雑記 飛行機の仕組みがわからない男の、冬の防寒対策。 2009年11月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さて、週末がやってきました。土曜日は早朝5時に起床してシャワー。5時半に車で家を出て、7時前には大阪空港へ。7:55発のJEX2401便(J …
雑記 街にはサンタが、会社には椎間板ヘルニアがやってきた。 2009年11月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 年末の慌ただしい時期に向けて、メンバーが椎間板ヘルニアになった記念日。 だからあれほど、椅子に座るときの姿勢を注意し続けたのにー。 だから年 …
雑記 anyな表現はダメでも、anyな自分たちではいたい。 2009年11月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Bブロック会。昨日も、同じ「書く」立場の人のセミナーがあったという話を聞いていたので、それを意識しなかったといえば嘘になる。両日とも参加され …
雑記 凹。 2009年11月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 兵庫同友会設立40周年記念事業実行委員会に参加。重鎮ばかりの中で発言するのは気持ちがいい。何か変化を起こしたいと思うとき、やっぱり、トップダウンで行った方が話は早いんだよなぁ。ただ …
雑記 神戸元町通商店街に生息する、商売に熱い親子とは。 2009年11月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 元町通商店街5丁目にCHILDREN WILLというお店があります。このお店は、実は、自分の弟が経営をしています。そして、この弟の経営を手伝 …
雑記 新しい事業や会社を興す、その典型的な失敗パターンとは。 2009年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 薬の影響で猛烈な眠気。一日を、ほとんど寝て過ごした。気持ちも不安定(イライラしがち)で、今日はメール書きもお休み。ゴロゴロしながら、本を読ん …
雑記 iPhoneが極上の珈琲にする。 2009年11月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 カフェなんて響きのお店は苦手。普通の喫茶店も、iPhoneのカメラがこんな風にイメージを変えてしまう。気分だけでも、カフェにいるつもりのブレンドコーヒー なう。 …
雑記 対話を繰り返して、選びました。 2009年11月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 お弁当&川柳コンテスト(明石海苔の鍵庄さん)、結果発表。審査員を務めさせていただきました。よく、選者の方が「句と対話する」という表現を使われるのですが、今回の経験では、まさにその感 …
雑記 トナカイのような、いつまでも続く。 2009年11月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「インフルエンザと扁桃腺炎の混合感染で、喉が炎症を起こしている」土曜日、朝、病院、診断結果。咳のずっと続いていた理由。「よくこんな状態で、会社行ってたね」って、せんせー(汗)まだ、 …
雑記 クチコミの起こる仕掛けを、ひとつ、ふたつ、末永く。 2009年11月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 金曜日、大阪。人通りの少ない場所での、新たなチャレンジについてのご相談。いつものように「クチコミ」の起こる心理的な背景や、技術的な要素につい …
雑記 α波の出る場所で、時々頭をゴツン。 2009年11月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夜中のメール書きは水槽前にて。時折、ウトウト。水槽に頭をぶつけては、魚たちの迷惑顔。 …
雑記 咳の止まない長い夜のおまじない。 2009年11月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 松山千春さんのライブCDを5枚、大人買い。帰ったら聞きます。笑って、泣いて。そして、元気になるのです。咳の止まない長い夜には。 …
雑記 昔の名前で出ています。 2009年11月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 キープしている焼酎とも久しく。相変わらず咳が続いて苦しい。外出の予定は全部キャンセルして、事務所で経理作業など。11月は何の仕事もしていない気がする。 …
雑記 《予告》新型インフルからの卒業、社会復帰一発目のヘビーローテーションに。 2009年11月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 月曜から、いよいよ本格的な社会復帰。やるべきことがたくさん。優先順位を決めて、未来の時間から逆算しながら行動していかなくては。夜は同友会の例 …
雑記 水槽前の午後はゆりかご。 2009年11月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 今日も水槽をいじってみたり。柔らかい水の音を聞きながら魚たちを眺めていると、夢まではあっという間。 …
同友会 残りわずかなお金で船に乗った、酒屋の漢の物語。 2009年11月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 金曜日夕方、同友会の活動から社会復帰。自称西神戸支部で一番数字の稼げる男、岩井寿商店の岩井さんの報告。問屋-販売店という従来の形とは異なる、 …
iPhone/モバイル/PC/NET iPhoneからauケータイに写メールを送る方法 2009年11月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 iPhoneから写メールを送るときに、相手のケータイによっては表示されなかったり、サイズが大きすぎて相手のパケ代に負担をかけてしまう場合があ …
iPhone/モバイル/PC/NET iPhoneの日本語入力時にアプリが落ちたり不安定になる時の対処方法 2009年11月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 何かの拍子に、iPhoneの動作が不安定になりました。どのアプリを使っていても、日本語を入力していると、数文字目で突然画面が固まったようにな …
iPhone/モバイル/PC/NET iPhoneと新型インフルエンザの微妙な関係。 2009年11月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新型インフルエンザと診断された日から、iPhoneも調子が悪くなった。このおまじないで、きっと大丈夫。大丈夫であって欲しいなぁ・・・(冗談) …
雑記 一年に2度、タミフルさんのお世話になる男の憂鬱。 2009年11月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明け方、意識混濁。救急病院に飛んで行って、その後再びかかりつけの病院へ。その場で、新型インフルエンザが予想されるという診断。「うちの病院で、 …
雑記 これまでに経験したことのない貴重な記念撮影。 2009年11月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 記念撮影。40度オーバーなんて、人生初じゃないでしょうか。これは珍しい、これは貴重、ということで、痕跡を残します。インフルエンザだと誤解された方も多かったようですが、扁桃腺炎による …
雑記 もうすぐお別れ、ポートライナー8000系@神戸空港 2009年11月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 8000系。初代は来週引退です。ぎりぎりまで、現役で頑張り中。近代化していく、神戸の象徴のような存在でした。 …
雑記 明日幸せになれる魔法の写真。 2009年11月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 松山千春さんのコンサート帰り。勇気と元気をもらって、そして、早速すてきな出合いがありました。ありがと、阪急電車。 …
雑記 荒了寛師と出会い、山門を下りて、謙虚になったはずの僕は。 2009年11月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 荒 了寛師の書籍「生きるとはなあ」と来年のカレンダーを購入。羅漢さんの絵説法。眺めているだけで和まされ、そして、はっと気付かされます。尖って …
雑記 海抜550mの紅葉。 2009年11月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 空気は、もう、冬の。無事朱印もいただき、散策しています。流れる時間は、とてものんびり。 …
雑記 中小企業IT経営力大賞の現地審査終了、次にすべきは。 2009年11月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 床で寝ちゃうダメージが累積中、腰痛で始まる一週間。色々と試してみたいことがあって、その仕掛け作りなど。ただ、器を作ることばかりに勤しんでいて …
雑記 【会話の流れを止めてしまう人に試して欲しい、答えない会話の方法】 2009年10月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 先日、ある勉強会のテーブルで一緒になった方は、経営に関する理論に詳しく、本当に良く勉強されている印象を受けた。ただ、とても残念だったのは、そ …
iPhone/モバイル/PC/NET Evernoteのサービスが止まる日に備えて、iPhoneから出来る自動バックアップシステムの実現。 2009年10月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 FastFingaという、iPhoneで手書きの出来る便利アプリを先日ご紹介いたしました。 ※iPhoneの手書きメモアプリ"FastFin …
川柳 [川柳鑑賞日記]犬の目で歩けば犬に恋をする/田辺与志魚 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 僕たちは僕たちの高さで世界を見てしまう。たとえば今日、土はどんな温度を携えて花を抱いていただろう。空はどんな色をして、雲を許していただろう …
川柳 [川柳鑑賞日記]旧姓に戻りましたと来るメール/谷口修平 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ただそれだけの事実、でも想像してしまう。どうしてそれを僕に伝えて来るのだろう、君には今、何が足りないのだろう。身勝手な空想にひとり、体温を …
川柳 [川柳鑑賞日記]帰省する孫に自慢の掲載紙/津倉てつや 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 コピーライターとして文章を書き、印刷屋として紙に軌跡を残す仕事をしている。三大発明のひとつが活版印刷だと言われるのは、つまり、僕たちは「残 …
川柳 [川柳鑑賞日記]秋彼岸化けて出るなと数珠を揉む/矢野野薫 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ふふ、と笑ってしまった。墓前に思慕を詠む句は多いが、作者には思い当たることがあり数珠を揉んだのである。何をしてしまったのだろう。清らかに生 …
川柳 [川柳鑑賞日記]ほの明かり潜んでないで出ておいで/西島とこ 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 希望という言葉をどんな表現に置き換えるか、置き換えないのか。僕たち詩人は試されている。さて、作者は、それを「ほの明かり」と表現した。擬人化 …
川柳 [川柳鑑賞日記]晩学の今は青春いろはにほ/朝岡えりか 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 晩学という言葉を青春という色で裏返しにしてしまう躍動、いろはにほと表現する軽やかさ。僕は詩に寒色を足してしまいがちなので、こんな句の姿勢に …
川柳 [川柳鑑賞日記]秘密裏の動きを月に覗かれる/関つね子 2025年10月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 森の中にあるベンチ、見上げれば月。「ずっと」という約束を交わした青い日の記憶。瞳を閉じ合ってしばらくすると、秘密を知った月がすこしだけ、西 …
川柳 [川柳鑑賞日記]五欲まだ捨てる気はない風は初夏/辰巳和子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 禁欲に背を向ける宣言を初夏にする。追い風を身に纏って人間らしく生きられる人は本当に素敵だと思う。悟ったような顔をした大人には、僕はどうして …
川柳 [川柳鑑賞日記]約束が出来れば羽根が生えてくる/土方邦子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 僕は僕という人間にこれっぽっちも自信がなくて、誰かに誘われ、約束ができると居場所ができたようで嬉しくなる。ひとに与えられる約束はなんて安寧 …
川柳 [川柳鑑賞日記]夕焼けの余韻にひたる坂の街/澤田迪子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 海が見える街を連想させる。「浸る」ではなく「ひたる」とひらがなにした優しさも「燃えるような赤」から「淡い群青」への移ろいを際立たせた。色彩 …
川柳 [川柳鑑賞日記]結局は父の背中を追っている/谷口修平 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 商いの苦労を知っていた父は「おまえたちには商売人になってほしくない」と僕ら兄弟に言い続けた。結局、自分も弟も、その背中に憧れてこの道を生き …
川柳 [川柳鑑賞日記]ソーラーパネル故郷の空に降らぬ星/樋口祐子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 古来、詩には幾度も「故郷」や「星」が詠われてきた。その古典的な言葉と現代的な題材を並べることで、作者は時代への警鐘を鳴らした。七文字のカタ …
川柳 [川柳鑑賞日記]捨てなさい枯れてしまった薔薇なんて/山口早苗 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 美しさや価値は永遠ではないという無常感。戒めのようにも聞こえるが、一方で、記憶はまだ過去になりきっていないのではないかという執着のようにも …
川柳 [川柳鑑賞日記]逝きたいね傘のしずくを切るように/渡辺千代子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 傘のしずくのごとく一瞬で消える魂、潔い死への憧れを詠む。この世の無常を思えば、僕たちの存在はまさに泡そのものであるのだが、なかなかどうして …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]八月の雨は首すじから濡れる/徳長怜 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 傘で防ぎきれない突然の雨。ただ、「防ぎきれない」のはなく「防がなかった」とドラマを読み解けば、雨に身をゆだねる身体的感覚が強調される。無防 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]見られてもいいことだけを書く日記/藤本美知恵 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ところで僕は、中学生のころからネット上で日記を公開し続けている。だからかどうか、自分だけが読むことを前提とした日記を書けないことに気が付い …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]「カワイイ」はフリーサイズの褒め言葉/妻木寿美代 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 世界を拡張してくれる句だと思った。「かわいい」と伝えるのは、もしかすると相手によっては失礼なのではないかと躊躇してしまうことがある。ところ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]花は葉にだけど手足の動く幸/山尾ふたば 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 人生の旬はいつだったろうと、過ぎた青に目を瞑って考える。でもそれでは、いまこの瞬間が引き算の結果と決めてしまっているかのようだ。足りないも …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]そんなにも耐えたんだからもういいよ/内橋久代 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 もう一度、信じてみよう。あと1分、待ってみよう。あと1cm、前へ行ってみよう…。いつからか、意地になってしまっている僕がいる。信念、なんて …
川柳 [川柳鑑賞日記]見守っていよう翼が乾くまで/朝岡えりか 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 うんと若かったころの話。当時付き合っていた彼女から別れの電話があった。「いやだぜったい、いやだよぜったい」。叫ぶようにして泣いた僕の声を、 …
川柳 [川柳鑑賞日記]沈丁の香に恋慕またよみがえる/小島松太 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 五感はいつかの時代にリンクしている。たとえば流行った音楽、たとえば学生街の食堂。僕はそうだ。五月のベンチの至近距離で、リンスの香りに魅了さ …
川柳 [川柳鑑賞日記]深掘りをすれば傷つく人がいる/藤本美知恵 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 孤独の部屋にいて、聞いてほしいと思うことがある。ただし傷つきやすい僕である。どうしてそうなったの、どうしてこうしなかったのと理由を問うこと …
川柳 [川柳鑑賞日記]亀さんは寝ている兎起こさない/川村やまと 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 これは真理であって、先にゴールを目指す僕たちは、自分の意思で寝てしまった兎を起こすような真似はしないのだ。でも、だから、考えてみた。僕が兎 …
川柳 [川柳鑑賞日記]補聴器を両手で受ける床屋さん/老沼正一 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この句を読んで、僕は「そうかっ」と唸ってしまった。当然、耳が不自由でも髪は伸びるし、床屋に行く必要がある。装着したままでは不便がある散髪。 …
川柳 [川柳鑑賞日記]思案する手持ちカードの上がり方/土方邦子 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 カードの切り方ではなく、上がり方と作者は表現した。小心者の自分は、不安で仕方がない。この手札を出し、上がったと思ったら、まだその先には高い …
川柳 [川柳鑑賞日記]えいやーと5回となえて布団出る/徳永ひよこ 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 布団に暮らしたい。たとえば好きな本を抱えて、たとえばおいしいお菓子を持ち込んで、たとえば世界中の映画を再生して。でも叶わず、冬の朝はやって …
川柳 [川柳鑑賞日記]誘われて散歩に出ると日がさした/井上恵美子 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 闇の底に落ちたときでも、必ず、誰かが声をかけてくれる。自分の名を呼んでくれる。親はきっとそんな祈りをこめて僕たちに名を授けた。誘われるまま …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]曲がり角ばかり呼んでもいないのに/西村みなみ 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ため息で汚れそうな曲がり角を、軽やかに表現する。もちろん、それぞれの角には傷も涙もあったのだろうが、その都度、骨は強くなっていったのだろう …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]許すこと覚えた声が丸くなる/原正吾 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この世の中で一番難しいのは許すことなのではないかと思う。黒く赤く燃えた炎を消すことができず、僕の心はいつも虚しく汚い。それでも、いつか見返 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]すぐ消える昭和家族のシャボン玉/宮本緑 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2025年は昭和100年に当たるそうだ。僕は昭和51年製のシャボン玉。父や母、弟や愛犬たちの記憶を閉じ込めて、屋根へゆっくりと昇る。父はり …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく 2015年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣 2015年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣 2014年12月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志 2014年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子 2014年10月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直 2014年10月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江 2014年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木 2014年9月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫 2014年8月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之 2014年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也 2014年5月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子 2014年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子 2014年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳 2014年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書) …
短歌鑑賞 穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人? 2014年4月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお 2014年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之 2014年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫 2014年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也 2014年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお 2014年1月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介 2014年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成) 2014年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之 2014年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大 2014年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子 2014年1月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之 2013年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり 2013年12月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …