雑記 ゴールから逆算する、今日の歩幅。 2010年3月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 東野圭吾さんの「赤い指」「容疑者xの献身」「使命と魂のリミット」、それぞれ読了。どれも、面白すぎ。いろんな伏線があって、それが一気に繋がった瞬間、うわぁっと声が出る。これで、文庫に …
雑記 逝ってしまっても、9つの魂は。 2010年3月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 父と母と弟と自分と。ジュリーとあさろうた、ぷーすけとぺぺ、そしてじゅにあ。4人と5匹。9つの魂のうち、5つはもう、向こうの世界にいってしまった。でも、今も昔も、変わらないままの温度 …
雑記 26歳で明石市議会選挙に立とうとする君へ。 2010年2月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 土曜日朝、明石市を横断する片道ジョギング(帰りは山陽電車)。駅名でいうところの、大蔵谷駅から西二見駅まで。これくらいの距離なら、もう、比較的楽に走れるようになってきた。道中、次の明 …
雑記 選ばれることに感謝を、与えられることに感動を。 2010年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 岡山では、2年ぶりの友人との再会を楽しんできました。これから、春の挙式に向けて忙しくなるそう。幸せに、そして、高い志を抱きながら頑張っている …
雑記 鬼を退治にやってきました。 2010年2月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 鬼を退治に岡山へやってきました。ただいま、岡山駅前のネットカフェからblogを更新中。ネットカフェ、すごいですね。シャワーも使えるし、毛布もある。ケータイの充電器も貸してくれるし、 …
雑記 夜中の神戸中央郵便局。 2010年2月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夜中でも受け付けてくれる神戸中央郵便局。一日でも早くお届けしたいブロガー名刺は、いつもこの場所からお送りしています。今日の名刺も、また、素敵な出会いにつながりますように。 …
雑記 25kmのジョギングを終えて、身体と心に起こる変化。 2010年2月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自宅(大蔵谷)から山陽電鉄高砂駅まで、25kmのジョギングに挑戦してきました。 走り終えて半日経つ今でも、激しい筋肉痛。座った状態から起きあ …
雑記 5km未来のジブンニマカセヨ。 2010年2月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 イライラ、モヤモヤ。愚痴はなかなかこぼせない。汗をかいた未来に、明日のことを考えよう。花が咲くのを待っている。それだけが、答えだな。 …
雑記 日本酒呑語会に参加、飲んで語って笑って食べて。 2010年2月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 桶下さんプロデュースの日本酒呑語会に参加。経営者の方々が持ち寄った、貴重な日本酒の数々を美味しくたくさんいただきました。お酒の入った温度だか …
雑記 「よその会社と比べて、うちは」 - と、言わずに行う効果的な広告手法とは。 2010年1月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 仕事の内容も活動範囲も、広がりを見せています。様々な方からお声をかけていただけるようになってきて、おかげさまで、充実した忙しい毎日を過ごして …
雑記 僕の目の前にいる人の時給は、いくらなのだろう。 2010年1月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 仕事中の誰かの1時間を割くということは、その人の時給に相当するだけの何かを提供出来る自分でなくちゃいけないってことなんだよね。それを体感して …
雑記 こんな時代に、手書きで伝えた僕たちの一生懸命を。 2010年1月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 神戸・前川企画印刷の新しい商品のご紹介です。手書き・ぬくもり オリジナルレター会話の生まれるツール作りをご提案し続けていますが、ここ最近は …
雑記 明石に実在するオカマのワンコ。 2010年1月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 愛犬じゅにあ。----まるで女子高生のようなスカートがお気に入り。ご機嫌にカメラ目線です。 …
雑記 夢は声に出したら目標に変わる ― 毎日の逆算。 2010年1月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 正確には数えていないけれど、2009年は多分、200冊以上の本を読んだ。特にビジネス書や自己啓発本と呼ばれるものを多読してきたが、それらから …
雑記 コミュニケーションの多様化する時代に - 僕が誰かを遠ざける理由。 2010年1月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 インターネットが一般になる前、まだパソコン通信と呼ばれていた頃に、僕はBBSやCHATを通じて、大人の世界を覗くのが大好きだった。「あー、あ …
雑記 単なる偶然で一喜一憂することのないように。 2010年1月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 1月4日、前川企画印刷は今日から通常通りの業務を再開します。不況という言葉に縛られている世の中が続く限りは、様々なチャンスが次から次へとやってきます。このタイミングだけは、絶対逃し …
雑記 2009年を振り返って - 失ったカタチ、得たココロ。 2009年12月31日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さて、12月31日。今日の夜は、関ジャニ∞のカウントダウンコンサートに行ってきます。女の子ばかりの中に、おっさんが交じると、「え、ダフ屋?」 …
雑記 僕は誰とでも仲良くすることの出来る高校生だった。 2009年12月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 久々の長距離ジョギングで、自宅(大蔵谷)と母校(明石城西高校)を往復。途中、岩井寿商店の天使から、コーヒーを差し入れていただいた。感謝。この …
雑記 抗がん剤治療の先のクリスマスケーキ。 2009年12月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 兄と呼ぶ、叔父を囲んで。ずっと、明石に住んでいてくれたらいいのに。きっと、病気は、もっと良くなるよ。抗がん剤治療を終えて、クリスマス。「来年はサンタを頼むよ」僕からのお願いに「わか …
雑記 神戸のコピーライターさんに相談してみよ、そんな、beforeとafter。 2009年12月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 いつも「食わねば」だとか「加齢臭」だとか、バカなことばかり書いているので、時々は、真面目なこともお伝えしたくなります。西端が、仕事やセミナー …
雑記 手のひらに癒しを閉じ込めて。 2009年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 千と千尋の神隠し、DVDを購入。来年は移動の多い一年にするつもり。そこに、うちの会社の次の展開のヒントがあります。移動の合間の癒し。iPhoneに閉じ込める作業をして、この時間を過 …
雑記 セミナーという言葉が麻薬になって、価値を下げている。 2009年12月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 セミナーには受動型、能動(参加)型の2種類がある。参加型セミナーの価値を計るには、講師の質問力を見ることも一つ。うちのメンバーがセミナーに参 …
雑記 100回泣いたら、優しくなれるらしい ― そうだ、本屋へ行こう。 2009年12月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 100回泣いたら、優しくなれるらしい ― そうだ、本屋へ行こう。神戸は板宿駅前、井戸書店の森さんとランチ。お店に、一人でも多くの方に足をお運 …
雑記 前川企画印刷のCSR活動(犬のためにバージョン) 2009年12月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 保健所で、犬たちとした約束があります。だから僕は、一生懸命会社を守りながら、そして、犬たちの命を助けるための活動をしていきます。環境や自然破 …
雑記 今夜、時価3万円の男になる。 2009年12月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 最高級神戸牛にて、今夜はすき焼き。勿論いただきものです、有難うございます。 …
雑記 生きるための必死、生かされるための必死。 2009年12月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 月初め恒例のハガキ(川柳)の山との戦い。肩こり必至です。12月は、冊子制作の仕事がてんこ盛り。その他また、他の会社さんのキャンペーンにタイアップする企画などもあり、忙しさが加速しつ …
雑記 飛行機の悪夢から僕を救ってくれたのは、そして師走の。 2009年12月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 以来、すっかり白熊が恋しくて困る。空港での緊張感も、飛行機での吐き気も。全部癒してくれた、白熊。今となっては、時間に追われながら食べたあのボ …
雑記 魚にもある寝起き、うちのコリドラス。 2009年12月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真っ暗な部屋に帰宅。明かりをつけた直後の水槽では、まだ魚たちも寝ぼけ顔。こんな風に全身の体色が薄くなっています。しばらくしてエサをあげると、元気にパクついてきて。そうしてしばし、僕 …
雑記 生意気と言われようと若いと言われようと。 2009年12月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 それなりに飲み会では必死。名前を覚え、覚えられるための。どんな話題を、じゃない。どれだけ名前を呼び、呼ばれたか。僕は大事なことだと思う。経営を通じての社会貢献。僕は環境に対してでは …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]曲がり角ばかり呼んでもいないのに/西村みなみ 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ため息で汚れそうな曲がり角を、軽やかに表現する。もちろん、それぞれの角には傷も涙もあったのだろうが、その都度、骨は強くなっていったのだろう …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]許すこと覚えた声が丸くなる/原正吾 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この世の中で一番難しいのは許すことなのではないかと思う。黒く赤く燃えた炎を消すことができず、僕の心はいつも虚しく汚い。それでも、いつか見返 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]すぐ消える昭和家族のシャボン玉/宮本緑 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2025年は昭和100年に当たるそうだ。僕は昭和51年製のシャボン玉。父や母、弟や愛犬たちの記憶を閉じ込めて、屋根へゆっくりと昇る。父はり …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]教室の中で歪んでいく背骨/埜藤裕子 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 幼稚園児の頃の記憶。プランターの花はまっすぐに伸びて、チューリップの歌を何度も口ずさんだ。あの花は、横に並んだ色たちをうかがうこともなく、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]お守りが事故車の中で揺れている/川人良種 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 加害者や被害者にも名前があって、誕生の際、親御さんはどんな祈りを込めてこの字を選んだのだろうと考えてしまう。その先の哀しい運命を浮かべるわ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]コロナ禍とお別れをした駅ピアノ/山口早苗 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 封鎖されたピアノは寂しそうな顔をして待っていた。開かれることを、誰かが奏でてくれることを。下手な音符にピアノは微笑んで、得意なリズムにピア …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]迷ったらまた原点に戻ろうよ/八木田幸子 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大阪梅田の地下迷宮で、僕はいつも人の海に溺れてしまう。前後左右、どこにいるのか、どこに行きたかったのか。迷ったら空を探すことだ。太陽は規則 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]胃カメラは知ってる君の気の弱さ/鈴木かおる 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 外の世界のあんなこんなで痛めつけてしまった内臓に、申し訳ないと思うことがある。悔しさに泣き、怒りに震え、強くなれなかったとき。胃は寄り添う …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]美しくそしてゆっくり老いる日々/竹部修清 2025年2月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 限られた字数の世界で、あえて「そして」という接続詞を用いることが、ふたつの理想を効果的に強調した。そう、美しく、そしてゆっくり老いていくこ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]落丁のページは胸の奥にある/山下華子 2025年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あの日からずっと続くはずだった物語。背中を見送った日の涙は笑い話にするけれど、破りとった一枚のページは、今も詩の源泉になっている。続編を妄 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]傘マーク 鼻歌になる雨蛙/長崎瑞竹 2025年1月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 デートの日、悪友はいつも雨を待ち望んでいた。曰く「50センチの距離に近づけるから」とのこと。僕は当然、てるてる坊主で意地悪をした。晴れるこ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]夕焼けを鞄につめた夜が来る/遠藤より子 2025年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 胸に迫るあの情景を、鞄につめこんでしまう。そんな夜はいったい、どんな語らいがふくらむのだろう。「生かされている」と謙虚に思う姿勢も良い。た …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]地に落ちてじっと季を待つこぼれ種/井上高島 2025年1月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 谷川俊太郎さんは、いつもどこかで朝が始まっていると言った。どこか終焉を感じさせる「夕陽」や「散る」という言葉も、始まりにつながっていく序章 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]蛇行して一人前の川になる/平松直樹 2024年12月31日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 今僕のいるこの場所がはたしてまっすぐなのかどうかは分からないけれど、振り返れば、うんと右に在り、左にいては怒られ、呆れられるような日々があ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]青春の甘いあの日ももう更地/新貝里々子 2024年12月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 初夏の月に見守られてふたつの影をひとつにした公園のベンチ。今はもう撤去されて、その前を小さな子どもたちが走り回っている。あの日よりうんと伸 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]廃屋の窓辺に鳴らぬオルゴール/川村やまと 2024年11月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 オルゴールを囲んだのは、愛だっただろうか団らんだっただろうか。もう、その温かい光景には及ばず、廃屋のオルゴールは窓の外を眺めて余生を過ごし …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]甘えてもいいかと聞けばいいと猫/吉田佐知 2024年11月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 動物たちはけっして言葉を話すわけではないけれど、その分、いつも温かな空気になって部屋をやわらかくしてくれる。 あさろうたをクッション …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]鉛筆を静かに研いでいる夜更け/倉本智子 2024年11月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明け方の静寂に、今ここは僕の世界だと思うことがある。走り出したくなる衝動が湧いて、朝は決意に満ちた時間だ。今日という日を描いていく強い覚悟 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]太陽と風に会いたい水中花/中村優実子 2024年11月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ああそうか、と思った。コップの中でひとを和ませる造花や鳥、魚などの玩具たちは、透き通る内側にいても、けっして太陽には触れず、風を聞かない場 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]アンテナを真っ直ぐ立てて生きている/倉本智子 2024年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 噂話だったり悪口だったり。負を帯びた話に目も耳も向ける必要はないのに、右へ左へ、僕のアンテナは無限に受信を続けようとする。澄んだ水を受けれ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]浪費している人生の砂時計/とがみかつすけ 2024年10月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たとえば18歳だったころを思い出してみる。部活動に勤しみ、受験勉強に苦しみ、恋を追いかけては切なさを知った青春時代。さて、では、はたして、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]ラの音に包まれている五月晴れ/戸田わか子 2024年9月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 元々は梅雨の晴れ間のことを五月晴れと呼んだが、今は五月の晴天をそう呼ぶこともすっかり定着した。言葉の使い方は変化していくが、こぼれるような …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]燃える恋出来ぬ哀しき雪女/みぎわはな 2024年8月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 情熱的な恋のできない雪女の悲哀を詠んだユニークな句。熱を帯びた感情を持ってしまえば、彼女の命は一瞬で潰えてしまう。つまり、冷凍庫のなかで愛 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]君だけのたったひとつになりにゆく/末盛ひかる 2024年7月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この句の下五が「なりたくて」だと、ただの願望になってしまい、動かない位置から君に憧れているだけの様子を詠うものになってしまう。語尾を「なり …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]そして子は飛び立つ母の滑走路/辰巳和子 2024年7月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 松山千春さんが歌う『生命』という曲の中に、「この子の人生を見届けられるなら最後まで見守ってあげたいと思うね」という一節がある。そう願うも、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]藤棚の下で待とうか待たそうか/新貝里々子 2024年7月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 妖艶にひとを魅了する蔓性の藤は、何かに絡んで成長をしていく。この句は、ひとは誰かにもたれて生きていく生き物であることへの暗喩なのかもしれな …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]カラフルな爪で三つ指つかれても/三好春美 2024年6月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三つ指。 辞書には「親指、人差し指、中指の3本の指を床について、ていねいに礼をすること」と書いてある。家庭内の軽い挨拶の意味ではない …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]最後までひとり芝居を演じ切る/上田ひとみ 2024年6月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 小さな会社を経営して20年近くになる。会合やお付き合いの席で見せる顔は仮面のそれ。どんな脚本の中にいて、今、自分はどんなキャストを演じてい …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]星巡る楽観してもしなくても/赤井花城 2024年5月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 軽やかに生きている人たちは決断が早い。僕はそんな憧れたちの存在を、いつも足踏みしながら眺めている。夜は長く、やがて朝が来たら動かなければな …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]不器用な口でもロマン持っている/石田酎 2024年5月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 愛を語らないからといって、愛を持たないわけでない。むしろ、秘めたる情熱ほど燃え上がりやすいような気もする。はて、ということは、饒舌にロマン …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく 2015年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣 2015年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣 2014年12月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志 2014年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子 2014年10月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直 2014年10月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江 2014年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木 2014年9月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫 2014年8月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之 2014年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也 2014年5月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子 2014年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子 2014年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳 2014年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書) …
短歌鑑賞 穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人? 2014年4月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお 2014年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之 2014年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫 2014年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也 2014年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお 2014年1月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介 2014年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成) 2014年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之 2014年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大 2014年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子 2014年1月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之 2013年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり 2013年12月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …