雑記 いつもの朝を待っています。 2010年5月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 血圧87-42、発熱。暑いねと声をかける。いつだって優しいひろ兄ちゃんは声を絞り出して答えてくれる 「飯は食べたのか?」夜は長い。ちゃんと朝が来てほしい。 …
雑記 静岡に向かっています。 2010年4月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 滋賀県の土山SA。一年前、伊勢にお参りに行く時も立ち寄りました。その時は、こんな気持ちでここを訪れるだなんて夢にも思いませんでしたけど。いろいろと思い出しながら、ゆっくりと夜中の高 …
雑記 この場所で眠らせて ― 君を朝まで帰さない。 2010年4月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Mさんと夕食、溶岩焼き。上り切ってしまえば下るしかない、から、上り続ける。見上げている山は果てしなく大きいのだろうと思う。ところどころ、自分には妥協する癖がついているのではないだろ …
同友会 どうなりたいかはわからなくとも、こうなりたくないとは決める。 2010年4月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Kさんとランチをいただきながら、支部の会員拡大ミーティング。経営者と呼ばれる人たちの「考え方」を議論する。結果、「自尊心をくすぐる」作戦でい …
同友会 絵に描いた餅で、社員はお腹がいっぱいになりますか。 2010年4月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 同友会、県の会員拡大委員会のメンバーで初めての懇親会。同じ組織とはいえ、いつもとは違う顔ぶれで食事をするのはまた、とても刺激的で楽しい時間を …
雑記 祈り方もわからなくなる、揺れる吊り橋のような。 2010年4月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 電話が鳴るたび、緊張が身体を貫きます。手の施しようがなく、最期を静かに見届けようという医者からの話。でも本人は、多少の息苦しさとしんどさはあ …
雑記 希望に向かう夜明けのありますように。 2010年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 長く続いた化学療法の影響で骨髄がかなりのダメージを受けていて、高熱を下げることも各血液成分の数値を薬や治療で変化させるのは困難であるということが、朝になって入ってきた情報。昼過ぎに …
雑記 真夜中に揺れた電話、病状の悪化。 2010年4月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 叔父は叔父という響きよりももっとそばにある、「兄」という存在。静岡という土地にいても、家族という温度の距離にいます。自分の人生のすべてを、両親への看病と介護にあて、ようやく解放され …
雑記 最後には二択になる、最初から二択である。 2010年4月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「しない後悔よりも、する後悔」という基準をしっかり定めておく。すると、迷わない。すると、まず動く。すると、(良くも悪くも)結果が出る。だから、次の手を打つことが出来る。悩んで誰かに …
雑記 書道とフラワーアレンジメントの融合。 2010年4月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大阪に来ています。書道とフラワーアレンジメントの共演。川柳でも何か出来そうな気がします。 …
雑記 ふあうすと川柳大会、句会の雰囲気。 2010年4月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 一年に一度の大きな大会です。入選しますかどうか。いろんな方に声をかけてもらえるのが嬉しいですねー。 …
雑記 痛めたのは胸じゃないんだ。 2010年4月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 季節性インフルエンザ、新型インフルエンザ、ノロウイルス。流行を追いかけ続ける男の最終章(になるといいな)。ただいま、胃腸炎で苦しんでいます。毎年恒例の扁桃炎ほどの高熱になるわけでは …
雑記 何もかも捨てて出直したい夜がある。 2010年4月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 男の角質ケア、Baby Foot。今夜、二度目の挑戦。ツルスベの素足に会いに行く。 …
雑記 明石公園第一野球場のドラフト会議。 2010年4月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 リトルリーグの練習風景と思われ。なんか、めちゃくちゃレベルが高いですよ?礼儀も正しいんだなぁ。 …
雑記 浅田真央の気持ちがいま、わかった。 2010年4月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「飲むパンナコッタ」で検索すると、上位二番目に見覚えのあるblogが…一位になれなかったと悔やむべきか、二位になってしまったと恥じるべきか、嬉し恥ずかし、銀メダル。 …
雑記 きみの、そんな表情が大好きで。 2010年4月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 折込チラシの勉強中。いつも誘惑してくる、君のその表情。お腹の虫は、切ない鳴き声をあげて。 …
雑記 土下座したい日も飛び上がりたい日もあった、これまでの。 2010年4月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2年前の今ごろは父の亡くなる直前でもあり、仕事に追われながら病院に通っていたことを思い出す。今日、その時と同じ仕事を滞りなく終えることが出 …
雑記 Yahoo! ばぶばぶの悪夢を覚えているか。 2010年3月31日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「Yahoo!ばぶばぶって、すげー! とうとうYahooが赤ちゃんにも対応だって!」エイプリルフールが近付くと、思い出す悪夢。純粋なおとめ座を騙しよってからに。今年はお手柔らかにお …
雑記 溺死するなら、パンナコッタの海で。 2010年3月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 11月の扁桃炎(5年連続)。2月か3月にも必ず同じ症状の出続けていたけれど、今年はまだ、微熱よりも高い熱が出ていない。ちょっとだけ丈夫になったのかな。 嬉しい傾向。自宅リビングの真 …
川柳 風をくぐって君に逢いたい 答えはその中にある。 2010年3月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三回忌、父の。たくさん泣かせてもらった。たくさん話を聞いてもらった。(いま、こんな風にしんどいんだよ。親父なら、どうする?)答えは、思い出の …
雑記 メダルの色にこだわらない、そんな向上心ならば。 2010年3月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 家庭教師をしていた学生時代。引き受けた以上は、合格を約束する。学校の先生の話は、今日からもう、聞く必要がないことを伝える。― 昨日までの自分 …
雑記 あの日の葬の列も、桜のトンネルを潜っていったんだ。 2010年3月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 土曜日、日曜日と夕日ヶ浦温泉海花亭へ。カニをいただきながら、温泉で疲れを癒す。周辺に有名な観光スポットがないことで、あれもこれもと欲張ること …
雑記 カニと夕日と温泉と。 2010年3月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕日ヶ浦温泉にやってきまきた。何もすることがないという贅沢。東野圭吾さんと温泉で、疲れを癒し英気を養いたいと思います。夕食はカニのフルコースだとか。…剥けないんだよなぁ(^_^;) …
雑記 ことばを遊んで遠回り ― 真夜中のストレス解消。 2010年3月17日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 【偶然】(1)何の因果関係もなく、予測していないことが起こること。思いがけないこと。また、そのさま。---こんな風に定義される「偶然」ではあ …
雑記 2年間を走りきった卒業式に。 2010年3月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2年間副ブロック長を務めさせてさせてもらった同友会Bブロック。本日がその、最終ブロック会でした。それぞれにカラーのある経営者の集まりを運営していくことは、難しくもあり、ストレスもあ …
川柳 【フォト川柳】「幸せか?」 君は笑うね 「まあだだよ」 - 結婚式に参加して。 2010年3月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 高校吹奏楽部メンバーのKちゃんの結婚式に参加。司会を務めさせてもらった二次会も「芸人さんですか?」と真剣に尋ねられてご満悦。集まった人たちが …
雑記 川柳の締切はさておき、今日は思い出深い一日を。 2010年3月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 日曜日。今日は高校時代、吹奏楽部で青春を共に過ごしたKちゃんの結婚式。二次会では司会を務めさせてもらいます。思い出深い一日になりますように。 …
雑記 iPhoneで完結するフォト川柳の世界。 2010年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 金曜日。某ショールームにて展示商品の見学。条件などを詰めて、今月中に契約の方向で話をまとめる予定。メンバーにはより働きやすく、お客様にはより品質の高いものを提供できるよう、環境を整 …
川柳 [川柳鑑賞日記]見守っていよう翼が乾くまで/朝岡えりか 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 うんと若かったころの話。当時付き合っていた彼女から別れの電話があった。「いやだぜったい、いやだよぜったい」。叫ぶようにして泣いた僕の声を、 …
川柳 [川柳鑑賞日記]沈丁の香に恋慕またよみがえる/小島松太 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 五感はいつかの時代にリンクしている。たとえば流行った音楽、たとえば学生街の食堂。僕はそうだ。五月のベンチの至近距離で、リンスの香りに魅了さ …
川柳 [川柳鑑賞日記]深掘りをすれば傷つく人がいる/藤本美知恵 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 孤独の部屋にいて、聞いてほしいと思うことがある。ただし傷つきやすい僕である。どうしてそうなったの、どうしてこうしなかったのと理由を問うこと …
川柳 [川柳鑑賞日記]亀さんは寝ている兎起こさない/川村やまと 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 これは真理であって、先にゴールを目指す僕たちは、自分の意思で寝てしまった兎を起こすような真似はしないのだ。でも、だから、考えてみた。僕が兎 …
川柳 [川柳鑑賞日記]補聴器を両手で受ける床屋さん/老沼正一 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この句を読んで、僕は「そうかっ」と唸ってしまった。当然、耳が不自由でも髪は伸びるし、床屋に行く必要がある。装着したままでは不便がある散髪。 …
川柳 [川柳鑑賞日記]思案する手持ちカードの上がり方/土方邦子 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 カードの切り方ではなく、上がり方と作者は表現した。小心者の自分は、不安で仕方がない。この手札を出し、上がったと思ったら、まだその先には高い …
川柳 [川柳鑑賞日記]えいやーと5回となえて布団出る/徳永ひよこ 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 布団に暮らしたい。たとえば好きな本を抱えて、たとえばおいしいお菓子を持ち込んで、たとえば世界中の映画を再生して。でも叶わず、冬の朝はやって …
川柳 [川柳鑑賞日記]誘われて散歩に出ると日がさした/井上恵美子 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 闇の底に落ちたときでも、必ず、誰かが声をかけてくれる。自分の名を呼んでくれる。親はきっとそんな祈りをこめて僕たちに名を授けた。誘われるまま …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]曲がり角ばかり呼んでもいないのに/西村みなみ 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ため息で汚れそうな曲がり角を、軽やかに表現する。もちろん、それぞれの角には傷も涙もあったのだろうが、その都度、骨は強くなっていったのだろう …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]許すこと覚えた声が丸くなる/原正吾 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この世の中で一番難しいのは許すことなのではないかと思う。黒く赤く燃えた炎を消すことができず、僕の心はいつも虚しく汚い。それでも、いつか見返 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]すぐ消える昭和家族のシャボン玉/宮本緑 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2025年は昭和100年に当たるそうだ。僕は昭和51年製のシャボン玉。父や母、弟や愛犬たちの記憶を閉じ込めて、屋根へゆっくりと昇る。父はり …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]教室の中で歪んでいく背骨/埜藤裕子 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 幼稚園児の頃の記憶。プランターの花はまっすぐに伸びて、チューリップの歌を何度も口ずさんだ。あの花は、横に並んだ色たちをうかがうこともなく、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]お守りが事故車の中で揺れている/川人良種 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 加害者や被害者にも名前があって、誕生の際、親御さんはどんな祈りを込めてこの字を選んだのだろうと考えてしまう。その先の哀しい運命を浮かべるわ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]コロナ禍とお別れをした駅ピアノ/山口早苗 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 封鎖されたピアノは寂しそうな顔をして待っていた。開かれることを、誰かが奏でてくれることを。下手な音符にピアノは微笑んで、得意なリズムにピア …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]迷ったらまた原点に戻ろうよ/八木田幸子 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大阪梅田の地下迷宮で、僕はいつも人の海に溺れてしまう。前後左右、どこにいるのか、どこに行きたかったのか。迷ったら空を探すことだ。太陽は規則 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]胃カメラは知ってる君の気の弱さ/鈴木かおる 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 外の世界のあんなこんなで痛めつけてしまった内臓に、申し訳ないと思うことがある。悔しさに泣き、怒りに震え、強くなれなかったとき。胃は寄り添う …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]美しくそしてゆっくり老いる日々/竹部修清 2025年2月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 限られた字数の世界で、あえて「そして」という接続詞を用いることが、ふたつの理想を効果的に強調した。そう、美しく、そしてゆっくり老いていくこ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]落丁のページは胸の奥にある/山下華子 2025年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あの日からずっと続くはずだった物語。背中を見送った日の涙は笑い話にするけれど、破りとった一枚のページは、今も詩の源泉になっている。続編を妄 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]傘マーク 鼻歌になる雨蛙/長崎瑞竹 2025年1月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 デートの日、悪友はいつも雨を待ち望んでいた。曰く「50センチの距離に近づけるから」とのこと。僕は当然、てるてる坊主で意地悪をした。晴れるこ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]夕焼けを鞄につめた夜が来る/遠藤より子 2025年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 胸に迫るあの情景を、鞄につめこんでしまう。そんな夜はいったい、どんな語らいがふくらむのだろう。「生かされている」と謙虚に思う姿勢も良い。た …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]地に落ちてじっと季を待つこぼれ種/井上高島 2025年1月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 谷川俊太郎さんは、いつもどこかで朝が始まっていると言った。どこか終焉を感じさせる「夕陽」や「散る」という言葉も、始まりにつながっていく序章 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]蛇行して一人前の川になる/平松直樹 2024年12月31日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 今僕のいるこの場所がはたしてまっすぐなのかどうかは分からないけれど、振り返れば、うんと右に在り、左にいては怒られ、呆れられるような日々があ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]青春の甘いあの日ももう更地/新貝里々子 2024年12月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 初夏の月に見守られてふたつの影をひとつにした公園のベンチ。今はもう撤去されて、その前を小さな子どもたちが走り回っている。あの日よりうんと伸 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]廃屋の窓辺に鳴らぬオルゴール/川村やまと 2024年11月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 オルゴールを囲んだのは、愛だっただろうか団らんだっただろうか。もう、その温かい光景には及ばず、廃屋のオルゴールは窓の外を眺めて余生を過ごし …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]甘えてもいいかと聞けばいいと猫/吉田佐知 2024年11月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 動物たちはけっして言葉を話すわけではないけれど、その分、いつも温かな空気になって部屋をやわらかくしてくれる。 あさろうたをクッション …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]鉛筆を静かに研いでいる夜更け/倉本智子 2024年11月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明け方の静寂に、今ここは僕の世界だと思うことがある。走り出したくなる衝動が湧いて、朝は決意に満ちた時間だ。今日という日を描いていく強い覚悟 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]太陽と風に会いたい水中花/中村優実子 2024年11月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ああそうか、と思った。コップの中でひとを和ませる造花や鳥、魚などの玩具たちは、透き通る内側にいても、けっして太陽には触れず、風を聞かない場 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]アンテナを真っ直ぐ立てて生きている/倉本智子 2024年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 噂話だったり悪口だったり。負を帯びた話に目も耳も向ける必要はないのに、右へ左へ、僕のアンテナは無限に受信を続けようとする。澄んだ水を受けれ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]浪費している人生の砂時計/とがみかつすけ 2024年10月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たとえば18歳だったころを思い出してみる。部活動に勤しみ、受験勉強に苦しみ、恋を追いかけては切なさを知った青春時代。さて、では、はたして、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]ラの音に包まれている五月晴れ/戸田わか子 2024年9月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 元々は梅雨の晴れ間のことを五月晴れと呼んだが、今は五月の晴天をそう呼ぶこともすっかり定着した。言葉の使い方は変化していくが、こぼれるような …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく 2015年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣 2015年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣 2014年12月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志 2014年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子 2014年10月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直 2014年10月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江 2014年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木 2014年9月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫 2014年8月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之 2014年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也 2014年5月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子 2014年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子 2014年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳 2014年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書) …
短歌鑑賞 穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人? 2014年4月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお 2014年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之 2014年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫 2014年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也 2014年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお 2014年1月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介 2014年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成) 2014年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之 2014年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大 2014年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子 2014年1月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之 2013年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり 2013年12月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …