情報 加古川の日光山常楽寺で巡るミニ四国霊場八十八ヵ所 ~生きるは目的、祈るは手段 2015年7月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 加古川、日光山常楽寺。 日光山常楽寺|NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」黒田官兵衛と光ミニ四国霊場八十八ヵ所 ... 寺の裏山にはミ …
雑記 男だって肌が白くなるトマトリコピンの美白効果 2015年7月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ミニトマト以上ふつうサイズ以下のトマトのことを何と呼ぶのかはわからないけれど、切ったり剥いたりといった作業を一切せずに、まんまを齧りついて朝を始動していくことにハマっている。トマト …
ブログ論 ブログを書き続けて発信することのメリット ~大きな旗を振れば、遠くへも近くへも届く 2015年7月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 高温注意情報が発表される、暑い。 僕の運営するコトバノというブログでは、季節に関する話題も紹介するようにしている。「うだるような暑さで …
業務日記 プライドは大切にして、なれど、他を蔑むことなく 2015年7月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 どちらか一方の主張だけを聞いて事実を判断するのは良くないことだとわかっていて、あえてこの記事を引用するのは「自分も同じような経験を何度もした …
業務日記 ミシン目との戦いに経営者の孤独を想う 2015年7月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 毎年この時期は呟いている気がする。 被保険者報酬月額算定基礎届総括表附表、被保険者報酬月額算定基礎届総括表、被保険者報酬月額算定基礎届、被保険者賞与支払届総括表、被保険者賞与 …
雑記 電話で終わらせてしまった10年以上の時間 ~想うのも勇気、背けないのも勇気 2015年7月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ピアノのレッスンに20年以上通い続けた。 そのうちの半分以上はずっと同じ先生に師事していたのに、大学生になるころはもう、レッスンもさぼ …
同友会 裏方の仕事を知るということ、段取りの重要性を感じるということ 2015年7月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 青年部幹事会の会議に書記として参加。真面目に話を聞いていなくてはならないし、要点をまとめて記録しなければいけない。なにより、会議の場にいて自 …
雑記 打たれ弱い自分のための、ダメージを最小限に食い止める方法 ~万事塞翁が馬 2015年7月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 期が変わったし、今年も半分が終わったし、振り返りをして過ごす。 この6か月間はいいことがたくさんあった。嫌なことがなかったわけではない …
雑記 八百津町杉原ウィーク2015短歌大会、佳作入賞しました! 嬉しいよ! 2015年7月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 改憲の風吹くなか、八百津町で世界平和などをテーマにした短歌大会が行われていたので6月に応募したところ、佳作として入賞することができた。嬉しい …
業務日記 喜んでほしい、笑ってほしい、楽しんでほしいという一心は、遠回りをすることはあっても、必ず届くんだね 2015年7月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 無から有を創り出すクリエイターの方々の話を聞くと「よーし自分も」と行動のエネルギーをもらうことができる。数字だとか人間関係だとか、生々しいリ …
業務日記 本気の悔し涙を流せたことが、僕の仕事の誇りなのだと思った 2015年7月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 11年目の新しい期が始まったその初日にトラブルがあった。 テキストもテキストを飾るデザインも、一体となってメッセージ。不本意に削られた …
業務日記 小さな粒子が大きな宇宙を構成しているという矜持 2015年7月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 以前ブログに書いた言葉が、共感してくださった方を通じて、違う誰かの行動と考え方に影響を及ぼしているということを知った。いいことを書くのではな …
ブログ論 ブログを仕事に生かすということ、ブログを継続するということ 2015年6月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 久々にコトバノを二日連続で更新した。 「下さい」と「ください」の意味の違いと使い分け ~英語にすると区別しやすい! | コトバノ …
業務日記 縁や相性というものは踏み込むべきではない領域を共感しあえるかどうかで決まる 2015年6月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 僕たち中小零細企業の実務では、契約書によって取り決めが行われることは滅多に無く、信義則によって約束の交わされることがほとんどだ。 言葉 …
情報 倉下忠憲さんのブログ記事「金融系の面白い漫画や小説なんかを紹介するぜ」は騙されない生き方をするために絶対オススメ! 2015年6月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 金融系の面白い漫画や小説なんかを紹介するぜという記事を倉下忠憲さんが書かれていた。 R-style » 金融系の面白い漫画や小説なんか …
同友会 大浦ミートの大浦社長の話を聞いてきた! 2015年6月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 同友会青年部例会、姫路での開催。 「金持ちになるために社長になる」という動機はとても不純な感じがするけれど、まんま、勢いとなって勘を研ぎ澄ます。勢いは運を呼び縁を招き寄せる。考え …
雑記 山陽電車の廃線跡 〜踏切の音が鳴り続けているような気がした 2015年6月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この線路を地上を列車が走ることは二度とない。 在ったものがいつか無いことが当たり前となり、この線路がどんな風に役に立ったのかという …
雑記 ふわっと 2015年6月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「西端さんのあんな感じの文章でお願いしたいんですよ」 「どんな感じ?」 「そうですね、ふわっとした感じの」 「ぐわっと?」 「いえ、ふわっと」 「しゅわっと?」 「ちゃ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく 2015年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
業務日記 笑われると笑わせるの違いとは 〜自分と異なることは悪ではなく個性 2015年6月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 プライドのないような振りをして生きていることも、また、その人が命とプライドを守るために選んだことなのだから、やっぱり僕たちは、人のなにかを簡 …
動画 【乗ってきた】山陽電車林崎松江海岸駅~西新町駅~明石駅~人丸前駅間前面展望【撮ってきた】 2015年6月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2015年6月20日、山陽電車の林崎松江海岸駅~明石駅間が高架線に切り替わりました。 新しい線路を前面展望で眺めるのはとても気持ちが良 …
業務日記 経営者になって10年となる記念すべき一日に向けて 〜労働保険料の計算と納付 2015年6月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 決算に向けて対外的なラストスパートと事務的な作業に追われるのがこの時期。サボりまくっていた経理はリアルタイムに追いついた。そして今度は7月1 …
雑記 今日を綴る、綴り続ける、25000回目の継続 2015年6月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 記念すべき25000回目のツイートが負でも蒼でもなく、達成感に満ちたものだったことが嬉しい。 さぼりまくっていた経理が片付いた。横で数字を読みあげてもらうだけで作業がかなり捗 …
雑記 ピアノがあるということ、空気を入れ替えるということ 2015年6月17日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 感情や人付き合いには総量があるのではないかということを以前書いた。 「総量」というのは感覚的なもので、僕はこれをよく、ベンチに例えて表 …
雑記 iPhoneで撮影したスズメの近接写真 ~こんなに近くに来てくれました 2015年6月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 足元に飛んできて、やたらと人懐っこくしてくれるスズメに出逢った。 「撮ってもいい?」と聞くと、撮りやすい高さの …
情報 凧にカメラを吊り下げて撮影する「カイトフォト」の写真たちに人間の大小を思った 2015年6月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明石出身のヤマナカタツヲさんのサイト。 風とレンズの向くままに【Kite Aerial Photography】 神戸新聞で知っ …
業務日記 相性や縁、タイミングを自助努力で高めていくために必要な「足繁く」 2015年6月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 管理を請け負っているサーバのなかで、肥大化し続けている謎のデータベースファイルがあった。(いつか原因を突き止めよう…)と思ったままに放置して …
業務日記 商売人の想像力を大切にしたい 2015年6月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ビジネスという言葉のなかにある、どこか割り切った冷たい響きを受け入れることなく僕は生きていきたいと思うのです。 商売を一生懸命にしている人が、自分の知らないところで商品を晒さ …
iPhone/モバイル/PC/NET レッツノートからの買い替えにバッテリ駆動8.5時間のASUSのノートパソコン「UX305FA-FC249H」という選択 2015年6月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ASUSが発表した直販モデル「UX305FA-FC249H」に心惹かれている。 Core M-5Y10(800MHz、ビデオ機能内蔵) …
雑記 物事の価値は相対的に考えることが大事 ~投資と浪費の違い 2015年6月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 日銀総裁の黒田さんの発言で為替が激しく動くのを眺めながら、半日、経理作業に勤しんだ。経済は未来より先行して動く心理学、色々な思惑を想像するの …
川柳 [川柳鑑賞日記]五欲まだ捨てる気はない風は初夏/辰巳和子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 禁欲に背を向ける宣言を初夏にする。追い風を身に纏って人間らしく生きられる人は本当に素敵だと思う。悟ったような顔をした大人には、僕はどうして …
川柳 [川柳鑑賞日記]約束が出来れば羽根が生えてくる/土方邦子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 僕は僕という人間にこれっぽっちも自信がなくて、誰かに誘われ、約束ができると居場所ができたようで嬉しくなる。ひとに与えられる約束はなんて安寧 …
川柳 [川柳鑑賞日記]夕焼けの余韻にひたる坂の街/澤田迪子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 海が見える街を連想させる。「浸る」ではなく「ひたる」とひらがなにした優しさも「燃えるような赤」から「淡い群青」への移ろいを際立たせた。色彩 …
川柳 [川柳鑑賞日記]結局は父の背中を追っている/谷口修平 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 商いの苦労を知っていた父は「おまえたちには商売人になってほしくない」と僕ら兄弟に言い続けた。結局、自分も弟も、その背中に憧れてこの道を生き …
川柳 [川柳鑑賞日記]ソーラーパネル故郷の空に降らぬ星/樋口祐子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 古来、詩には幾度も「故郷」や「星」が詠われてきた。その古典的な言葉と現代的な題材を並べることで、作者は時代への警鐘を鳴らした。七文字のカタ …
川柳 [川柳鑑賞日記]捨てなさい枯れてしまった薔薇なんて/山口早苗 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 美しさや価値は永遠ではないという無常感。戒めのようにも聞こえるが、一方で、記憶はまだ過去になりきっていないのではないかという執着のようにも …
川柳 [川柳鑑賞日記]逝きたいね傘のしずくを切るように/渡辺千代子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 傘のしずくのごとく一瞬で消える魂、潔い死への憧れを詠む。この世の無常を思えば、僕たちの存在はまさに泡そのものであるのだが、なかなかどうして …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]八月の雨は首すじから濡れる/徳長怜 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 傘で防ぎきれない突然の雨。ただ、「防ぎきれない」のはなく「防がなかった」とドラマを読み解けば、雨に身をゆだねる身体的感覚が強調される。無防 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]見られてもいいことだけを書く日記/藤本美知恵 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ところで僕は、中学生のころからネット上で日記を公開し続けている。だからかどうか、自分だけが読むことを前提とした日記を書けないことに気が付い …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]「カワイイ」はフリーサイズの褒め言葉/妻木寿美代 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 世界を拡張してくれる句だと思った。「かわいい」と伝えるのは、もしかすると相手によっては失礼なのではないかと躊躇してしまうことがある。ところ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]花は葉にだけど手足の動く幸/山尾ふたば 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 人生の旬はいつだったろうと、過ぎた青に目を瞑って考える。でもそれでは、いまこの瞬間が引き算の結果と決めてしまっているかのようだ。足りないも …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]そんなにも耐えたんだからもういいよ/内橋久代 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 もう一度、信じてみよう。あと1分、待ってみよう。あと1cm、前へ行ってみよう…。いつからか、意地になってしまっている僕がいる。信念、なんて …
川柳 [川柳鑑賞日記]見守っていよう翼が乾くまで/朝岡えりか 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 うんと若かったころの話。当時付き合っていた彼女から別れの電話があった。「いやだぜったい、いやだよぜったい」。叫ぶようにして泣いた僕の声を、 …
川柳 [川柳鑑賞日記]沈丁の香に恋慕またよみがえる/小島松太 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 五感はいつかの時代にリンクしている。たとえば流行った音楽、たとえば学生街の食堂。僕はそうだ。五月のベンチの至近距離で、リンスの香りに魅了さ …
川柳 [川柳鑑賞日記]深掘りをすれば傷つく人がいる/藤本美知恵 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 孤独の部屋にいて、聞いてほしいと思うことがある。ただし傷つきやすい僕である。どうしてそうなったの、どうしてこうしなかったのと理由を問うこと …
川柳 [川柳鑑賞日記]亀さんは寝ている兎起こさない/川村やまと 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 これは真理であって、先にゴールを目指す僕たちは、自分の意思で寝てしまった兎を起こすような真似はしないのだ。でも、だから、考えてみた。僕が兎 …
川柳 [川柳鑑賞日記]補聴器を両手で受ける床屋さん/老沼正一 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この句を読んで、僕は「そうかっ」と唸ってしまった。当然、耳が不自由でも髪は伸びるし、床屋に行く必要がある。装着したままでは不便がある散髪。 …
川柳 [川柳鑑賞日記]思案する手持ちカードの上がり方/土方邦子 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 カードの切り方ではなく、上がり方と作者は表現した。小心者の自分は、不安で仕方がない。この手札を出し、上がったと思ったら、まだその先には高い …
川柳 [川柳鑑賞日記]えいやーと5回となえて布団出る/徳永ひよこ 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 布団に暮らしたい。たとえば好きな本を抱えて、たとえばおいしいお菓子を持ち込んで、たとえば世界中の映画を再生して。でも叶わず、冬の朝はやって …
川柳 [川柳鑑賞日記]誘われて散歩に出ると日がさした/井上恵美子 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 闇の底に落ちたときでも、必ず、誰かが声をかけてくれる。自分の名を呼んでくれる。親はきっとそんな祈りをこめて僕たちに名を授けた。誘われるまま …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]曲がり角ばかり呼んでもいないのに/西村みなみ 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ため息で汚れそうな曲がり角を、軽やかに表現する。もちろん、それぞれの角には傷も涙もあったのだろうが、その都度、骨は強くなっていったのだろう …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]許すこと覚えた声が丸くなる/原正吾 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この世の中で一番難しいのは許すことなのではないかと思う。黒く赤く燃えた炎を消すことができず、僕の心はいつも虚しく汚い。それでも、いつか見返 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]すぐ消える昭和家族のシャボン玉/宮本緑 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2025年は昭和100年に当たるそうだ。僕は昭和51年製のシャボン玉。父や母、弟や愛犬たちの記憶を閉じ込めて、屋根へゆっくりと昇る。父はり …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]教室の中で歪んでいく背骨/埜藤裕子 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 幼稚園児の頃の記憶。プランターの花はまっすぐに伸びて、チューリップの歌を何度も口ずさんだ。あの花は、横に並んだ色たちをうかがうこともなく、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]お守りが事故車の中で揺れている/川人良種 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 加害者や被害者にも名前があって、誕生の際、親御さんはどんな祈りを込めてこの字を選んだのだろうと考えてしまう。その先の哀しい運命を浮かべるわ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]コロナ禍とお別れをした駅ピアノ/山口早苗 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 封鎖されたピアノは寂しそうな顔をして待っていた。開かれることを、誰かが奏でてくれることを。下手な音符にピアノは微笑んで、得意なリズムにピア …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]迷ったらまた原点に戻ろうよ/八木田幸子 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大阪梅田の地下迷宮で、僕はいつも人の海に溺れてしまう。前後左右、どこにいるのか、どこに行きたかったのか。迷ったら空を探すことだ。太陽は規則 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]胃カメラは知ってる君の気の弱さ/鈴木かおる 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 外の世界のあんなこんなで痛めつけてしまった内臓に、申し訳ないと思うことがある。悔しさに泣き、怒りに震え、強くなれなかったとき。胃は寄り添う …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]美しくそしてゆっくり老いる日々/竹部修清 2025年2月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 限られた字数の世界で、あえて「そして」という接続詞を用いることが、ふたつの理想を効果的に強調した。そう、美しく、そしてゆっくり老いていくこ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]落丁のページは胸の奥にある/山下華子 2025年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あの日からずっと続くはずだった物語。背中を見送った日の涙は笑い話にするけれど、破りとった一枚のページは、今も詩の源泉になっている。続編を妄 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく 2015年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣 2015年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣 2014年12月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志 2014年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子 2014年10月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直 2014年10月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江 2014年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木 2014年9月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫 2014年8月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之 2014年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也 2014年5月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子 2014年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子 2014年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳 2014年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書) …
短歌鑑賞 穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人? 2014年4月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお 2014年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之 2014年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫 2014年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也 2014年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお 2014年1月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介 2014年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成) 2014年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之 2014年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大 2014年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子 2014年1月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之 2013年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり 2013年12月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …