願望 ミニ四駆のくまモンバージョンは頑張る大人が少年に帰るための、最高の癒しアイテム 2014年8月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ミニ四駆は夢中になって遊んだ玩具のひとつ。 ハイパーモーターだ、スポンジタイヤだ、軽量化だなんだと、まだインターネットの存在しない時代 …
業務日記 新開地駅の立ち食いそば屋さん「高速そば」に学ぶ、教科書にないデザインと商売のこと 2014年8月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 うちの会社の最寄り駅は阪神と阪急と神鉄、そして山陽電車が相乗りをしている新開地駅。この駅構内にある「高速そば」という立ち食いそばのお店で、ス …
雑記 傷付きやすい人の心を想像することが出来ないのであれば、傷を付けやすい自分の言動であることを自覚する 2014年8月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ひとりの命が失われて、手のひらの翻る音が聞こえた。 「袋叩きにした結果であると言うあなたは、まだ自死を選んでいない他の誰かを袋叩きにしてい …
同友会 差別化の極意は、大手ではできない「世話という種」を蒔き続けること ~荒木商店の廣田さん(同友会) 2014年8月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 前川企画印刷の西端さんだったか、西端企画印刷の前川さんだったか。色々悩まれた結果なのだろう、以前僕のことを「前端さん」と呼んだ人がいた。その …
動画 溺れているカラスを助けるクマの優しい映像 ~見返りを求めず、与えて生きて 2014年8月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 溺れているカラス、それを助けてあげるクマ。 https://www.youtube.com/watch?v=gJ_3BN0m7S8 …
雑記 同じ未来に臨むなら、どれだけの準備をしてその場に向かうべきなのだろう 2014年8月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「自分ならこんな風に議事を進めるし、あんな風な決め方は絶対しない。ダメダメだな、この会議」- 自分との相性だけで会議に臨んでいたのも今は昔。 …
情報 Visitors to Kobe can use KOBE Free Wi-Fi, completly free of charge. service information. 2014年7月31日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Kobe city has released "KOBE Free Wi-Fi" service for foreign visit …
雑記 「内科に仕事はないか?」「返答せん」 2014年7月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「この後、まだ仕事に行くんですか?」「はい」「こんなに扁桃炎が酷いのに?」「ええ」「安静にしてないと」「仕事をしないと」「行くんですか?」「先生の所のお仕事をさせていただけるなら考 …
雑記 良く言えば、それは信念。悪く言えば、それは頑固。 2014年7月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「直接的ではなくても、行間に悪口や蔑む言葉を使っては同じだよ」と伝えようと思うこの言葉だって、論にして書いてしまえば「お前が何を偉そうに」と …
同友会 ばたこさん、暑くても熱くなった。泣いた。 2014年7月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 暑がり、汗かき、ばたこさん。 この暑い七月、プレッシャーのかかるイベントが三つも続いた。仕事でも大きなピンチに直面した。それでも、会社のメンバーやお客さん、友人たちの理解と協 …
雑記 時間の元本、時間の利息、時間の借金、時間の返済 2014年7月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 お金と時間は似ている。 足りなくて借りてくる。借りた以上は返さなければならない。借金体質の場合、いつまでも利息の返済に追われてばかりで、元 …
雑記 「あの人に頼んだら簡単にやってくれるから」にある、見えない幾年 2014年7月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「仕事の価値も分からずに無料でやらせるんじゃないよ」と憤っている人を見ると、それは価値をちゃんと伝えられていないあなたにも原因があるのではな …
雑記 CHAGEandASKAのファンクラブ休止 〜空はすぐ、こんなに青いのにね 2014年7月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「中の見える封筒はDMなどで効果的ですよ」「信書や大事な書類を送るときは透けない封筒で」なんて決まり文句は、全国のどこの印刷屋でも言ってるよ …
同友会 僕に時間をくれた経営者の皆さんのこと、僕に時間をくれた社員たちのこと、感謝 2014年7月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 同友会で発表。忌憚のないご意見は自分の鏡になる、本当に有り難い、感謝。 ちょうど同じようなテーマで4年前の7月に発表した記録が残ってい …
雑記 7月危機がやってきた、ピンチはチャンスの裏返し 2014年7月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 経営者になって10年目のスタート、7月。毎年大きなトラブルは7月に起こっているような気がする。今年はどうだろうと思っていたら、やっぱり今年も …
雑記 自分の表現や発信が他を蔑んでいないか傷付けていないか想像する方法 2014年7月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 差別化について語るとき、僕は必ず他を蔑んではいけないという話をする。自分よりも劣るものを前に出して「あれと比べればこちらはこんなに優れている …
雑記 感情の総量、再び。カフェインの総量、増えすぎ。 2014年7月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 心がプラスになる出来事とマイナスになる出来事は、最終的にはプラマイゼロになるようになっている。そんなことを以前、感情の総量というタイトルで書 …
川柳 川柳句会のはじめての選者を終えて 2014年7月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ふあうすと川柳社の本社句会で選者を務めさせてもらった。 川柳句会で初めての選者体験。披講の仕方に好意的な感想をいただけてホッとした。1時間での選はやっぱり厳しかったな。選ぶ側 …
同友会 【西端語ります】中小企業家同友会西神戸支部ブロック会「経営に生かす言葉の力」 2014年7月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 同友会のブロック会で、表現力についてお話させていただきます。 「どんな言葉にも裏と表がある」ということ、その言葉の使い分けが心遣いにな …
雑記 熱意は暴走と表裏一体 ~ワンマン社長の暴走とイエスマンたちの迎合と 2014年7月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 とある場所でミニ講義のようなものをしてほしいと頼まれた。論じるほどのものも持っていないし、経験を話しながら自分はどう向き合ってきたのかという …
雑記 実業の反対語である虚業という概念について 2014年7月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 学生13人が文章の書き方や取材のコツを質問。あさのさんは、「小説は五感で書くもの。野球の話なら実際にボールを握り、感触を確かめた」とアドバイス。「自分が経験していないと、作品は生み …
雑記 CHAGEandASKAと岩松大樹選手と ~美しいお辞儀の仕方に思うこと 2014年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 CHAGEandASKAについて、サッカーの元日本代表・岩松大樹選手が語ってくれた。 「コンサートの最後に、スタッフの名前が映画のイン …
情報 [欲しい]ファミレスでの打ち合わせに便利。車載したいモバイルインクジェットプリンタPX-S05 2014年7月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 持ち運べるプリンタPX-S05をエプソンが発売開始する。 PX-S05W【税込】 エプソン A4対応 インクジェットモバイルプリンタ( …
雑記 過ぎてしまえば、夏は切ない。過ぎる前には、夏は重たい。 2014年7月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 見上げれば梅雨の空、見通しは台風の襲来。 それでもセミは待ちきれず、もう、明石公園で夏の始まりを告げていた。 http://youtu. …
川柳 選び方も個性。僕には僕の心の色がある ~ふあうすと川柳句会の選者 2014年7月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 人前に立つことは好き。 1をnの人に伝えられて効率がいいし、相手の顔色に意識を向ける必要もない。緊張して当然という環境なので、ある程度の失 …
業務日記 好対照なふたつを伝えるとき、自分の価値を下げないために使うべきではない言葉 2014年7月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 117と177はどちらが天気予報でどちらが時報だったか。覚え方には色々あるけれど、無理に両方を覚えようとせずとも、一方だけをちゃんと記憶して …
同友会 会場下見行ってきた! 兵庫県中小企業家同友会青年部キックオフ会於西明石キャッスルホテル 2014年7月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 7月24日に行う「兵庫県中小企業家同友会青年部キックオフ会」の会場下見、西明石キャッスルホテル。 スピーカーの位置を確認したり、照明を …
業務日記 話をしながら、瞳をのぞく。理解はどうか、熱は伝わったか、未来を見たか、自ら動くか。 2014年7月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 これから決算書を作っていく必要はあるものの、会社として、ひとつの期を終えることが出来た。生き残ることが出来た。そして七月一日。経営者として1 …
雑記 端っこ、端正、極端、端ちゃん、端雅、端厳、端号、端子 2014年6月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「端っこ」という言葉を聞くたびに複雑な気持ちになる理由は僕の名前である西端に「端」という字が含まれているからで、「端正」という言葉を聞くと妙 …
同友会 ふあうすと川柳社で選者を務めること、同友会で報告をすること、同友会でマイクパフォーマンスをして暴れること 2014年6月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ふあうすと川柳社は、昭和4年に神戸に誕生した川柳結社。川柳六大家と呼ばれるうちの一人、椙元紋太によって結社された。前川企画印刷でふあうすと誌 …
川柳 [川柳鑑賞日記]逃げ水を追うた ひとりが寂しくて/長島敏子 2025年11月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 生まれてからずっと明石に暮らしている。つまり、街のあちこちに残像があって、僕は以来、そしてこれからもずっと蜃気楼のように浮かぶ映像と生きて …
川柳 [川柳鑑賞日記]永らえて言えない事と言える事/こやまひろこ 2025年11月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「西端くんはSNSに何でも書くよね」と言われることがある。まさか。千切られた痛みや苦しみを綴ることはあっても、契られた甘い蜜の話は胸に閉じ …
川柳 [川柳鑑賞日記]句を詠めば子どもの頃の夢を見る/山本健一 2025年11月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 むかし流行った曲を聴くと、あの頃のにおいが一瞬でよみがえってくる。川柳を詠むことも同じ。あまく優しい風が待っているドアの向こうを訪れて、父 …
川柳 [川柳鑑賞日記]でも・だけど言葉の見込み別の道/山尾ふたば 2025年11月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あ、しまった、また否定語から入ってしまったと相手の眉間の皺を見て気が付くことがある。追い風の前髪はどこにでもあるのに、それを遠ざけるような …
川柳 [川柳鑑賞日記]万の数知らない吾の歩数計/山辺和子 2025年11月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 万歩計なのに万の数を知らないという着目が楽しすぎた、こんな発見のできる視点を持ち合わせたいなあ、なんて、思わず自分も世界を注視してしまった …
川柳 [川柳鑑賞日記]犬の目で歩けば犬に恋をする/田辺与志魚 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 僕たちは僕たちの高さで世界を見てしまう。たとえば今日、土はどんな温度を携えて花を抱いていただろう。空はどんな色をして、雲を許していただろう …
川柳 [川柳鑑賞日記]旧姓に戻りましたと来るメール/谷口修平 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ただそれだけの事実、でも想像してしまう。どうしてそれを僕に伝えて来るのだろう、君には今、何が足りないのだろう。身勝手な空想にひとり、体温を …
川柳 [川柳鑑賞日記]帰省する孫に自慢の掲載紙/津倉てつや 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 コピーライターとして文章を書き、印刷屋として紙に軌跡を残す仕事をしている。三大発明のひとつが活版印刷だと言われるのは、つまり、僕たちは「残 …
川柳 [川柳鑑賞日記]秋彼岸化けて出るなと数珠を揉む/矢野野薫 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ふふ、と笑ってしまった。墓前に思慕を詠む句は多いが、作者には思い当たることがあり数珠を揉んだのである。何をしてしまったのだろう。清らかに生 …
川柳 [川柳鑑賞日記]ほの明かり潜んでないで出ておいで/西島とこ 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 希望という言葉をどんな表現に置き換えるか、置き換えないのか。僕たち詩人は試されている。さて、作者は、それを「ほの明かり」と表現した。擬人化 …
川柳 [川柳鑑賞日記]晩学の今は青春いろはにほ/朝岡えりか 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 晩学という言葉を青春という色で裏返しにしてしまう躍動、いろはにほと表現する軽やかさ。僕は詩に寒色を足してしまいがちなので、こんな句の姿勢に …
川柳 [川柳鑑賞日記]秘密裏の動きを月に覗かれる/関つね子 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 森の中にあるベンチ、見上げれば月。「ずっと」という約束を交わした青い日の記憶。瞳を閉じ合ってしばらくすると、秘密を知った月がすこしだけ、西 …
川柳 [川柳鑑賞日記]五欲まだ捨てる気はない風は初夏/辰巳和子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 禁欲に背を向ける宣言を初夏にする。追い風を身に纏って人間らしく生きられる人は本当に素敵だと思う。悟ったような顔をした大人には、僕はどうして …
川柳 [川柳鑑賞日記]約束が出来れば羽根が生えてくる/土方邦子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 僕は僕という人間にこれっぽっちも自信がなくて、誰かに誘われ、約束ができると居場所ができたようで嬉しくなる。ひとに与えられる約束はなんて安寧 …
川柳 [川柳鑑賞日記]夕焼けの余韻にひたる坂の街/澤田迪子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 海が見える街を連想させる。「浸る」ではなく「ひたる」とひらがなにした優しさも「燃えるような赤」から「淡い群青」への移ろいを際立たせた。色彩 …
川柳 [川柳鑑賞日記]結局は父の背中を追っている/谷口修平 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 商いの苦労を知っていた父は「おまえたちには商売人になってほしくない」と僕ら兄弟に言い続けた。結局、自分も弟も、その背中に憧れてこの道を生き …
川柳 [川柳鑑賞日記]ソーラーパネル故郷の空に降らぬ星/樋口祐子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 古来、詩には幾度も「故郷」や「星」が詠われてきた。その古典的な言葉と現代的な題材を並べることで、作者は時代への警鐘を鳴らした。七文字のカタ …
川柳 [川柳鑑賞日記]捨てなさい枯れてしまった薔薇なんて/山口早苗 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 美しさや価値は永遠ではないという無常感。戒めのようにも聞こえるが、一方で、記憶はまだ過去になりきっていないのではないかという執着のようにも …
川柳 [川柳鑑賞日記]逝きたいね傘のしずくを切るように/渡辺千代子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 傘のしずくのごとく一瞬で消える魂、潔い死への憧れを詠む。この世の無常を思えば、僕たちの存在はまさに泡そのものであるのだが、なかなかどうして …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]八月の雨は首すじから濡れる/徳長怜 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 傘で防ぎきれない突然の雨。ただ、「防ぎきれない」のはなく「防がなかった」とドラマを読み解けば、雨に身をゆだねる身体的感覚が強調される。無防 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]見られてもいいことだけを書く日記/藤本美知恵 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ところで僕は、中学生のころからネット上で日記を公開し続けている。だからかどうか、自分だけが読むことを前提とした日記を書けないことに気が付い …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]「カワイイ」はフリーサイズの褒め言葉/妻木寿美代 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 世界を拡張してくれる句だと思った。「かわいい」と伝えるのは、もしかすると相手によっては失礼なのではないかと躊躇してしまうことがある。ところ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]花は葉にだけど手足の動く幸/山尾ふたば 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 人生の旬はいつだったろうと、過ぎた青に目を瞑って考える。でもそれでは、いまこの瞬間が引き算の結果と決めてしまっているかのようだ。足りないも …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]そんなにも耐えたんだからもういいよ/内橋久代 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 もう一度、信じてみよう。あと1分、待ってみよう。あと1cm、前へ行ってみよう…。いつからか、意地になってしまっている僕がいる。信念、なんて …
川柳 [川柳鑑賞日記]見守っていよう翼が乾くまで/朝岡えりか 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 うんと若かったころの話。当時付き合っていた彼女から別れの電話があった。「いやだぜったい、いやだよぜったい」。叫ぶようにして泣いた僕の声を、 …
川柳 [川柳鑑賞日記]沈丁の香に恋慕またよみがえる/小島松太 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 五感はいつかの時代にリンクしている。たとえば流行った音楽、たとえば学生街の食堂。僕はそうだ。五月のベンチの至近距離で、リンスの香りに魅了さ …
川柳 [川柳鑑賞日記]深掘りをすれば傷つく人がいる/藤本美知恵 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 孤独の部屋にいて、聞いてほしいと思うことがある。ただし傷つきやすい僕である。どうしてそうなったの、どうしてこうしなかったのと理由を問うこと …
川柳 [川柳鑑賞日記]亀さんは寝ている兎起こさない/川村やまと 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 これは真理であって、先にゴールを目指す僕たちは、自分の意思で寝てしまった兎を起こすような真似はしないのだ。でも、だから、考えてみた。僕が兎 …
川柳 [川柳鑑賞日記]補聴器を両手で受ける床屋さん/老沼正一 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この句を読んで、僕は「そうかっ」と唸ってしまった。当然、耳が不自由でも髪は伸びるし、床屋に行く必要がある。装着したままでは不便がある散髪。 …
川柳 [川柳鑑賞日記]思案する手持ちカードの上がり方/土方邦子 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 カードの切り方ではなく、上がり方と作者は表現した。小心者の自分は、不安で仕方がない。この手札を出し、上がったと思ったら、まだその先には高い …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく 2015年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣 2015年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣 2014年12月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志 2014年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子 2014年10月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直 2014年10月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江 2014年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木 2014年9月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫 2014年8月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之 2014年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也 2014年5月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子 2014年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子 2014年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳 2014年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書) …
短歌鑑賞 穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人? 2014年4月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお 2014年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之 2014年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫 2014年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也 2014年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお 2014年1月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介 2014年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成) 2014年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之 2014年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大 2014年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子 2014年1月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之 2013年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり 2013年12月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …