業務日記 コンサルの知識よりも「中小企業の経営者はカタカナが嫌い」という想像力を大事にしたい 2014年8月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 統計から未来を予測する技術も素晴らしいけれど、想像でひとの気持ちを読むことも否定されるようなことだとは思わない。 知識や情報を伝達する …
情報 料理好きで清潔感を求める人向けのギフトに喜ばれる「醤油差し」と「まな板」と 2014年8月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 THE 醤油差しというそのまんまの商品名。いまこれが飛ぶように売れているらしい。 最大の魅力は液だれしないということ。一般的な …
業務日記 突然社長が死んでしまうことを想定した中小企業の組織論 ~出来ることをやらない覚悟 2014年8月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 僕が小学生だった頃に父が発症して、医師からは「生きている人間の数値ではない」と言われたことを覚えている。眠れなくて布団をかぶると「死んで柩の …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫 2014年8月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
動画 ChageバンドMULTI MAXのDVDとWindy Roadの思い出 ~公園の坂を自転車で下りながら歌ったあの日 2014年8月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ChageさんバンドMULTI MAXのライブDVDが発売開始。 MULTI MAX CDショップ等での取り扱いはないということ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之 2014年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
業務日記 僕の考える販促の公式:創造+想像-(否定+卑下)=コンテンツ 2014年8月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 印刷は手段のひとつで、自分たちの担う役割はお客さんの商品やサービスをコンテンツとして世に広めていくことだと考えている。 明確な価値とし …
iPhone/モバイル/PC/NET タッチペンでiPhoneを操作できる三菱鉛筆のジェットストリームスタイラスを動画で公開! 2014年8月17日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 紙に引っかかることなくサラサラと書き進めていくことが出来ると定評のあるボールペン三菱鉛筆のジェットストリームにiPhoneやスマートフォンを …
川柳 [川柳鑑賞日記]犬の目で歩けば犬に恋をする/田辺与志魚 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 僕たちは僕たちの高さで世界を見てしまう。たとえば今日、土はどんな温度を携えて花を抱いていただろう。空はどんな色をして、雲を許していただろう …
川柳 [川柳鑑賞日記]旧姓に戻りましたと来るメール/谷口修平 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ただそれだけの事実、でも想像してしまう。どうしてそれを僕に伝えて来るのだろう、君には今、何が足りないのだろう。身勝手な空想にひとり、体温を …
川柳 [川柳鑑賞日記]帰省する孫に自慢の掲載紙/津倉てつや 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 コピーライターとして文章を書き、印刷屋として紙に軌跡を残す仕事をしている。三大発明のひとつが活版印刷だと言われるのは、つまり、僕たちは「残 …
川柳 [川柳鑑賞日記]秋彼岸化けて出るなと数珠を揉む/矢野野薫 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ふふ、と笑ってしまった。墓前に思慕を詠む句は多いが、作者には思い当たることがあり数珠を揉んだのである。何をしてしまったのだろう。清らかに生 …
川柳 [川柳鑑賞日記]ほの明かり潜んでないで出ておいで/西島とこ 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 希望という言葉をどんな表現に置き換えるか、置き換えないのか。僕たち詩人は試されている。さて、作者は、それを「ほの明かり」と表現した。擬人化 …
川柳 [川柳鑑賞日記]晩学の今は青春いろはにほ/朝岡えりか 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 晩学という言葉を青春という色で裏返しにしてしまう躍動、いろはにほと表現する軽やかさ。僕は詩に寒色を足してしまいがちなので、こんな句の姿勢に …
川柳 [川柳鑑賞日記]秘密裏の動きを月に覗かれる/関つね子 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 森の中にあるベンチ、見上げれば月。「ずっと」という約束を交わした青い日の記憶。瞳を閉じ合ってしばらくすると、秘密を知った月がすこしだけ、西 …
川柳 [川柳鑑賞日記]五欲まだ捨てる気はない風は初夏/辰巳和子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 禁欲に背を向ける宣言を初夏にする。追い風を身に纏って人間らしく生きられる人は本当に素敵だと思う。悟ったような顔をした大人には、僕はどうして …
川柳 [川柳鑑賞日記]約束が出来れば羽根が生えてくる/土方邦子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 僕は僕という人間にこれっぽっちも自信がなくて、誰かに誘われ、約束ができると居場所ができたようで嬉しくなる。ひとに与えられる約束はなんて安寧 …
川柳 [川柳鑑賞日記]夕焼けの余韻にひたる坂の街/澤田迪子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 海が見える街を連想させる。「浸る」ではなく「ひたる」とひらがなにした優しさも「燃えるような赤」から「淡い群青」への移ろいを際立たせた。色彩 …
川柳 [川柳鑑賞日記]結局は父の背中を追っている/谷口修平 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 商いの苦労を知っていた父は「おまえたちには商売人になってほしくない」と僕ら兄弟に言い続けた。結局、自分も弟も、その背中に憧れてこの道を生き …
川柳 [川柳鑑賞日記]ソーラーパネル故郷の空に降らぬ星/樋口祐子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 古来、詩には幾度も「故郷」や「星」が詠われてきた。その古典的な言葉と現代的な題材を並べることで、作者は時代への警鐘を鳴らした。七文字のカタ …
川柳 [川柳鑑賞日記]捨てなさい枯れてしまった薔薇なんて/山口早苗 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 美しさや価値は永遠ではないという無常感。戒めのようにも聞こえるが、一方で、記憶はまだ過去になりきっていないのではないかという執着のようにも …
川柳 [川柳鑑賞日記]逝きたいね傘のしずくを切るように/渡辺千代子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 傘のしずくのごとく一瞬で消える魂、潔い死への憧れを詠む。この世の無常を思えば、僕たちの存在はまさに泡そのものであるのだが、なかなかどうして …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]八月の雨は首すじから濡れる/徳長怜 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 傘で防ぎきれない突然の雨。ただ、「防ぎきれない」のはなく「防がなかった」とドラマを読み解けば、雨に身をゆだねる身体的感覚が強調される。無防 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]見られてもいいことだけを書く日記/藤本美知恵 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ところで僕は、中学生のころからネット上で日記を公開し続けている。だからかどうか、自分だけが読むことを前提とした日記を書けないことに気が付い …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]「カワイイ」はフリーサイズの褒め言葉/妻木寿美代 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 世界を拡張してくれる句だと思った。「かわいい」と伝えるのは、もしかすると相手によっては失礼なのではないかと躊躇してしまうことがある。ところ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]花は葉にだけど手足の動く幸/山尾ふたば 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 人生の旬はいつだったろうと、過ぎた青に目を瞑って考える。でもそれでは、いまこの瞬間が引き算の結果と決めてしまっているかのようだ。足りないも …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]そんなにも耐えたんだからもういいよ/内橋久代 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 もう一度、信じてみよう。あと1分、待ってみよう。あと1cm、前へ行ってみよう…。いつからか、意地になってしまっている僕がいる。信念、なんて …
川柳 [川柳鑑賞日記]見守っていよう翼が乾くまで/朝岡えりか 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 うんと若かったころの話。当時付き合っていた彼女から別れの電話があった。「いやだぜったい、いやだよぜったい」。叫ぶようにして泣いた僕の声を、 …
川柳 [川柳鑑賞日記]沈丁の香に恋慕またよみがえる/小島松太 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 五感はいつかの時代にリンクしている。たとえば流行った音楽、たとえば学生街の食堂。僕はそうだ。五月のベンチの至近距離で、リンスの香りに魅了さ …
川柳 [川柳鑑賞日記]深掘りをすれば傷つく人がいる/藤本美知恵 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 孤独の部屋にいて、聞いてほしいと思うことがある。ただし傷つきやすい僕である。どうしてそうなったの、どうしてこうしなかったのと理由を問うこと …
川柳 [川柳鑑賞日記]亀さんは寝ている兎起こさない/川村やまと 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 これは真理であって、先にゴールを目指す僕たちは、自分の意思で寝てしまった兎を起こすような真似はしないのだ。でも、だから、考えてみた。僕が兎 …
川柳 [川柳鑑賞日記]補聴器を両手で受ける床屋さん/老沼正一 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この句を読んで、僕は「そうかっ」と唸ってしまった。当然、耳が不自由でも髪は伸びるし、床屋に行く必要がある。装着したままでは不便がある散髪。 …
川柳 [川柳鑑賞日記]思案する手持ちカードの上がり方/土方邦子 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 カードの切り方ではなく、上がり方と作者は表現した。小心者の自分は、不安で仕方がない。この手札を出し、上がったと思ったら、まだその先には高い …
川柳 [川柳鑑賞日記]えいやーと5回となえて布団出る/徳永ひよこ 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 布団に暮らしたい。たとえば好きな本を抱えて、たとえばおいしいお菓子を持ち込んで、たとえば世界中の映画を再生して。でも叶わず、冬の朝はやって …
川柳 [川柳鑑賞日記]誘われて散歩に出ると日がさした/井上恵美子 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 闇の底に落ちたときでも、必ず、誰かが声をかけてくれる。自分の名を呼んでくれる。親はきっとそんな祈りをこめて僕たちに名を授けた。誘われるまま …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]曲がり角ばかり呼んでもいないのに/西村みなみ 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ため息で汚れそうな曲がり角を、軽やかに表現する。もちろん、それぞれの角には傷も涙もあったのだろうが、その都度、骨は強くなっていったのだろう …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]許すこと覚えた声が丸くなる/原正吾 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この世の中で一番難しいのは許すことなのではないかと思う。黒く赤く燃えた炎を消すことができず、僕の心はいつも虚しく汚い。それでも、いつか見返 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]すぐ消える昭和家族のシャボン玉/宮本緑 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2025年は昭和100年に当たるそうだ。僕は昭和51年製のシャボン玉。父や母、弟や愛犬たちの記憶を閉じ込めて、屋根へゆっくりと昇る。父はり …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく 2015年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣 2015年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣 2014年12月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志 2014年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子 2014年10月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直 2014年10月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江 2014年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木 2014年9月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫 2014年8月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之 2014年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也 2014年5月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子 2014年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子 2014年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳 2014年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書) …
短歌鑑賞 穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人? 2014年4月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお 2014年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之 2014年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫 2014年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也 2014年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお 2014年1月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介 2014年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成) 2014年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之 2014年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大 2014年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子 2014年1月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之 2013年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり 2013年12月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …