雑記 TwitterでASKAさんにフォローしてもらえた日。 2020年10月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 タイトルがすべて。 ちょっとずつフォロー返しをされているのは知っていたのだけれど、フォロバされているお友だちを横目に、自分にはご縁はな …
雑記 手のひらには鉄棒の錆、毎日海岸で行うリハビリ。 2020年10月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「たまに、痛そうな振りをするね」と言われる。実際は、痛み止めが効かない瞬間があるだけなのに。 ユーモアも、度が過ぎるとナイフになる。心身の …
雑記 苦手な人がいる、苦手な人の誤植を見つけてしまった自分がいる、試されている 2020年9月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自分の器を見ている。 昔、自分の心をズダズダにされるようなことがあって、挙げ句の果てに、お金まで払わされるという不条理な出来事があった。 …
雑記 誕生日にお祝いメッセージをくださった全国カルビ愛好家のみなさまへ 2020年9月17日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 焼き肉食べ放題で「うほほー、カルビじゃー。がっつり食うぞー。元を取るまで食べたるねん。牛が泣いて詫びてくるまで食べ続けたるねん」と張り切った …
雑記 瞳孔散大、自律神経失調症のこと 2020年9月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真ん中を占めた夏が、朱色の空気にやさしく仕舞われていく。気温はもう30度に届かないくらいを示していて、昨日の歓声はうんと遠くへ運ばれてしまった。 人生三度目のろっ骨骨折。 …
雑記 人生三度目の肋骨骨折。頸椎椎間板ヘルニアのその後。 2020年9月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 肋骨を骨折。三度目。 正確には軟骨らしいんだけど、ひとに伝えるときには「肋骨」と書いた方が分かりやすいよね。あと、骨折といってもポキッ …
同友会 同友会のブログを監修していくことになったこと、手間を減らすことには積極的に投資をしたいということ 2020年7月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい期がスタートして10日が経った。 8勝2敗で勝ち越したけど、その2敗で50失点くらいしたような7月上旬だった。— 西 …
業務日記 経営者になって15年、僕は歯磨き粉に奇跡を起こしながらTポイントを眺める 2020年7月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2020年7月1日、経営者になって15年が経った。 特に生活が楽になったわけでもない。コンビニで買うアメリカンドッグは根元のカリカリした部 …
雑記 想像は暴走をするから、はじまりは自分にあることを決める 2020年5月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 司会といっても、流暢に話すようなそれではなく、僕の場合は盛り上げ役でやるようなものなのですが。 それでも、お引き受けした以上は色々考えます …
雑記 霊感商法5年資金繰り論 ~霊感商法という言葉が法律用語になった日 2020年4月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「まったくもう、新型コロナウイルスのせいで移動の自粛を求められているのに出歩くだなんて、意識が低いんじゃないですか? 自分なんて、在来線にす …
雑記 溺れている君を助けてやることもできない 2020年4月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 転んだ。 頸椎椎間板ヘルニアになって以来、僕は肩と腕が不自由で、たとえばドアを引いて開いたり、物を引き寄せたりする動作を苦手とする。 そんな不自由を常態とする自分が、転 …
雑記 僕というイケメンが、ある日UFOに乗ってやってきた宇宙人に奪われた日の話。 2020年4月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 人生で二度、布団をかぶって怯えたことがある。 阪神淡路大震災の揺れ。恐ろしかった。 何が起こっているのか分からず、家を揺らすドッキリ …
雑記 桜のトンネル、父の命日。 2020年4月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大変だよー。 父さんが商売を営んだ元町の商店街も、今は全然人が歩いちゃいない。ドリフターズの志村けんさんも亡くなってしまったんだ。ウイルスが流行して、世界が恐怖と不安の底にい …
雑記 汚れた王冠が、某たちの大切なものを奪っていく。志村けんさんの訃報に。 2020年3月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「8時だよ、見せてくれる? 頑張るから」 母にそう言って、土曜日のスイミング教室に通った。大嫌いな水泳を終える。テレビに向かって「志村、う …
読書 中小零細企業の「ふにゃっと」した広報発信の方法を、漫才コンビハライチの岩井氏著書「僕の人生には事件が起きない」から学ぶ。 2020年3月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 僕の人生には事件が起きないという本を読んだ。ハライチという漫才コンビの岩井さんが書かれたエッセイ。コメディアンにありがちな「非日常的なハプニ …
同友会 ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ / 彼らの守りたかった未来に、私たちは生きている 2020年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1 (ヤングアニマルコミックス) 著:武田一義 白泉社 この原稿を書いている今、新型コロナウイルスが …
雑記 まぶたを閉じて昔を訪れると、まだ無邪気でいたころの僕が、愛犬たちを連れている 2020年2月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 遠くからフルートの音が聞こえる。 水辺の鳥たちは特にそれに反応するということもなく、パンを与えてくれるおじいさんに群がっている。明石公園に …
雑記 資格商法、名誉商法、取材商法の仕組み。最近では博士号までお金でとれるんですって! 反社会的勢力には要注意だよ! 2020年1月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「川柳や短歌の作品を拝見しました。とても素敵で、この作品を新聞や雑誌に掲載しないかというご案内のお電話なんです」 ― こういう電話がよくかか …
雑記 町は街へと加速して、空に届きそうな建物たちを、大阪弁と外国語たちが見上げている 〜桜橋ボウルのあった景色 2020年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大阪駅前にある桜橋ボウル。 関西最大規模のボウリング場らしい。ビルの老朽化に伴い、残念ながら2020年の1月12日で営業を終えてしまう。 …
