雑記 弥生会計のパッチへようこそ! 2015年12月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 弥生会計のパッチへようこそ! 「パッチ」という言葉だけを聞いて、ほとんどの人が思い浮かべるのは「あっちのパッチ」であって「こっちのパッチ」ではないような気がする。それ …
川柳鑑賞 ふらんす堂から出版された益岡茱萸(ますおかぐみ)俳句句集「汽水」を発注した! 2015年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 同じコピーライターである益岡茱萸(ますおかぐみ)さんの汽水(句集)を発注。 益岡茱萸さんは、コピーライターとして言葉を武器として広告業 …
雑記 「共通」の価値、「自分にはこれがある」という旗を振ること 2015年12月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい車が納車される、気分一新。 ずっと代車でお借りしていたスイフト君の乗り心地があまりに良かったので、複雑な気持ちになってしまう部分 …
業務日記 関西で商売をする人がチラシやポスターを制作するときに心がけてほしいこと 2015年12月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 一目でチラシの内容がわかってしまうことが良い場合とダメな場合とがある。 これとかオケのチラシではない感がある https://t.co …
雑記 松山千春さんと鈴木宗男さんの関係に見る「信」と「恩義」と 2015年12月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 松山千春さんは鈴木宗男さんの無罪をずっと信じていたし、裁判で有罪が確定した後も、本人が無罪を主張し続ける限り「信じている」というスタンスだ。 …
雑記 明石海苔の鍵庄さん川柳コンテスト、結果発表! 2015年12月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明石海苔の鍵庄さんが行っている川柳コンテスト。今年もその特別審査員を務めさせていただいた。結果発表が行われているので是非ご覧になっていただきたい。 お弁当&川柳コンテスト 第 …
雑記 川柳に向かう姿勢、感謝の余韻 2015年12月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 父が亡くなったとき、自分でも納得のいく句をたくさん書くことができた。以来、句作に納得がいかなかったのは、それだけ心に触れることが少なかったということなのかもしれない。 生き方 …
雑記 川柳界の兄貴、加藤鰹さんにお会いしてきた! 2015年12月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 川柳の世界の、僕の兄貴分である加藤鰹さんにお会いしてきた。 手紙やメール、ネット上でのやりとりはあったものの、実際にお会いするのは今回がはじめて。川柳の世界では50代 …
業務日記 阪神百貨店のデパ地下における試食コーナー、店員さんとお客さんのコミュニケーション ~葛根湯以上恋人未満 2015年12月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 しばらく冷蔵庫に保管しておいた葛根湯を振らずに飲むと、最後にどろっとしたものが残ってしまう。どろっとした部分に薬効の主成分が残っていそうで、 …
雑記 壊してしまったゴールドライタンのことを、サンタクロースに謝れないまま 2015年12月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 超合金のゴールドライタンを、子どもの頃、クリスマスプレゼントにもらった。 その手触りやギミックが楽しくて、夢中になって触り続けたのを覚 …
雑記 日曜日よりも、土曜日の放課後の方が待ち遠しかった ~ご褒美を想像する 2015年12月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 日曜日よりも、土曜日の放課後の方が待ち遠しかった ―― この感覚は、同世代の人たちには共感していただけるのだけれど、完全週休二日制の時 …
業務日記 咄嗟に出るひと言、一瞬で伝わる人の本質 2015年12月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 名言のようないいことは、落ち着いたときに考えて書ける。一方で言動は咄嗟に出る、出さなくちゃいけない。その違い。一瞬に人の本質が出る。一瞬で人の本質は見透かされる。一瞬の価値を忘れて …
情報 ETC車割引はETC車載器がなくてもETCカードを料金所で手渡すだけで適用されるのか? 2015年12月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「ETC車割引はETC車載器がなくてもETCカードを料金所で手渡すだけで適用されるのか?」 ↓ ↓ ↓ 適用されません。 たと …
業務日記 商売の心得 ~下心は見透かされる、遊び心はワクワクする 2015年12月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 チョロQ zero あぶない刑事 Z06 レパード XS-II(紺)ですって。欲しいよね。たとえば車を取り扱う仕事をしている人たちは、こうい …
業務日記 早く始めて失敗をたくさんする ~時間とお金を投資したか評価する給与面談 2015年11月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 水木しげるさんが亡くなって、水木さんの幸福の七か条というものが出回るようになった。そのなかにある「怠け者になりなさい」について、「あくせくと …
業務日記 ブロガー名刺という商品を開発した狙い ~あえて期待値を下げる中小零細企業の広報戦略 2015年11月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 7年乗った車とお別れしてきたことは先日書いた。 愛車と過ごした7年とお別れの一日と | 川柳をこよなく愛する明石のタコ 新しい車 …
同友会 「離婚した理由はDVです」と伝え続けるブランディング 2015年11月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「離婚した理由はDVですって言っておけば、おっさんどもは釣られてくれますよ、それもブランディングです」という強烈な闇を見た。生きていく方法も …
雑記 愛車と過ごした7年とお別れの一日と 2015年11月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 7年間走り続けてくれた愛車とお別れしてきた。 12万5千キロ。この距離の半分以上はお叱りとご指導をいただくためのものだった。残りの距離は、それでもチャンスを与えてくださる方々 …
業務日記 野菜炒めと白いケーキと神戸の販促と 〜商売人であればこそ 2015年11月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 野菜炒めの住宅街を抜けて、次の約束へ急ぐ。 会社をやり始めて間もない頃は色んなことを考えた。「お客さんから自分の名前で呼ばれるようになろう …
業務日記 嫌なことは明示し続ける 〜経営者には人それぞれの悩みがある 2015年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 昨日のブログで悩んでいることを打ち明けたら、たくさんの方からコメントやメッセージ、電話をいただいた。感謝。悩みのない経営者なんていない。人間 …
業務日記 社長として会社に留まり続けるかどうかは年明けの1月末までに判断することにした 2015年11月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 週間天気予報の未来に冬の予感が待っている。 毎朝ジョギングをするときの僕は、11月も下旬になった今でも猛暑日の頃と同じ恰好で、さて、ど …
業務日記 「客単価を上げる」と「客単価が上がる」の小さな違いにある、大きな違い 2015年11月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 商売には「客単価」という言葉があって、お店や会社に使ってくれるお客さん一人当たりの金額が大きければ大きいほど有り難いのは言わずもがなだ。 …
雑記 泣きたくなるくらいに、思い出と想像は自由だ ~ロープウェイのゴンドラへの物欲と 2015年11月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トミーテック ロープウェイ 1/150(Nゲージスケール) 鉄道模型 (N7076)への物欲。ゴンドラはゆっくりと登り・下りを自動的に繰り返 …
業務日記 上から目線になってしまえば誰も寄り付かなくなる ~会うことのできない人ばかりが増えて 2015年11月17日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 知識を売る仕事だから舐められてはいけないと、必要以上に「上から」目線になってしまえば誰も寄り付かなくなってしまう。 肩書きや環境は人を …
業務日記 主張はいつも誰かの対岸にある 2015年11月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「わかる、そういう人いますよね」という同調のコメントを引き出してしまうような言動は慎むべきなんだろう。たとえそれが正論であって正義であっても、場が乱れてしまえば攻撃的な空気に満ちる …
情報 自動三角折機能付トイレットペーパーホルダー「おりふじ」は、開発した会社の名前もユニークで素敵! 2015年11月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ふるさと納税について調べていて、長野県岡谷市の御礼品として自動三角折機能付トイレットペーパーホルダーの「おりふじ」という商品があることを知っ …
雑記 祈 2015年11月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 1889年に建造されて以来、一度も灯りを落とすことのなかったパリのエッフェル塔が、2015.11.13フランス同時テロで亡くなった方を悼んで消灯されているらしい。 J …
動画 平日のサービスエリアで仕事をすることのメリット 2015年11月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トミカ 068 郵便車 (箱)を買った。 車の好みは人それぞれ、僕は食パン型のクルマを愛してやまない。いざとなればそこで眠る(生活する …
同友会 憧れの箱、来春の同友会卒業例会に向けて 2015年11月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 来春の同友会青年部、卒業例会会場であるチキンジョージさんで打ち合わせ。音楽をやる人間にとって憧れの箱のひとつ。卒業にふさわしい演出と進行を考えなければいけないのに、自分が演奏してい …
業務日記 クライアントという言葉を「お客さん」と言い換える効果 2015年11月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 零細企業や小さなお店の方を対象とした講演会。コンサルの方の話を聞いた人のひと言が全てだなぁと感じた。「カタカナばかりで、病名かと思いました」 …
川柳 [川柳鑑賞日記]犬の目で歩けば犬に恋をする/田辺与志魚 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 僕たちは僕たちの高さで世界を見てしまう。たとえば今日、土はどんな温度を携えて花を抱いていただろう。空はどんな色をして、雲を許していただろう …
川柳 [川柳鑑賞日記]旧姓に戻りましたと来るメール/谷口修平 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ただそれだけの事実、でも想像してしまう。どうしてそれを僕に伝えて来るのだろう、君には今、何が足りないのだろう。身勝手な空想にひとり、体温を …
川柳 [川柳鑑賞日記]帰省する孫に自慢の掲載紙/津倉てつや 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 コピーライターとして文章を書き、印刷屋として紙に軌跡を残す仕事をしている。三大発明のひとつが活版印刷だと言われるのは、つまり、僕たちは「残 …
川柳 [川柳鑑賞日記]秋彼岸化けて出るなと数珠を揉む/矢野野薫 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ふふ、と笑ってしまった。墓前に思慕を詠む句は多いが、作者には思い当たることがあり数珠を揉んだのである。何をしてしまったのだろう。清らかに生 …
川柳 [川柳鑑賞日記]ほの明かり潜んでないで出ておいで/西島とこ 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 希望という言葉をどんな表現に置き換えるか、置き換えないのか。僕たち詩人は試されている。さて、作者は、それを「ほの明かり」と表現した。擬人化 …
川柳 [川柳鑑賞日記]晩学の今は青春いろはにほ/朝岡えりか 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 晩学という言葉を青春という色で裏返しにしてしまう躍動、いろはにほと表現する軽やかさ。僕は詩に寒色を足してしまいがちなので、こんな句の姿勢に …
川柳 [川柳鑑賞日記]秘密裏の動きを月に覗かれる/関つね子 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 森の中にあるベンチ、見上げれば月。「ずっと」という約束を交わした青い日の記憶。瞳を閉じ合ってしばらくすると、秘密を知った月がすこしだけ、西 …
川柳 [川柳鑑賞日記]五欲まだ捨てる気はない風は初夏/辰巳和子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 禁欲に背を向ける宣言を初夏にする。追い風を身に纏って人間らしく生きられる人は本当に素敵だと思う。悟ったような顔をした大人には、僕はどうして …
川柳 [川柳鑑賞日記]約束が出来れば羽根が生えてくる/土方邦子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 僕は僕という人間にこれっぽっちも自信がなくて、誰かに誘われ、約束ができると居場所ができたようで嬉しくなる。ひとに与えられる約束はなんて安寧 …
川柳 [川柳鑑賞日記]夕焼けの余韻にひたる坂の街/澤田迪子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 海が見える街を連想させる。「浸る」ではなく「ひたる」とひらがなにした優しさも「燃えるような赤」から「淡い群青」への移ろいを際立たせた。色彩 …
川柳 [川柳鑑賞日記]結局は父の背中を追っている/谷口修平 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 商いの苦労を知っていた父は「おまえたちには商売人になってほしくない」と僕ら兄弟に言い続けた。結局、自分も弟も、その背中に憧れてこの道を生き …
川柳 [川柳鑑賞日記]ソーラーパネル故郷の空に降らぬ星/樋口祐子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 古来、詩には幾度も「故郷」や「星」が詠われてきた。その古典的な言葉と現代的な題材を並べることで、作者は時代への警鐘を鳴らした。七文字のカタ …
川柳 [川柳鑑賞日記]捨てなさい枯れてしまった薔薇なんて/山口早苗 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 美しさや価値は永遠ではないという無常感。戒めのようにも聞こえるが、一方で、記憶はまだ過去になりきっていないのではないかという執着のようにも …
川柳 [川柳鑑賞日記]逝きたいね傘のしずくを切るように/渡辺千代子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 傘のしずくのごとく一瞬で消える魂、潔い死への憧れを詠む。この世の無常を思えば、僕たちの存在はまさに泡そのものであるのだが、なかなかどうして …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]八月の雨は首すじから濡れる/徳長怜 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 傘で防ぎきれない突然の雨。ただ、「防ぎきれない」のはなく「防がなかった」とドラマを読み解けば、雨に身をゆだねる身体的感覚が強調される。無防 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]見られてもいいことだけを書く日記/藤本美知恵 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ところで僕は、中学生のころからネット上で日記を公開し続けている。だからかどうか、自分だけが読むことを前提とした日記を書けないことに気が付い …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]「カワイイ」はフリーサイズの褒め言葉/妻木寿美代 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 世界を拡張してくれる句だと思った。「かわいい」と伝えるのは、もしかすると相手によっては失礼なのではないかと躊躇してしまうことがある。ところ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]花は葉にだけど手足の動く幸/山尾ふたば 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 人生の旬はいつだったろうと、過ぎた青に目を瞑って考える。でもそれでは、いまこの瞬間が引き算の結果と決めてしまっているかのようだ。足りないも …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]そんなにも耐えたんだからもういいよ/内橋久代 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 もう一度、信じてみよう。あと1分、待ってみよう。あと1cm、前へ行ってみよう…。いつからか、意地になってしまっている僕がいる。信念、なんて …
川柳 [川柳鑑賞日記]見守っていよう翼が乾くまで/朝岡えりか 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 うんと若かったころの話。当時付き合っていた彼女から別れの電話があった。「いやだぜったい、いやだよぜったい」。叫ぶようにして泣いた僕の声を、 …
川柳 [川柳鑑賞日記]沈丁の香に恋慕またよみがえる/小島松太 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 五感はいつかの時代にリンクしている。たとえば流行った音楽、たとえば学生街の食堂。僕はそうだ。五月のベンチの至近距離で、リンスの香りに魅了さ …
川柳 [川柳鑑賞日記]深掘りをすれば傷つく人がいる/藤本美知恵 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 孤独の部屋にいて、聞いてほしいと思うことがある。ただし傷つきやすい僕である。どうしてそうなったの、どうしてこうしなかったのと理由を問うこと …
川柳 [川柳鑑賞日記]亀さんは寝ている兎起こさない/川村やまと 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 これは真理であって、先にゴールを目指す僕たちは、自分の意思で寝てしまった兎を起こすような真似はしないのだ。でも、だから、考えてみた。僕が兎 …
川柳 [川柳鑑賞日記]補聴器を両手で受ける床屋さん/老沼正一 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この句を読んで、僕は「そうかっ」と唸ってしまった。当然、耳が不自由でも髪は伸びるし、床屋に行く必要がある。装着したままでは不便がある散髪。 …
川柳 [川柳鑑賞日記]思案する手持ちカードの上がり方/土方邦子 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 カードの切り方ではなく、上がり方と作者は表現した。小心者の自分は、不安で仕方がない。この手札を出し、上がったと思ったら、まだその先には高い …
川柳 [川柳鑑賞日記]えいやーと5回となえて布団出る/徳永ひよこ 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 布団に暮らしたい。たとえば好きな本を抱えて、たとえばおいしいお菓子を持ち込んで、たとえば世界中の映画を再生して。でも叶わず、冬の朝はやって …
川柳 [川柳鑑賞日記]誘われて散歩に出ると日がさした/井上恵美子 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 闇の底に落ちたときでも、必ず、誰かが声をかけてくれる。自分の名を呼んでくれる。親はきっとそんな祈りをこめて僕たちに名を授けた。誘われるまま …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]曲がり角ばかり呼んでもいないのに/西村みなみ 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ため息で汚れそうな曲がり角を、軽やかに表現する。もちろん、それぞれの角には傷も涙もあったのだろうが、その都度、骨は強くなっていったのだろう …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]許すこと覚えた声が丸くなる/原正吾 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この世の中で一番難しいのは許すことなのではないかと思う。黒く赤く燃えた炎を消すことができず、僕の心はいつも虚しく汚い。それでも、いつか見返 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]すぐ消える昭和家族のシャボン玉/宮本緑 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2025年は昭和100年に当たるそうだ。僕は昭和51年製のシャボン玉。父や母、弟や愛犬たちの記憶を閉じ込めて、屋根へゆっくりと昇る。父はり …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく 2015年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣 2015年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣 2014年12月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志 2014年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子 2014年10月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直 2014年10月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江 2014年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木 2014年9月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫 2014年8月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之 2014年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也 2014年5月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子 2014年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子 2014年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳 2014年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書) …
短歌鑑賞 穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人? 2014年4月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお 2014年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之 2014年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫 2014年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也 2014年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお 2014年1月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介 2014年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成) 2014年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之 2014年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大 2014年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子 2014年1月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之 2013年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり 2013年12月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …