川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
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僕は僕をバカと言ってもらえるような生き方をしたい ~デーブスペクターさんや高田純次さんに憧れて

2015年7月27日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
デーブ・スペクターさんや高田純次さんのようになりたいと思う。 BEGINが年取ったらBIGEN— デーブ・スペクター (@ …
読書

仙川環さんの「隔離島:フェーズ0」を読んでいる

2015年7月26日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
隔離島: フェーズ0 (新潮文庫)を読んでいる。 医療を題材とした作品の多い仙川環さんの作品はすべて読んできた。マクロな人間社会のなか …
読書

安福望さんの「食器と食パンとペン 私の好きな短歌」を購入 ~本の振ってくる時間を過ごしたい

2015年7月25日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
食器と食パンとペン 私の好きな短歌という安福望さんの書いた(描いた)本を購入。安福さんは好きな短歌にご自身の絵を添えて紹介されている(→安福 …
no image 業務日記

継続は資産

2015年7月24日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
今年になって「書く」仕事が一気に増えた。こうしてブログを書き続けているだけで、「そういう人なんだろう」と認知してくださる人が増え「そういう人がいるらしい」とクチコミをしてくださる人 …
雑記

明石海峡を雲が渡っている写真を撮影してきた

2015年7月23日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
明石の高台から淡路島を眺める。 明石海峡はもっとも狭いところで3.6kmの距離しかないそうだ。天気の良い日は淡路島がほんの数百メートル先にあるかのように見えることもあるし、湿 …
no image 同友会

こっち側の当たり前があっち側の当たり前であるとは限らない ~クオリティと姿勢に問題のある同業の人たちと関わって

2015年7月22日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
同じ印刷業界だから事情がわかって寛大になれることもあるし、その逆もある。 自分がライティングや取材で関わっている冊子の編集委員会には、 …
no image 業務日記

高砂day

2015年7月21日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
高砂day。 取材を終えて、夜の会議も同じ高砂市内。近くて助かる。台風の影響で仕事のスケジュール変更がたくさんあった。自分がそうならお客さんも同じ。玉突き状態で、こちらの変更 …
no image 業務日記

先入観と思い込み、違和感と共感

2015年7月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
先入観や思い込みで断定してしまったり、機会を損失することは本当にもったいない。 一方で、察知して回避する、または近づいてみる、そんな嗅覚のような感覚は研ぎ澄まされているに越し …
雑記

家族の記憶につながる台風

2015年7月18日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
台風11号の影響で仕事のスケジュール変更を余儀なくされた。 台風は不思議と「これからもっと近付いて激しくなるぞ」と思ったときがピークであることが多いような気がする。だからきっ …
読書

文学(文芸)は芸術、作文は説明 ~又吉直樹さんの芥川賞受賞に寄せて

2015年7月16日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
この記事を書いていたころは、まさかピースの又吉直樹さんが芥川賞を受賞することになるとは思わなかった。受賞の報を受けて全身が震えた、ぶわっと涙 …
iPhone/モバイル/PC/NET

テノール歌手新垣勉さんの歌う「私と小鳥と鈴と(金子みすず)」に聞き惚れた!

2015年7月15日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
iPhoneにはNHKのラジオを無料で聴けるアプリ(NHKネットラジオ らじるらじる)があって、このアプリを使って「ラジオ深夜便」の宮川さん …
no image 業務日記

お腹を空かせている人と寿司職人と僕と親切と無責任の話

2015年7月14日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
お腹を空かせている人がいたとしましょう。 僕はその人のために、友だちの寿司職人を呼ぶのです。「お腹が空いて困っているんだ。何か握ってあ …
情報

加古川の日光山常楽寺で巡るミニ四国霊場八十八ヵ所 ~生きるは目的、祈るは手段

2015年7月13日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
加古川、日光山常楽寺。 日光山常楽寺|NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」黒田官兵衛と光ミニ四国霊場八十八ヵ所 ... 寺の裏山にはミ …
no image 雑記

男だって肌が白くなるトマトリコピンの美白効果

2015年7月12日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
ミニトマト以上ふつうサイズ以下のトマトのことを何と呼ぶのかはわからないけれど、切ったり剥いたりといった作業を一切せずに、まんまを齧りついて朝を始動していくことにハマっている。トマト …
ブログ論

ブログを書き続けて発信することのメリット ~大きな旗を振れば、遠くへも近くへも届く

2015年7月11日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
高温注意情報が発表される、暑い。 僕の運営するコトバノというブログでは、季節に関する話題も紹介するようにしている。「うだるような暑さで …
no image 業務日記

プライドは大切にして、なれど、他を蔑むことなく

2015年7月10日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
どちらか一方の主張だけを聞いて事実を判断するのは良くないことだとわかっていて、あえてこの記事を引用するのは「自分も同じような経験を何度もした …
業務日記

ミシン目との戦いに経営者の孤独を想う

2015年7月8日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
毎年この時期は呟いている気がする。 被保険者報酬月額算定基礎届総括表附表、被保険者報酬月額算定基礎届総括表、被保険者報酬月額算定基礎届、被保険者賞与支払届総括表、被保険者賞与 …
no image 雑記

電話で終わらせてしまった10年以上の時間 ~想うのも勇気、背けないのも勇気

2015年7月7日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
ピアノのレッスンに20年以上通い続けた。 そのうちの半分以上はずっと同じ先生に師事していたのに、大学生になるころはもう、レッスンもさぼ …
no image 同友会

裏方の仕事を知るということ、段取りの重要性を感じるということ

2015年7月6日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
青年部幹事会の会議に書記として参加。真面目に話を聞いていなくてはならないし、要点をまとめて記録しなければいけない。なにより、会議の場にいて自 …
no image 雑記

打たれ弱い自分のための、ダメージを最小限に食い止める方法 ~万事塞翁が馬

2015年7月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
期が変わったし、今年も半分が終わったし、振り返りをして過ごす。 この6か月間はいいことがたくさんあった。嫌なことがなかったわけではない …
no image 雑記

八百津町杉原ウィーク2015短歌大会、佳作入賞しました! 嬉しいよ!

2015年7月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
改憲の風吹くなか、八百津町で世界平和などをテーマにした短歌大会が行われていたので6月に応募したところ、佳作として入賞することができた。嬉しい …
no image 業務日記

喜んでほしい、笑ってほしい、楽しんでほしいという一心は、遠回りをすることはあっても、必ず届くんだね

2015年7月3日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
無から有を創り出すクリエイターの方々の話を聞くと「よーし自分も」と行動のエネルギーをもらうことができる。数字だとか人間関係だとか、生々しいリ …
no image 業務日記

本気の悔し涙を流せたことが、僕の仕事の誇りなのだと思った

2015年7月2日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
11年目の新しい期が始まったその初日にトラブルがあった。 テキストもテキストを飾るデザインも、一体となってメッセージ。不本意に削られた …
業務日記

小さな粒子が大きな宇宙を構成しているという矜持

2015年7月1日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
以前ブログに書いた言葉が、共感してくださった方を通じて、違う誰かの行動と考え方に影響を及ぼしているということを知った。いいことを書くのではな …
no image ブログ論

ブログを仕事に生かすということ、ブログを継続するということ

2015年6月30日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
久々にコトバノを二日連続で更新した。 「下さい」と「ください」の意味の違いと使い分け ~英語にすると区別しやすい! | コトバノ  …
no image 業務日記

縁や相性というものは踏み込むべきではない領域を共感しあえるかどうかで決まる

2015年6月27日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
僕たち中小零細企業の実務では、契約書によって取り決めが行われることは滅多に無く、信義則によって約束の交わされることがほとんどだ。 言葉 …
no image 情報

倉下忠憲さんのブログ記事「金融系の面白い漫画や小説なんかを紹介するぜ」は騙されない生き方をするために絶対オススメ!

2015年6月26日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
金融系の面白い漫画や小説なんかを紹介するぜという記事を倉下忠憲さんが書かれていた。 R-style » 金融系の面白い漫画や小説なんか …
同友会

大浦ミートの大浦社長の話を聞いてきた!

2015年6月25日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
同友会青年部例会、姫路での開催。 「金持ちになるために社長になる」という動機はとても不純な感じがするけれど、まんま、勢いとなって勘を研ぎ澄ます。勢いは運を呼び縁を招き寄せる。考え …
雑記

山陽電車の廃線跡 〜踏切の音が鳴り続けているような気がした

2015年6月24日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
この線路を地上を列車が走ることは二度とない。 在ったものがいつか無いことが当たり前となり、この線路がどんな風に役に立ったのかという …
no image 雑記

ふわっと

2015年6月23日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
「西端さんのあんな感じの文章でお願いしたいんですよ」 「どんな感じ?」 「そうですね、ふわっとした感じの」 「ぐわっと?」 「いえ、ふわっと」 「しゅわっと?」 「ちゃ …
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川柳

[川柳鑑賞日記]見守っていよう翼が乾くまで/朝岡えりか

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
うんと若かったころの話。当時付き合っていた彼女から別れの電話があった。「いやだぜったい、いやだよぜったい」。叫ぶようにして泣いた僕の声を、 …
川柳

[川柳鑑賞日記]沈丁の香に恋慕またよみがえる/小島松太

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
五感はいつかの時代にリンクしている。たとえば流行った音楽、たとえば学生街の食堂。僕はそうだ。五月のベンチの至近距離で、リンスの香りに魅了さ …
川柳

[川柳鑑賞日記]深掘りをすれば傷つく人がいる/藤本美知恵

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
孤独の部屋にいて、聞いてほしいと思うことがある。ただし傷つきやすい僕である。どうしてそうなったの、どうしてこうしなかったのと理由を問うこと …
川柳

[川柳鑑賞日記]亀さんは寝ている兎起こさない/川村やまと

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
これは真理であって、先にゴールを目指す僕たちは、自分の意思で寝てしまった兎を起こすような真似はしないのだ。でも、だから、考えてみた。僕が兎 …
川柳

[川柳鑑賞日記]補聴器を両手で受ける床屋さん/老沼正一

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
この句を読んで、僕は「そうかっ」と唸ってしまった。当然、耳が不自由でも髪は伸びるし、床屋に行く必要がある。装着したままでは不便がある散髪。 …
川柳

[川柳鑑賞日記]思案する手持ちカードの上がり方/土方邦子

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
カードの切り方ではなく、上がり方と作者は表現した。小心者の自分は、不安で仕方がない。この手札を出し、上がったと思ったら、まだその先には高い …
川柳

[川柳鑑賞日記]えいやーと5回となえて布団出る/徳永ひよこ

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
布団に暮らしたい。たとえば好きな本を抱えて、たとえばおいしいお菓子を持ち込んで、たとえば世界中の映画を再生して。でも叶わず、冬の朝はやって …
川柳

[川柳鑑賞日記]誘われて散歩に出ると日がさした/井上恵美子

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
闇の底に落ちたときでも、必ず、誰かが声をかけてくれる。自分の名を呼んでくれる。親はきっとそんな祈りをこめて僕たちに名を授けた。誘われるまま …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]曲がり角ばかり呼んでもいないのに/西村みなみ

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
ため息で汚れそうな曲がり角を、軽やかに表現する。もちろん、それぞれの角には傷も涙もあったのだろうが、その都度、骨は強くなっていったのだろう …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]許すこと覚えた声が丸くなる/原正吾

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
この世の中で一番難しいのは許すことなのではないかと思う。黒く赤く燃えた炎を消すことができず、僕の心はいつも虚しく汚い。それでも、いつか見返 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]すぐ消える昭和家族のシャボン玉/宮本緑

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
2025年は昭和100年に当たるそうだ。僕は昭和51年製のシャボン玉。父や母、弟や愛犬たちの記憶を閉じ込めて、屋根へゆっくりと昇る。父はり …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]教室の中で歪んでいく背骨/埜藤裕子

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
幼稚園児の頃の記憶。プランターの花はまっすぐに伸びて、チューリップの歌を何度も口ずさんだ。あの花は、横に並んだ色たちをうかがうこともなく、 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]お守りが事故車の中で揺れている/川人良種

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
加害者や被害者にも名前があって、誕生の際、親御さんはどんな祈りを込めてこの字を選んだのだろうと考えてしまう。その先の哀しい運命を浮かべるわ …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]コロナ禍とお別れをした駅ピアノ/山口早苗

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
封鎖されたピアノは寂しそうな顔をして待っていた。開かれることを、誰かが奏でてくれることを。下手な音符にピアノは微笑んで、得意なリズムにピア …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]迷ったらまた原点に戻ろうよ/八木田幸子

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
大阪梅田の地下迷宮で、僕はいつも人の海に溺れてしまう。前後左右、どこにいるのか、どこに行きたかったのか。迷ったら空を探すことだ。太陽は規則 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]胃カメラは知ってる君の気の弱さ/鈴木かおる

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
外の世界のあんなこんなで痛めつけてしまった内臓に、申し訳ないと思うことがある。悔しさに泣き、怒りに震え、強くなれなかったとき。胃は寄り添う …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]美しくそしてゆっくり老いる日々/竹部修清

2025年2月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
限られた字数の世界で、あえて「そして」という接続詞を用いることが、ふたつの理想を効果的に強調した。そう、美しく、そしてゆっくり老いていくこ …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]落丁のページは胸の奥にある/山下華子

2025年1月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
あの日からずっと続くはずだった物語。背中を見送った日の涙は笑い話にするけれど、破りとった一枚のページは、今も詩の源泉になっている。続編を妄 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]傘マーク 鼻歌になる雨蛙/長崎瑞竹

2025年1月8日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
デートの日、悪友はいつも雨を待ち望んでいた。曰く「50センチの距離に近づけるから」とのこと。僕は当然、てるてる坊主で意地悪をした。晴れるこ …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]夕焼けを鞄につめた夜が来る/遠藤より子

2025年1月7日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
胸に迫るあの情景を、鞄につめこんでしまう。そんな夜はいったい、どんな語らいがふくらむのだろう。「生かされている」と謙虚に思う姿勢も良い。た …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]地に落ちてじっと季を待つこぼれ種/井上高島

2025年1月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
谷川俊太郎さんは、いつもどこかで朝が始まっていると言った。どこか終焉を感じさせる「夕陽」や「散る」という言葉も、始まりにつながっていく序章 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]蛇行して一人前の川になる/平松直樹

2024年12月31日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
今僕のいるこの場所がはたしてまっすぐなのかどうかは分からないけれど、振り返れば、うんと右に在り、左にいては怒られ、呆れられるような日々があ …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]青春の甘いあの日ももう更地/新貝里々子

2024年12月18日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
初夏の月に見守られてふたつの影をひとつにした公園のベンチ。今はもう撤去されて、その前を小さな子どもたちが走り回っている。あの日よりうんと伸 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]廃屋の窓辺に鳴らぬオルゴール/川村やまと

2024年11月15日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
オルゴールを囲んだのは、愛だっただろうか団らんだっただろうか。もう、その温かい光景には及ばず、廃屋のオルゴールは窓の外を眺めて余生を過ごし …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]甘えてもいいかと聞けばいいと猫/吉田佐知

2024年11月13日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
動物たちはけっして言葉を話すわけではないけれど、その分、いつも温かな空気になって部屋をやわらかくしてくれる。 あさろうたをクッション …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]鉛筆を静かに研いでいる夜更け/倉本智子

2024年11月11日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
明け方の静寂に、今ここは僕の世界だと思うことがある。走り出したくなる衝動が湧いて、朝は決意に満ちた時間だ。今日という日を描いていく強い覚悟 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]太陽と風に会いたい水中花/中村優実子

2024年11月2日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
ああそうか、と思った。コップの中でひとを和ませる造花や鳥、魚などの玩具たちは、透き通る内側にいても、けっして太陽には触れず、風を聞かない場 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞]アンテナを真っ直ぐ立てて生きている/倉本智子

2024年10月3日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
噂話だったり悪口だったり。負を帯びた話に目も耳も向ける必要はないのに、右へ左へ、僕のアンテナは無限に受信を続けようとする。澄んだ水を受けれ …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞]浪費している人生の砂時計/とがみかつすけ

2024年10月2日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
たとえば18歳だったころを思い出してみる。部活動に勤しみ、受験勉強に苦しみ、恋を追いかけては切なさを知った青春時代。さて、では、はたして、 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞]ラの音に包まれている五月晴れ/戸田わか子

2024年9月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
元々は梅雨の晴れ間のことを五月晴れと呼んだが、今は五月の晴天をそう呼ぶこともすっかり定着した。言葉の使い方は変化していくが、こぼれるような …
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短歌鑑賞

[短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく

2015年6月22日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣

2015年3月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣

2014年12月24日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志

2014年11月23日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子

2014年10月25日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
no image 短歌鑑賞

[短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直

2014年10月10日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江

2014年10月3日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木

2014年9月1日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫

2014年8月23日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之

2014年8月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也

2014年5月28日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子

2014年5月12日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子

2014年5月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳

2014年4月26日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書)  …
no image 短歌鑑賞

穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人?

2014年4月19日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお

2014年4月15日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之

2014年4月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫

2014年3月13日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也

2014年2月15日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
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[短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお

2014年1月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。  …
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[短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介

2014年1月12日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。  …
no image 短歌鑑賞

[短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成)

2014年1月10日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
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[短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之

2014年1月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
no image 短歌鑑賞

[短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大

2014年1月7日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
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[短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子

2014年1月2日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
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[短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之

2013年12月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
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[短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり

2013年12月16日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …
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