雑記 幼い頃の自分の写真と、父の命日と。 2023年4月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 4月2日、父の命日。 https://www.senryu575.com/archives/date/2008/04 もう15年が経ったのだなと、2008年の4月のブ …
情報 加古川市別府町にあるサンドイッチカフェ「うみねこ」さんの閉店と、閉店を知らせる看板と。 2023年3月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2002年10月26日に開店して、以来20年以上にわたって営業されてきた加古川市のsandwich cafe うみねこさん。 202 …
雑記 二度あることは三度ある vs 仏の顔は三度まで vs 三度目の正直 2023年3月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「二度あることは三度ある」と思って謙虚に臨むべきだし、「仏の顔は三度まで」と思って与えられていることを知るべきだし、「三度目の正直」と思っ …
雑記 「筆舌に尽くしがたい春の陽気」とかけまして「厚着」とときます。その心は→。 2023年3月17日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「筆舌に尽くしがたい春の陽気」とかけまして「厚着」とときます。その心は。 「初夏(書家)なのに」。 …
雑記 サボりたい、楽をしたいと思う気持ちが生む創意工夫の仕組み。 2023年3月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 小学生の頃、毎日、ノートに一ページ、宿題以外の学習をすることが学校で課されていた。 計算問題や漢字の書き取りを行う子が多い中で、自分 …
病気 頸椎椎間板ヘルニアからコロナへ、そして眼のレーザー手術と注射の日々へ。目の治療を定期的に受ける理由と、経済的事情。 2023年3月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 記録によると、僕が甲子園出場を断念したのは2018年の9月のことらしい。 https://www.senryu575.com/ar …
病気 眼に注射をする、それは怖いのか痛いのか。定期的に注射をする僕の体験談(とにかく怖いよ)。 2023年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だいたい4,5か月間隔で両目それぞれに注射をしている。 これがとにかく恐ろしい。世の中の大半のことは、目を瞑ってやり過ごすことができ …
ブログ論 Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラムにライターとして参加することになった。相手から興味関心をもって質問してもらえるよう考えていること。 2022年12月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラムにライターとして参加することになった。 どんな仕事をしているのか、何が得意なのか。 …
業務日記 経営理念の浸透しない苦しみと、経営者としての適性と。 2022年12月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 《伝わる喜びを想像し、伝えるチカラを創造する》 これはうちの会社の経営理念。だからまず、自分たち自身が「伝える」ことをやってみようと …
病気 コロナ病床という呼び方に覚える違和感と提言、コロナで入院したときに明石市民病院の看護スタッフの方々が僕にしてくれた「生きるための」配慮 2022年12月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 コロナで入院したとき、すでに僕はもう体力が落ちていて、いわゆるレッドゾーンの向こう側へは車椅子に乗って運ばれていった。 廊下からそれ …
雑記 45歳で人工透析を始めた父のこと、46歳を迎えた僕のこれからのこと。 2022年9月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 それまでもずっと病気で苦しんでいた亡父だったが、45歳になって人工透析を始めてからは、体調の良さそうな日を見ることが滅多になくなってしまっ …
雑記 2021年の春にコロナで死にかけたし、2022年の春には義母をコロナで亡くしてしまったし。そんな立場だからこそ思う、命が先か経済が先か問題(大袈裟) 2022年8月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2021年の春にコロナで死にかけたし、2022年の春には義母をコロナで亡くしてしまった。 そして自分の命を救おうと一生懸命にケアして …
雑記 眩しさに腕を伸ばそうともしないで、言い訳を重ねて今がある。それっぽく「年齢を重ねた」とか「無理がきかない」とか言ってみたりして、跳ねたがる心を抑えてばかり。 2022年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 5月9日に右目に注射、翌日に検査。 月末には左目に注射をする、もう何度目の注射かは忘れた。 病状が落ち着いて注射のいらない身体になっ …
雑記 2021/4/21、コロナ緊急入院直前にFacebookに書いたこと 2022年4月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 胸にざらついた感覚が広がったと思うと、瞬く間にパルスオキシメーターの数値が悪化。 この数値以下になったら保健所に連絡をくださいと言わ …
雑記 新型コロナウイルスに感染した経験を持つ自分が、3回目のコロナワクチンを接種すると副反応はどうだったのか覚え書き。 2022年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 コロナウイルスワクチン3回目。ファイザー→ファイザーと来て、今回もまたファイザーです。 https://www.senryu575 …
雑記 西端くんが進級できて、中西くんが進級できなかった理由 2022年3月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 3月10日。 https://twitter.com/bata/status/1501716721870471168?s=21 …
雑記 明石の有名人! 下駄でフルマラソンギネス記録保持者、福浪弘和さんに出逢いましたよー。 2022年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明石の有名人、福浪弘和さんに出逢いました。 福浪弘和さん 福浪弘和さんは下駄でフルマラソンに挑戦され、その偉業がギネスブックに …
雑記 兵庫県立明石公園の樹木伐採の現状について【2022年3月2日撮影】 2022年3月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 兵庫県立明石公園の樹木伐採が議論になっています。 https://www.kobe-np.co.jp/news/akashi/202 …
雑記 京都外国語大学経由、嵐山大覚寺行き京都市営バス。僕は運転手のYさんのおかげで卒業できた。 2022年2月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 嵐山・大覚寺行きの京都市営バスは28系統。9時の授業に間に合うように、当時僕たちは8時37分京都駅始発のバスに乗って大学へと向かった。大学前 …
同友会 中小企業家同友会の勉強会で、特別支援学校の見学会へ 2021年12月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 特別支援学校の授業見学に参加してきた、すごく良かった。 障がい者雇用をするかしないかという二択ではなく、するとしたら …
雑記 元気であればこそ 2021年12月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ばあちゃんの命日が近いので、叔母の家で食事。みんな揃ったのは何年振りだろうね。元気であればこそ、今があって未来がある。祖母も父も犬たちも、みんな一緒にいてくれたに違いない …
雑記 明石城の守護神、鬼門の位置にある素盞嗚神社(天王神社) 2021年8月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明石城の鬼門の位置(北東)にある素盞嗚神社(すさのおじんじゃ)。通称名は天王神社。江戸時代に明石城の守護神として建立されたと言われています。 …
雑記 病院の主に俺はなる 〜目のレーザー治療が始まった 2021年8月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 目のレーザー治療が始まった。 がちゃこんがちゃこんと、向き合って僕の目を覗く先生がレーザーを照射していく。瞼を閉じないように挿入されたレン …
雑記 新型コロナウイルスに感染した経験を持つ自分が、コロナワクチンを接種すると副反応はどうだったのか覚え書き。 2021年7月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 7月29日、今日は二回目のコロナウイルス、ワクチン接種。 コロナに感染した人は二回目のワクチンを受ける必要はないのではないかとか、副反 …
雑記 目に注射、はじめての体験。 2021年6月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 月曜日から右目の治療が始まった。 注射、目に注射。怖かった。その瞬間は全身が岩になっていた。「死後硬直みたいですよね、生きてるけど」とか、思う余裕も言える余裕も全くなかった。終わ …
雑記 コロナから2ヶ月、目の治療を受けていくことになりました。 2021年6月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 アイのある毎日、大切ですよね。 コロナになってから2ヶ月以上が経ちました。その後も後遺症で苦しんだり、コロナ差別で悲しい気持ちになったり、 …
雑記 これまでのことを、これまで以上に来年も。 2020年12月31日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 父は365日店を開いていたので、「仕事を納める」という概念がうちにはなかった。正月はそごうや大丸で買い物をした人たちが、商店街を歩いて神戸駅のほうへと向かう。呼び込んで店をにぎやか …
iPhone/モバイル/PC/NET 文字入力専用マシン、ポメラDM200のある生活 2020年12月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ポメラという、文字入力専用の機械を使っている。 いまどきネットにも繋がらない不便な機械だ。液晶もカラーではなく白黒、音楽も動画も楽しめ …
雑記 死にたいと言った父の気持ちと、生きていけるという自負と 2020年12月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 とにかくずっと体調が良くなくて、そういえば、父も同じような病状で苦しんでいたことを思い出す。 当時の父の年齢と今の自分の年齢を重ねると符合 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]ラの音に包まれている五月晴れ/戸田わか子 2024年9月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 元々は梅雨の晴れ間のことを五月晴れと呼んだが、今は五月の晴天をそう呼ぶこともすっかり定着した。言葉の使い方は変化していくが、こぼれるような …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]燃える恋出来ぬ哀しき雪女/みぎわはな 2024年8月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 情熱的な恋のできない雪女の悲哀を詠んだユニークな句。熱を帯びた感情を持ってしまえば、彼女の命は一瞬で潰えてしまう。つまり、冷凍庫のなかで愛 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]君だけのたったひとつになりにゆく/末盛ひかる 2024年7月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この句の下五が「なりたくて」だと、ただの願望になってしまい、動かない位置から君に憧れているだけの様子を詠うものになってしまう。語尾を「なり …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]そして子は飛び立つ母の滑走路/辰巳和子 2024年7月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 松山千春さんが歌う『生命』という曲の中に、「この子の人生を見届けられるなら最後まで見守ってあげたいと思うね」という一節がある。そう願うも、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]藤棚の下で待とうか待たそうか/新貝里々子 2024年7月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 妖艶にひとを魅了する蔓性の藤は、何かに絡んで成長をしていく。この句は、ひとは誰かにもたれて生きていく生き物であることへの暗喩なのかもしれな …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]カラフルな爪で三つ指つかれても/三好春美 2024年6月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三つ指。 辞書には「親指、人差し指、中指の3本の指を床について、ていねいに礼をすること」と書いてある。家庭内の軽い挨拶の意味ではない …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]最後までひとり芝居を演じ切る/上田ひとみ 2024年6月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 小さな会社を経営して20年近くになる。会合やお付き合いの席で見せる顔は仮面のそれ。どんな脚本の中にいて、今、自分はどんなキャストを演じてい …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]星巡る楽観してもしなくても/赤井花城 2024年5月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 軽やかに生きている人たちは決断が早い。僕はそんな憧れたちの存在を、いつも足踏みしながら眺めている。夜は長く、やがて朝が来たら動かなければな …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]不器用な口でもロマン持っている/石田酎 2024年5月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 愛を語らないからといって、愛を持たないわけでない。むしろ、秘めたる情熱ほど燃え上がりやすいような気もする。はて、ということは、饒舌にロマン …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]母はもう父と逢えたか 冬銀河/藤本健人 2024年5月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 澄んだ空気、長い夜。冬は宇宙までが近くなり、僕たちは逝ってしまった存在たちを浮かべては安らかな日々を祈る。拙作に『死んですぐ謝ることを決め …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]おみくじの吉は信用しない能登/藤原紘一 2024年5月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 一年でいちばん「おめでとうございます」という挨拶が行き交う日に、能登半島で大地震が起こった。その土地に生きる人たちにとって、この日はこれか …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]友の背の丸さに無沙汰詫びている/倉本智子 2024年5月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大学時代はまだハンバーガーが100円くらいで買えた。5つを重ねてぎゅっと口に押し込む。僕らはそれを「ファイブバーガー」と呼んで笑い合った。 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]消しゴムで消してしまえる程の過去/鈴木尚子 2024年5月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 過ぎてみれば人生のほとんどに、何をそれだけ沈み、憂うことがあったのだろうと思うことがある。「思い出」という言葉からは甘さと切なさが、「過去 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]捨てられぬ本と瞳があう夏の部屋/嶋村幸 2024年5月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 読書感想文という夏休みの宿題があったせいだろうか。記憶の中の本棚は、太陽と蝉と扇風機を連なって立ち上がってくる。いつか、いろいろなことが落 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]ヒロインを気取りヒールを高くする/倉本智子 2024年5月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ジョギングに行く、信号で止まる、ストレッチをする。そのとき僕はイチロー選手になる。車を運転する、助手席からカメラを向けられている想像をする …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]生きている恐い世界の真ん中で/平松直樹 2024年5月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 通りを行く人たちに肩がぶつからないよう小さく歩いても、いま、ここは世界の真ん中なのだ。作者はそれを「恐い」と言った。なんという実感のこもっ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]八日目の蝉は命を懸けて鳴く/谷口修平 2024年5月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 出逢い、残すために鳴く八日目の蝉たち。命はもうエキストラタイムだ。対して、僕たちは生まれた瞬間から余命を生きている。「まだ明日がある」と今 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]いつ迄も光っていたいペンの先/戸田わか子 2024年5月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 子どもの頃、体育の授業が大嫌いだった。跳び箱は山の如く、鉄棒は氷の如く存在して僕の視界を暗くした。何の取り柄もなかった自分だが、作文だけは …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]善人の仮面を外す二十二時/遠藤より子 2024年5月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明石家さんまさんは、いつもあのテンションで人を笑わせるのだそう。裏表なく、ずっと同じ態度で人と付き合える人はすごいと思う。二十二時。夜、一 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]立ちすくむ君の背中に泳ぐ月/末永小娟 2024年5月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 立ちすくむという表現に見る絶望、悲哀。その背中に、月は泳いでいる。この「あはれ」を織り込んだ情景と情緒とのコントラストに強く惹かれた。止ま …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]トモダチが見つかりそうな虫図鑑/妻木寿美代 2024年5月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 楽しい。友だちではなくトモダチと表記する。外国の方がカタカナでそう伝えるように、作者は昆虫たちをトモダチと書いて、異文化を持つ同等の存在で …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]人生の第三幕のプロローグ/中島敦子 2024年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 四十代後半になって、一気に後輩が増えた感がある。病気をして入院もした。自分はいわゆる現役世代、その後半に足を踏み入れたのだなと思う。これか …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]疑問符を集めわたしの辞書にする/こやまひろこ 2024年5月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 味方ではなく、辞書と表現したところに作者の強い意思が表現されている。味方は揺らぐものだが、辞書は絶対的存在。その強い言葉に対して、「違和感 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]肩書きが多くさてさて何者か/𠮷田佐知 2024年5月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わかる。すごくよくわかる。肩書きのたくさんある名刺をいただくことがある。よくわかる。「全日本肩書きを並べて自尊心と虚栄心を満たしてしまう委 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]狂わせてみたいが狂えない時計/八木田幸子 2024年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 拙作にこの線を越えさせぬ血は父だろうという句がある。線を越えてみたい、時計を狂わせてみたい。常識倫理法律規則。橋を渡るとどんな世界が待って …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]寂しくてただ寂しくて群れている/原正吾 2024年5月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 人生のあちこちに忘れ物をしてきたような気がする。もう、取りには戻れない。そんな自分のことを周囲は哀れんでいるのではないか。笑っているのでは …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]泣いていいかしらあなたに慣れるまで/西村みなみ 2024年5月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 どきっとした。こんなことを言われたら、どんな気持ちになって何と答えるだろう。こんなことを言われる人は、どれだけ懐が深く魅力的なのだろう。涙 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]ごぼう抜きされたごぼうの方である/米分只志 2024年5月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 僕は負けず嫌いで、勝てる土俵でしか勝負しない。それでも負けるのだから、悔しくて仕方がない。ぐぎぎぎぎぎと奥歯を幾度すり減らしてきたことか。 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]病床にためらう月を呼び寄せる/荒岡浩志 2024年5月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 情感のある句だ。月。ためらう月。病床に。それを客体として人間が呼び寄せる。月は大切な人を表す比喩だろうか。それともツキを得て快癒を祈るのだ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]戦列を抜けて視界が広くなる/辰巳和子 2024年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 いつ、どこで、僕たちは「普通」という物差しのある世界に足を踏み入れてしまったのか。今日も誰かと比べられ、明日も誰かのマウンティングに耐える …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく 2015年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣 2015年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣 2014年12月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志 2014年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子 2014年10月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直 2014年10月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江 2014年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木 2014年9月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫 2014年8月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之 2014年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也 2014年5月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子 2014年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子 2014年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳 2014年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書) …
短歌鑑賞 穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人? 2014年4月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお 2014年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之 2014年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫 2014年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也 2014年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお 2014年1月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介 2014年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成) 2014年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之 2014年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大 2014年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子 2014年1月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之 2013年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり 2013年12月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …