川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
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秋の季語であるヒグラシは、夏の始まりからずっといるということ ~カタチのない音や匂いに

2016年7月23日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
神戸市西区の如意寺で収録したヒグラシの鳴き声。 https://youtu.be/KrWrcnLlNDA 物悲しい鳴き声は秋の季 …
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wantに応えられるブログ記事を用意しておくのはおもてなしの気持ち ~秋になるとアクセスの増える記事たち

2016年7月22日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
毎日欠かさずブログを更新していると、検索から、色々なキーワードで人が訪れてくれるようになる。ひとが検索に向かうときは何かしらのwantがある …
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お客さんの根っこに関わるということは、お客さんの喜怒哀楽も一緒に背負うということで

2016年7月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
お客さんの数が増えて、お客さんの根っこ(売上や利益)の部分に深く関係していくようになるということは、その分だけ、目標や問題に一緒に向き合って …
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僕は僕だ。僕は父といて僕だ。僕たちだ。商売人だ

2016年7月19日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
自分のブログを「商売」で検索してみる。父の背を見て育った僕が商売人であることを誇りに思って書き続けていることがよく分かった。唯一この点だけは …
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ねばねば星人の足下は粘着質でドロドロしている

2016年7月18日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
この数ヶ月、広報や広告、ブログ運営の相談や書き物のご依頼が急増している。決算書類も作らなければいけないし、8月は一年に一度制作を行う大きな仕事も待っている。人前で発表する機会もいた …
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駅メロ風にアレンジ演奏した明石音頭が、いつか本当に採用される日が来るのかどうか

2016年7月17日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
夏祭りの時季だからか、「明石音頭」で検索して上位に表示されるこの記事へのアクセスが急増している。 明石の夏祭りといえば、この明 …
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ブログ紹介:【塩屋百景】~神戸の西にある塩屋の街の雰囲気を伝えてくれる

2016年7月16日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
塩屋百景を読む。 深く読まずとも、眺めているだけで街や人の雰囲気の伝わってくるブログが好きだ。訪れてみたくなる。暮らす人たちに …
業務日記

新しい企画を考える広報広告会議 ~業界初の「封筒下取り」サービスをどう浸透させるか

2016年7月14日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
取り組んで、結果の出ていることを話して、よく分からないと言われて凹んで、「お前なんかに分かってたまるか」と、しばらくして復活する。そういう自 …
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経営者である前に商売人であれ 〜父の痕跡、父の記憶

2016年7月13日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
仕事をする自分のルーツは何なのだろうと振り返れば、やっぱり父親の存在になる。経営者ではなく商売人。経営者である前に商売人でいる。僕の信念と行 …
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心をどう届けたか、ではなく、心はどう届いたか ~言葉は足し算ではなく、引き算をする

2016年7月8日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
頼りにされていると思えば強くなれるし、利用されていると思えば卑屈になるし。紙一重を埋める言葉と心の遣り方を、する側になってされる側になって、 …
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たなばたばたばたばたばたばたばたばたばた

2016年7月7日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
一年に一度の「たなばたにしばた」祭り。FacebookeやTwitter、ブログでこのひと言を書くようになってから10年以上になりますが、毎年たくさんの方に喜んでいただき( …
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小さな図書館の存続の危機 ~大宅壮一文庫

2016年7月6日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
東京にある大宅壮一文庫は、五木寛之さんや立花隆さんも通った雑誌専門の小さな図書館。ここが今、存続の危機に立たされているという記事。文中の言葉が良かったので引用にて紹介する。  …
雑記

憧れのヘッドフォンQuietComfort35と脳みその疲れと

2016年7月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
朝から誰と喋っていても頭がすっきりしない。噛む。言葉が出てこない。いま、何の話をしていたか分からなくなってしまう。夜の高速道路は、時々、アク …
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Googleの検索結果の上位で表示されるということ、小さな会社がそれによって得られる効果

2016年7月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
「足らない 足りない」で検索をすると、4日前に書いたばかりの記事は、もう、Googleの1ページ目に表示されるようになっている。  …
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伝わる喜びを想像して、伝えるチカラを創造する。【伝】を具体化する本気の一年にする。

2016年7月1日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
「頑張る」という言葉が好きでないのは、何をいつまでにやるのかが不明確だからだ。「刺激」「学び」「気付き」という言葉とも似ている。刺激を受けた …
雑記

想像力にユダネテイキヨ。

2016年6月29日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
僕たちは誰かの想像力に委ねるという想像力を大切にしなければならない。タイヘンナコト、タイヘンナコト。 …
同友会

同友会の支部例会で報告します ~知識を売るのではなく体験を売るということ、雨の日に足が臭くなるということ

2016年6月28日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
8月26日に生田神社会館で、経営体験報告を行うことになりました。 10年前の2月に入社、3月に社長と大喧嘩。紆余曲折あって7月 …
業務日記

絶対に浸透してなさそうな経営理念を考えて、その理由を語り合う会

2016年6月27日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
「絶対に浸透してなさそうな経営理念を考えて、その理由を語り合う会」を社内で実施。こういうことって反面教師にして考えたほうが、経営者じゃない側 …
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「本日はお日柄もよく」「恙なく(つつがなく)無事に終了しました」の言葉の意味を再度確認!

2016年6月24日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
時節柄、結婚式のスピーチ原稿の作成やチェックの依頼が続きます。式の当日、天気が悪くても「お日柄も良く」の文言はそのまま、変える必要がありませ …
雑記

言葉ひとつ、句読点ひとつ、改行ひとつ 〜僕と君のあいだに必要なモノ

2016年6月22日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
コンビニエンスストアのトイレがあるから、終日の外出でも戦える。僕の営業戦略に欠かせないベース基地。体調によって使う紙の量も変わるが、バッドコ …
業務日記

どんな経験も相手にとって分かりやすい言葉で伝えられてこそ

2016年6月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
会社をやり始めて間もない頃、財務諸表の意味をひとに説明するつもりで書いて理解に努めた。どんなことでもそうなのだろうが、教えるつもりで作業 …
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イギリスがEU(ヨーロッパ連合)を離脱したい理由と日本経済への影響について、アイドルにたとえて話をしてみよう

2016年6月18日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
日本時間、6月24日早朝にイギリスでは国民投票が行われます。「みんなー、EU(ヨーロッパ連合)から離脱しようかと思うねんけど、どない思う?」 …
雑記

出来るオトコの森永メロンキャラメル理論

2016年6月17日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
いつも重たいカバンの中にはパソコンやiPad、数冊の本に一眼レフカメラが入っている。「何が入っているの?」と聞かれて、いかにも仕事に使っていそうなものを答えるのも面白くなくて会話が …
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川柳や俳句、短歌の朗読コンテンツに活用したい著作権フリーのBGM・音楽素材サイト

2016年6月16日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
著作権フリーのBGM・音楽素材をMP3形式でダウンロード配布しているのがDOVA-SYNDROME。用途や商用、加工の有無を問わず、 …
雑記

幽趣佳境で侘びさびを詠えたら

2016年6月15日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
メトロノームのように朝を歌う鳥を聞いて過ごして、空は白くなっていく。 pic.twitter.com/g1vQ0YCxss— 西端康孝 / 川柳家・歌人 (@bata) …
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経営者であるよりも前に、商売人でありたい ~泣き虫でありたくて

2016年6月14日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
仮説を立てる、そして実行して結果を出す。このプロセス自体が僕の「ノウハウ=商品」となって、お客さんに選んでいただくための材料の一つとなってい …
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経営者に評価されるための仕事をするのでなく、お客さんに選ばれてこそ ~仮説を経験に、商品に

2016年6月12日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
目標は具体的であればあるほど良いが、数字を伴う場合、その根拠を求められる場合がある。それでも思うのは、僕たちは中小零細企業であって、その予測 …
no image 雑記

To live as we are 〜それでも大切な存在でいてくれる君へ

2016年6月11日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
「愚痴こぼしてもいい? あ、でもさ、アドバイスとかはいらないし。根掘り葉掘りも聞いてほしくないんだ。この愚痴をこぼし終わったらスッキリするよ …
読書

壇蜜さんの小説家デビュー作「光ラズノナヨ竹」を購入

2016年6月10日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
光ラズノナヨ竹を購入。壇蜜さんの短編小説(小説家としてのデビュー作)。100円。 ガールズバーで働いて貯めたお金を、付き合っていた …
雑記

断ることは断って、受けることは即答。目標、体力、時間、そして大切にしたい人のこれから

2016年6月7日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
会議。 一週間の半分以上はこういう会議や勉強会の類に参加している。さすがに時間が取られすぎている感じがあって、今年になってから …
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川柳

[川柳鑑賞日記]五欲まだ捨てる気はない風は初夏/辰巳和子

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
禁欲に背を向ける宣言を初夏にする。追い風を身に纏って人間らしく生きられる人は本当に素敵だと思う。悟ったような顔をした大人には、僕はどうして …
川柳

[川柳鑑賞日記]約束が出来れば羽根が生えてくる/土方邦子

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
僕は僕という人間にこれっぽっちも自信がなくて、誰かに誘われ、約束ができると居場所ができたようで嬉しくなる。ひとに与えられる約束はなんて安寧 …
川柳

[川柳鑑賞日記]夕焼けの余韻にひたる坂の街/澤田迪子

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
海が見える街を連想させる。「浸る」ではなく「ひたる」とひらがなにした優しさも「燃えるような赤」から「淡い群青」への移ろいを際立たせた。色彩 …
川柳

[川柳鑑賞日記]結局は父の背中を追っている/谷口修平

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
商いの苦労を知っていた父は「おまえたちには商売人になってほしくない」と僕ら兄弟に言い続けた。結局、自分も弟も、その背中に憧れてこの道を生き …
川柳

[川柳鑑賞日記]ソーラーパネル故郷の空に降らぬ星/樋口祐子

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
古来、詩には幾度も「故郷」や「星」が詠われてきた。その古典的な言葉と現代的な題材を並べることで、作者は時代への警鐘を鳴らした。七文字のカタ …
川柳

[川柳鑑賞日記]捨てなさい枯れてしまった薔薇なんて/山口早苗

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
美しさや価値は永遠ではないという無常感。戒めのようにも聞こえるが、一方で、記憶はまだ過去になりきっていないのではないかという執着のようにも …
川柳

[川柳鑑賞日記]逝きたいね傘のしずくを切るように/渡辺千代子

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
傘のしずくのごとく一瞬で消える魂、潔い死への憧れを詠む。この世の無常を思えば、僕たちの存在はまさに泡そのものであるのだが、なかなかどうして …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]八月の雨は首すじから濡れる/徳長怜

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
傘で防ぎきれない突然の雨。ただ、「防ぎきれない」のはなく「防がなかった」とドラマを読み解けば、雨に身をゆだねる身体的感覚が強調される。無防 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]見られてもいいことだけを書く日記/藤本美知恵

2025年7月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
ところで僕は、中学生のころからネット上で日記を公開し続けている。だからかどうか、自分だけが読むことを前提とした日記を書けないことに気が付い …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]「カワイイ」はフリーサイズの褒め言葉/妻木寿美代

2025年7月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
世界を拡張してくれる句だと思った。「かわいい」と伝えるのは、もしかすると相手によっては失礼なのではないかと躊躇してしまうことがある。ところ …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]花は葉にだけど手足の動く幸/山尾ふたば

2025年7月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
人生の旬はいつだったろうと、過ぎた青に目を瞑って考える。でもそれでは、いまこの瞬間が引き算の結果と決めてしまっているかのようだ。足りないも …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]そんなにも耐えたんだからもういいよ/内橋久代

2025年7月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
もう一度、信じてみよう。あと1分、待ってみよう。あと1cm、前へ行ってみよう…。いつからか、意地になってしまっている僕がいる。信念、なんて …
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[川柳鑑賞日記]見守っていよう翼が乾くまで/朝岡えりか

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
うんと若かったころの話。当時付き合っていた彼女から別れの電話があった。「いやだぜったい、いやだよぜったい」。叫ぶようにして泣いた僕の声を、 …
川柳

[川柳鑑賞日記]沈丁の香に恋慕またよみがえる/小島松太

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
五感はいつかの時代にリンクしている。たとえば流行った音楽、たとえば学生街の食堂。僕はそうだ。五月のベンチの至近距離で、リンスの香りに魅了さ …
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[川柳鑑賞日記]深掘りをすれば傷つく人がいる/藤本美知恵

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
孤独の部屋にいて、聞いてほしいと思うことがある。ただし傷つきやすい僕である。どうしてそうなったの、どうしてこうしなかったのと理由を問うこと …
川柳

[川柳鑑賞日記]亀さんは寝ている兎起こさない/川村やまと

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
これは真理であって、先にゴールを目指す僕たちは、自分の意思で寝てしまった兎を起こすような真似はしないのだ。でも、だから、考えてみた。僕が兎 …
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[川柳鑑賞日記]補聴器を両手で受ける床屋さん/老沼正一

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
この句を読んで、僕は「そうかっ」と唸ってしまった。当然、耳が不自由でも髪は伸びるし、床屋に行く必要がある。装着したままでは不便がある散髪。 …
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[川柳鑑賞日記]思案する手持ちカードの上がり方/土方邦子

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
カードの切り方ではなく、上がり方と作者は表現した。小心者の自分は、不安で仕方がない。この手札を出し、上がったと思ったら、まだその先には高い …
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[川柳鑑賞日記]えいやーと5回となえて布団出る/徳永ひよこ

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
布団に暮らしたい。たとえば好きな本を抱えて、たとえばおいしいお菓子を持ち込んで、たとえば世界中の映画を再生して。でも叶わず、冬の朝はやって …
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[川柳鑑賞日記]誘われて散歩に出ると日がさした/井上恵美子

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
闇の底に落ちたときでも、必ず、誰かが声をかけてくれる。自分の名を呼んでくれる。親はきっとそんな祈りをこめて僕たちに名を授けた。誘われるまま …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]曲がり角ばかり呼んでもいないのに/西村みなみ

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
ため息で汚れそうな曲がり角を、軽やかに表現する。もちろん、それぞれの角には傷も涙もあったのだろうが、その都度、骨は強くなっていったのだろう …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]許すこと覚えた声が丸くなる/原正吾

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
この世の中で一番難しいのは許すことなのではないかと思う。黒く赤く燃えた炎を消すことができず、僕の心はいつも虚しく汚い。それでも、いつか見返 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]すぐ消える昭和家族のシャボン玉/宮本緑

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
2025年は昭和100年に当たるそうだ。僕は昭和51年製のシャボン玉。父や母、弟や愛犬たちの記憶を閉じ込めて、屋根へゆっくりと昇る。父はり …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]教室の中で歪んでいく背骨/埜藤裕子

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
幼稚園児の頃の記憶。プランターの花はまっすぐに伸びて、チューリップの歌を何度も口ずさんだ。あの花は、横に並んだ色たちをうかがうこともなく、 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]お守りが事故車の中で揺れている/川人良種

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
加害者や被害者にも名前があって、誕生の際、親御さんはどんな祈りを込めてこの字を選んだのだろうと考えてしまう。その先の哀しい運命を浮かべるわ …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]コロナ禍とお別れをした駅ピアノ/山口早苗

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
封鎖されたピアノは寂しそうな顔をして待っていた。開かれることを、誰かが奏でてくれることを。下手な音符にピアノは微笑んで、得意なリズムにピア …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]迷ったらまた原点に戻ろうよ/八木田幸子

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
大阪梅田の地下迷宮で、僕はいつも人の海に溺れてしまう。前後左右、どこにいるのか、どこに行きたかったのか。迷ったら空を探すことだ。太陽は規則 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]胃カメラは知ってる君の気の弱さ/鈴木かおる

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
外の世界のあんなこんなで痛めつけてしまった内臓に、申し訳ないと思うことがある。悔しさに泣き、怒りに震え、強くなれなかったとき。胃は寄り添う …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]美しくそしてゆっくり老いる日々/竹部修清

2025年2月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
限られた字数の世界で、あえて「そして」という接続詞を用いることが、ふたつの理想を効果的に強調した。そう、美しく、そしてゆっくり老いていくこ …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]落丁のページは胸の奥にある/山下華子

2025年1月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
あの日からずっと続くはずだった物語。背中を見送った日の涙は笑い話にするけれど、破りとった一枚のページは、今も詩の源泉になっている。続編を妄 …
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短歌鑑賞

[短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく

2015年6月22日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣

2015年3月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣

2014年12月24日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志

2014年11月23日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子

2014年10月25日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
no image 短歌鑑賞

[短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直

2014年10月10日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江

2014年10月3日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木

2014年9月1日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫

2014年8月23日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之

2014年8月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也

2014年5月28日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子

2014年5月12日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子

2014年5月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳

2014年4月26日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書)  …
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穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人?

2014年4月19日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお

2014年4月15日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之

2014年4月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫

2014年3月13日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也

2014年2月15日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
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[短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお

2014年1月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。  …
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[短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介

2014年1月12日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。  …
no image 短歌鑑賞

[短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成)

2014年1月10日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
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[短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之

2014年1月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
no image 短歌鑑賞

[短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大

2014年1月7日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
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[短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子

2014年1月2日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
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[短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之

2013年12月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
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[短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり

2013年12月16日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …
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