雑記 鼻くそのような自分を、思い出してもらえるというコト 2020年1月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ピアノ、エレクトーン、ドラム、合唱、習字、英会話、手話。 子どもの頃からいろんな習い事に通わせてもらった。父が倒れて商売が苦しくなって …
同友会 「しかし景気が」「いやいや、人材教育を」「やっぱり明石焼きの方が」「やはり」 ~同友会のお祭りに持参する僕のおやつとは~ 2019年11月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明日は第32回全兵庫経営研究集会に参加する。 おお、こんな正式名称だったのか。 朝から晩まで、1000人近い経営者たちが集まって勉強 …
雑記 無関心、不理解、不寛容で苦しむ人に「大丈夫?」と問いかけてはいけない 2019年10月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 痛い。 ああ、またヘルニアのことかと思っただろう? べいべ、違うんだ。良かったら冷たいミルクでも飲みながら聞いてほしい。 この夏あたりか …
業務日記 センターピンというビジネス用語と、僕は光GENJIでありたいということと 2019年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Twitter検索で センターピン until:2015-09-01 とやってみると、その時期まで、ビジネス用語としてのセンターピンという言 …
雑記 頸椎椎間板ヘルニアと過ごした一年 2019年10月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2018年の9月25日にヘルニアになった。だからめでたく一周年(めでたくない)。 その25日は経営者(同友会)の大集会だった。この日は朝から肩が異様に重たくて、首や肩をぐるぐる回 …
雑記 20190914 会いたいねー 2019年9月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 9月14日、亡き父の誕生日。 空に綺麗な丸が浮かんで、みんながそれを見上げている。 お月見用の御団子を買ってくれたことがあったよね。 季節のイベントを大切にする人だっ …
雑記 コロッケの前で泣き崩れた、僕の頸椎椎間板ヘルニア事件 2019年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 7月の末でリハビリが終了したことを書きました。 https://www.senryu575.com/archives/7686 …
雑記 名倉潤さんの頸椎椎間板ヘルニアからのうつ病と、僕のデスクワークからの引退と 2019年8月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ネプチューンの名倉潤さんがうつ病を発症、2ヶ月の休養に入ることが発表されましたね。 ネプチューン名倉潤、うつ病発症で約2カ …
雑記 リハビリテーション総合実施計画書と、メダカたちのこれからと 2019年7月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 リハビリテーション総合実施計画書。 7月末でリハビリは終了の予定。 痛みがなくなったわけでも、元通り動くようになったわけでもないので …
川柳 読ませる文章は引き算、しんどい文章は足し算 ~社内で川柳(キャッチコピー)勉強会を行いました 2019年7月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 社内で川柳(キャッチコピー)の勉強会を行いました。 ふたりがそれぞれ考えた川柳に指導を行ったのですが、誰かの参考になるかもしれず、ブ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]ラの音に包まれている五月晴れ/戸田わか子 2024年9月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 元々は梅雨の晴れ間のことを五月晴れと呼んだが、今は五月の晴天をそう呼ぶこともすっかり定着した。言葉の使い方は変化していくが、こぼれるような …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]燃える恋出来ぬ哀しき雪女/みぎわはな 2024年8月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 情熱的な恋のできない雪女の悲哀を詠んだユニークな句。熱を帯びた感情を持ってしまえば、彼女の命は一瞬で潰えてしまう。つまり、冷凍庫のなかで愛 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]君だけのたったひとつになりにゆく/末盛ひかる 2024年7月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この句の下五が「なりたくて」だと、ただの願望になってしまい、動かない位置から君に憧れているだけの様子を詠うものになってしまう。語尾を「なり …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]そして子は飛び立つ母の滑走路/辰巳和子 2024年7月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 松山千春さんが歌う『生命』という曲の中に、「この子の人生を見届けられるなら最後まで見守ってあげたいと思うね」という一節がある。そう願うも、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]藤棚の下で待とうか待たそうか/新貝里々子 2024年7月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 妖艶にひとを魅了する蔓性の藤は、何かに絡んで成長をしていく。この句は、ひとは誰かにもたれて生きていく生き物であることへの暗喩なのかもしれな …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]カラフルな爪で三つ指つかれても/三好春美 2024年6月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三つ指。 辞書には「親指、人差し指、中指の3本の指を床について、ていねいに礼をすること」と書いてある。家庭内の軽い挨拶の意味ではない …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]最後までひとり芝居を演じ切る/上田ひとみ 2024年6月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 小さな会社を経営して20年近くになる。会合やお付き合いの席で見せる顔は仮面のそれ。どんな脚本の中にいて、今、自分はどんなキャストを演じてい …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]星巡る楽観してもしなくても/赤井花城 2024年5月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 軽やかに生きている人たちは決断が早い。僕はそんな憧れたちの存在を、いつも足踏みしながら眺めている。夜は長く、やがて朝が来たら動かなければな …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]不器用な口でもロマン持っている/石田酎 2024年5月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 愛を語らないからといって、愛を持たないわけでない。むしろ、秘めたる情熱ほど燃え上がりやすいような気もする。はて、ということは、饒舌にロマン …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]母はもう父と逢えたか 冬銀河/藤本健人 2024年5月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 澄んだ空気、長い夜。冬は宇宙までが近くなり、僕たちは逝ってしまった存在たちを浮かべては安らかな日々を祈る。拙作に『死んですぐ謝ることを決め …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]おみくじの吉は信用しない能登/藤原紘一 2024年5月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 一年でいちばん「おめでとうございます」という挨拶が行き交う日に、能登半島で大地震が起こった。その土地に生きる人たちにとって、この日はこれか …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]友の背の丸さに無沙汰詫びている/倉本智子 2024年5月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大学時代はまだハンバーガーが100円くらいで買えた。5つを重ねてぎゅっと口に押し込む。僕らはそれを「ファイブバーガー」と呼んで笑い合った。 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]消しゴムで消してしまえる程の過去/鈴木尚子 2024年5月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 過ぎてみれば人生のほとんどに、何をそれだけ沈み、憂うことがあったのだろうと思うことがある。「思い出」という言葉からは甘さと切なさが、「過去 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]捨てられぬ本と瞳があう夏の部屋/嶋村幸 2024年5月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 読書感想文という夏休みの宿題があったせいだろうか。記憶の中の本棚は、太陽と蝉と扇風機を連なって立ち上がってくる。いつか、いろいろなことが落 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]ヒロインを気取りヒールを高くする/倉本智子 2024年5月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ジョギングに行く、信号で止まる、ストレッチをする。そのとき僕はイチロー選手になる。車を運転する、助手席からカメラを向けられている想像をする …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]生きている恐い世界の真ん中で/平松直樹 2024年5月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 通りを行く人たちに肩がぶつからないよう小さく歩いても、いま、ここは世界の真ん中なのだ。作者はそれを「恐い」と言った。なんという実感のこもっ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]八日目の蝉は命を懸けて鳴く/谷口修平 2024年5月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 出逢い、残すために鳴く八日目の蝉たち。命はもうエキストラタイムだ。対して、僕たちは生まれた瞬間から余命を生きている。「まだ明日がある」と今 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]いつ迄も光っていたいペンの先/戸田わか子 2024年5月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 子どもの頃、体育の授業が大嫌いだった。跳び箱は山の如く、鉄棒は氷の如く存在して僕の視界を暗くした。何の取り柄もなかった自分だが、作文だけは …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]善人の仮面を外す二十二時/遠藤より子 2024年5月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明石家さんまさんは、いつもあのテンションで人を笑わせるのだそう。裏表なく、ずっと同じ態度で人と付き合える人はすごいと思う。二十二時。夜、一 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]立ちすくむ君の背中に泳ぐ月/末永小娟 2024年5月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 立ちすくむという表現に見る絶望、悲哀。その背中に、月は泳いでいる。この「あはれ」を織り込んだ情景と情緒とのコントラストに強く惹かれた。止ま …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]トモダチが見つかりそうな虫図鑑/妻木寿美代 2024年5月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 楽しい。友だちではなくトモダチと表記する。外国の方がカタカナでそう伝えるように、作者は昆虫たちをトモダチと書いて、異文化を持つ同等の存在で …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]人生の第三幕のプロローグ/中島敦子 2024年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 四十代後半になって、一気に後輩が増えた感がある。病気をして入院もした。自分はいわゆる現役世代、その後半に足を踏み入れたのだなと思う。これか …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]疑問符を集めわたしの辞書にする/こやまひろこ 2024年5月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 味方ではなく、辞書と表現したところに作者の強い意思が表現されている。味方は揺らぐものだが、辞書は絶対的存在。その強い言葉に対して、「違和感 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]肩書きが多くさてさて何者か/𠮷田佐知 2024年5月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わかる。すごくよくわかる。肩書きのたくさんある名刺をいただくことがある。よくわかる。「全日本肩書きを並べて自尊心と虚栄心を満たしてしまう委 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]狂わせてみたいが狂えない時計/八木田幸子 2024年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 拙作にこの線を越えさせぬ血は父だろうという句がある。線を越えてみたい、時計を狂わせてみたい。常識倫理法律規則。橋を渡るとどんな世界が待って …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]寂しくてただ寂しくて群れている/原正吾 2024年5月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 人生のあちこちに忘れ物をしてきたような気がする。もう、取りには戻れない。そんな自分のことを周囲は哀れんでいるのではないか。笑っているのでは …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]泣いていいかしらあなたに慣れるまで/西村みなみ 2024年5月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 どきっとした。こんなことを言われたら、どんな気持ちになって何と答えるだろう。こんなことを言われる人は、どれだけ懐が深く魅力的なのだろう。涙 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]ごぼう抜きされたごぼうの方である/米分只志 2024年5月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 僕は負けず嫌いで、勝てる土俵でしか勝負しない。それでも負けるのだから、悔しくて仕方がない。ぐぎぎぎぎぎと奥歯を幾度すり減らしてきたことか。 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]病床にためらう月を呼び寄せる/荒岡浩志 2024年5月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 情感のある句だ。月。ためらう月。病床に。それを客体として人間が呼び寄せる。月は大切な人を表す比喩だろうか。それともツキを得て快癒を祈るのだ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]戦列を抜けて視界が広くなる/辰巳和子 2024年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 いつ、どこで、僕たちは「普通」という物差しのある世界に足を踏み入れてしまったのか。今日も誰かと比べられ、明日も誰かのマウンティングに耐える …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく 2015年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣 2015年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣 2014年12月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志 2014年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子 2014年10月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直 2014年10月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江 2014年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木 2014年9月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫 2014年8月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之 2014年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也 2014年5月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子 2014年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子 2014年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳 2014年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書) …
短歌鑑賞 穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人? 2014年4月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお 2014年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之 2014年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫 2014年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也 2014年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお 2014年1月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介 2014年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成) 2014年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之 2014年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大 2014年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子 2014年1月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之 2013年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり 2013年12月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …