業務日記 さて、僕たちは春をどんな風に迎えましょうか ~仕事によって得られる幸福とは仕事の量×仕事の質で表される 2017年11月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 11/19の15:05にこの記事をアップしたんですけどね。 「仰げば尊し」の「今こそ別れめ、いざさらば」は「別れ目」ではない! 「め」 …
雑記 ごめんごめん、年賀状に「去年」という言葉は使っちゃいけないんだった。 2017年11月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 年賀状に「去年」という漢字を用いてはいけない理由をコトバノで紹介したことがある。 「去」という字は死を連想させる忌み言葉なので年賀状で …
雑記 信頼関係は同じ橋を渡ってきたからこそ 2017年11月17日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 今夜は、かつて勉強会のグループで一年を共に過ごした経営者仲間たちと鍋。誰の迷惑にもならない秘密の地下室で、たくさん馬鹿をしてきましょう。— 西端康孝 / 川柳家・歌人・ …
雑記 「ありがとうのひと言で十分さ」と「ありがとうのひと言もない人には何もしてあげたくないね」という表現の違いにあるもの 2017年11月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「ありがとうのひと言で十分さ」と「ありがとうのひと言もない人には何もしてあげたくないね」という表現は、どちらも「ありがとう」を求めているだけ …
雑記 何かを変えたいと願うのならば、知識で相手を論破するのではなく、熱意で相手の心に触れるべき 2017年11月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 中国のメーカーの方が「仕様とデザインは予告なしに変更されますかもしれません。ご了承ください」と書いた文章は、日本語としては正しくなくても、な …
雑記 Fracture Again 2017年11月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さいど【再度】二度。ふたたび。副詞的にも用いる。「━挑戦する」「━治りかけていた肋骨をやってしまう」— 西端康孝 / 川柳家・歌人 (@bata) 2017年11月13 …
雑記 続く指のしびれと違和感と 2017年11月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 今週は新しいお客さんとの打ち合わせが続きます。実績が評価となって、人が人を呼ぶいい流れ。有り難いですね。それにしても指の神経痛。握った(つもりの)ものを落としてしまうことが頻発して …
同友会 居場所であり、理想であり ~有馬ビューホテルうららさんで同友会広報委員会の合宿 2017年11月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 研修合宿を終えて帰宅、楽しかった。 pic.twitter.com/Ip2YaR2gGA— 西端康孝 / 川柳家・歌人 (@ba …
雑記 資格のいらない仕事だからこそ、種の質と、種の数を掛け算する 2017年11月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 コピーライターには資格は要らず、名乗ったその日から、誰だってコピーライターになれる。だから、自分の雰囲気だとか、普段の表現だとか、醸し出され …
雑記 家庭教師をしていた教え子が、今はもう50名近い社員の生活を守る社長になった 2017年11月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 教え子の雄姿にただただ感動しました。そして自分のまだまだを思い知らされました。— 西端康孝 / 川柳家・歌人 (@bata) 2 …
雑記 確実に勝つのではなく、勝つときは確実に、負けるときは小さく負ける。 2017年11月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 気が付いたことというか、覚え書きというか。 手持ちの駒、ひとつひとつに自信があるときは、左右にちりばめて相手を混乱させながらチカラで押 …
業務日記 使い古された言葉をテクニックとして使うことの危惧 ~「好評」という言葉の与える印象 2017年11月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「好評につき若干の追加席販売」と書いて売れ残り感が伝ってしまうくらいなら「いよいよ二次募集開始」と書くかなぁ。この「好評」という言葉も「お得 …
雑記 価値は基本から芽生えるのだと思う ~たとえば箸を使えなければ 2017年11月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 梱包が丁寧だったからといって選ばれる理由にはならないのかもしれないけど、梱包が雑だと選ばれない理由にはなる。基本を徹底するというのはそういう …
雑記 身体はいろんなことを見て、聞いて、感じていて、そして悲鳴をあげるのだ 2017年11月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 折れた肋骨の痛みはまだ続いている。 http://www.senryu575.com/archives/7141 ただ、ようやく …
業務日記 場があって、コトやモノがあって、ヒトがつながる 2017年11月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 太山寺珈琲焙煎室さんとKaenさんのコラボレーションのお手伝いをしている。今日はそのイベントの日だった。たくさんの方に色々な感想をいただくこ …
雑記 言葉の持つ熱量 ~俺は海賊王になるのか、海賊王にならせてもらうのか 2017年11月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「俺は海賊王になる」とは、強い意志の感じられる言葉。「なる」と言い切ってみせるところにパワーが漲る。周囲はここからの、彼の言動と行動に期待を …
同友会 「どう見せるか」ではなく「どう見られるか」を大切にするということ 2017年10月31日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 姫路で会議。 神戸は海と山の近い小さな街なので、すぐに誰かと出会ってしまう。その点姫路は知り合いと遭遇する確率が格段に低い土地だ。だか …
業務日記 「なんとなく」決める人たちには「なんとなく」醸し出していくこと ~売るのではなく選ばれるために 2017年10月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Instagramで写真をアップするようになってから、撮影の仕事を頼まれることが増えた。 もちろん僕は、どこかで撮影の勉強をしたわけで …
情報 指先の痺れなど、末梢神経障害にはナボリンSが効果抜群でオススメ!(ちょっとだけ副作用の話も) 2017年10月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ちょっとしたトラブルで始まった指の神経痛。 親指の付け根のあたりから中指のあたりまで。手の甲に電気が伝わって、ピリピリと痺れるような不 …
雑記 自分を肯定してい生きていくというのは、今の「好き」を尊重するということ 2017年10月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 何が真実で嘘かは分からない。どちらが正しくて間違えているのかもそう。好きか嫌いかには理由はない。でも、好きだから味方でありたい。つまり、シン …
雑記 自宅のすぐ近所で大きな火事がありました、明石大蔵市場火災義援金の協力をお願いします 2017年10月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 家の近所で市場の全焼する大火事がありました。 自宅から歩いて数分の距離で、たくさんの知人が住む地域。風も強く延焼も心配 …
同友会 同友会の広報委員会主催の勉強会、テーマは写真の撮り方。 2017年10月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 姫路城公園内で、(おっさんたちが)モデルになりあって、構図や光を意識しながら撮影をして過ごす。普段は会議室で会うことの多い人たちと、こうして …
雑記 マカロニは僕にとってアンドロメダ星雲なのだ 2017年10月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「マカロニサラダを食べながらマカロニグラタンが焼きあがるのを待っていたい」と書いたメモが出てきました。— 西端康孝 / 川柳家・歌人 (@bata) 2017年10月9 …
雑記 今はまた、美味しく酒が飲めるようになったのかどうか 2017年10月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ポートピアホテルで行われたパーティーに参加。 http://www.senryu575.com/archives/7134 あぁ …
雑記 主張にYESかNOが返ってくるのは幸せなことだ 2017年10月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明け方まで飯塚くんと飲む。 経営に正しいも間違いもない。お客さんや社員の満足も含めて、結果を残して会社を存続させた人が「当然」なのであ …
雑記 もしもピアノが弾けなくなったら 2017年10月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ちょっとした乱闘騒ぎに巻き込まれる。そのときに手首を強く引っ張られたことが原因で、両方の手にしびれが出るようになってしまった。 手根管症候群というやつになってしまったかもしれ …
業務日記 年賀状は縦よりも横に印刷した方が良い理由とか、2018年からはQRコードを入れた方が良い理由とか 2017年10月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 凝った年賀状の図案を検討される方は、毎年これくらいの時期から打ち合わせに入る。年賀状を受け取った人の笑顔を想像してあーでもないこーでもないと …
業務日記 うちのメンバーたちと交流したいという寛容な会社の方、いらっしゃいませんか? 2017年10月17日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 滋賀からのお客様をお迎えして。 ろっ骨の折れた僕に対するお見舞いが嬉しい。滋賀に行くときは神戸チームが、神戸に来ていただくとき …
雑記 生まれてはじめての骨折 2017年10月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ろっ骨の骨折が判明しました♡— 西端康孝 / 川柳家・歌人 (@bata) 2017年10月16日 整形外科でレントゲン。肋骨が折れていた、そりゃ痛むよね。2 …
雑記 秋花粉と風邪とブサイクと。 2017年10月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 もう一か月近く体調不良が続いている。 三日連続鼻血、死ぬんだろうか。今日はシャツを汚さなかった。明日もシャツを汚さないよう気をつけよう(気をつけるポイントについて)。アレルギ …
川柳 [川柳鑑賞日記]五欲まだ捨てる気はない風は初夏/辰巳和子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 禁欲に背を向ける宣言を初夏にする。追い風を身に纏って人間らしく生きられる人は本当に素敵だと思う。悟ったような顔をした大人には、僕はどうして …
川柳 [川柳鑑賞日記]約束が出来れば羽根が生えてくる/土方邦子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 僕は僕という人間にこれっぽっちも自信がなくて、誰かに誘われ、約束ができると居場所ができたようで嬉しくなる。ひとに与えられる約束はなんて安寧 …
川柳 [川柳鑑賞日記]夕焼けの余韻にひたる坂の街/澤田迪子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 海が見える街を連想させる。「浸る」ではなく「ひたる」とひらがなにした優しさも「燃えるような赤」から「淡い群青」への移ろいを際立たせた。色彩 …
川柳 [川柳鑑賞日記]結局は父の背中を追っている/谷口修平 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 商いの苦労を知っていた父は「おまえたちには商売人になってほしくない」と僕ら兄弟に言い続けた。結局、自分も弟も、その背中に憧れてこの道を生き …
川柳 [川柳鑑賞日記]ソーラーパネル故郷の空に降らぬ星/樋口祐子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 古来、詩には幾度も「故郷」や「星」が詠われてきた。その古典的な言葉と現代的な題材を並べることで、作者は時代への警鐘を鳴らした。七文字のカタ …
川柳 [川柳鑑賞日記]捨てなさい枯れてしまった薔薇なんて/山口早苗 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 美しさや価値は永遠ではないという無常感。戒めのようにも聞こえるが、一方で、記憶はまだ過去になりきっていないのではないかという執着のようにも …
川柳 [川柳鑑賞日記]逝きたいね傘のしずくを切るように/渡辺千代子 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 傘のしずくのごとく一瞬で消える魂、潔い死への憧れを詠む。この世の無常を思えば、僕たちの存在はまさに泡そのものであるのだが、なかなかどうして …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]八月の雨は首すじから濡れる/徳長怜 2025年8月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 傘で防ぎきれない突然の雨。ただ、「防ぎきれない」のはなく「防がなかった」とドラマを読み解けば、雨に身をゆだねる身体的感覚が強調される。無防 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]見られてもいいことだけを書く日記/藤本美知恵 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ところで僕は、中学生のころからネット上で日記を公開し続けている。だからかどうか、自分だけが読むことを前提とした日記を書けないことに気が付い …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]「カワイイ」はフリーサイズの褒め言葉/妻木寿美代 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 世界を拡張してくれる句だと思った。「かわいい」と伝えるのは、もしかすると相手によっては失礼なのではないかと躊躇してしまうことがある。ところ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]花は葉にだけど手足の動く幸/山尾ふたば 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 人生の旬はいつだったろうと、過ぎた青に目を瞑って考える。でもそれでは、いまこの瞬間が引き算の結果と決めてしまっているかのようだ。足りないも …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]そんなにも耐えたんだからもういいよ/内橋久代 2025年7月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 もう一度、信じてみよう。あと1分、待ってみよう。あと1cm、前へ行ってみよう…。いつからか、意地になってしまっている僕がいる。信念、なんて …
川柳 [川柳鑑賞日記]見守っていよう翼が乾くまで/朝岡えりか 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 うんと若かったころの話。当時付き合っていた彼女から別れの電話があった。「いやだぜったい、いやだよぜったい」。叫ぶようにして泣いた僕の声を、 …
川柳 [川柳鑑賞日記]沈丁の香に恋慕またよみがえる/小島松太 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 五感はいつかの時代にリンクしている。たとえば流行った音楽、たとえば学生街の食堂。僕はそうだ。五月のベンチの至近距離で、リンスの香りに魅了さ …
川柳 [川柳鑑賞日記]深掘りをすれば傷つく人がいる/藤本美知恵 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 孤独の部屋にいて、聞いてほしいと思うことがある。ただし傷つきやすい僕である。どうしてそうなったの、どうしてこうしなかったのと理由を問うこと …
川柳 [川柳鑑賞日記]亀さんは寝ている兎起こさない/川村やまと 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 これは真理であって、先にゴールを目指す僕たちは、自分の意思で寝てしまった兎を起こすような真似はしないのだ。でも、だから、考えてみた。僕が兎 …
川柳 [川柳鑑賞日記]補聴器を両手で受ける床屋さん/老沼正一 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この句を読んで、僕は「そうかっ」と唸ってしまった。当然、耳が不自由でも髪は伸びるし、床屋に行く必要がある。装着したままでは不便がある散髪。 …
川柳 [川柳鑑賞日記]思案する手持ちカードの上がり方/土方邦子 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 カードの切り方ではなく、上がり方と作者は表現した。小心者の自分は、不安で仕方がない。この手札を出し、上がったと思ったら、まだその先には高い …
川柳 [川柳鑑賞日記]えいやーと5回となえて布団出る/徳永ひよこ 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 布団に暮らしたい。たとえば好きな本を抱えて、たとえばおいしいお菓子を持ち込んで、たとえば世界中の映画を再生して。でも叶わず、冬の朝はやって …
川柳 [川柳鑑賞日記]誘われて散歩に出ると日がさした/井上恵美子 2025年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 闇の底に落ちたときでも、必ず、誰かが声をかけてくれる。自分の名を呼んでくれる。親はきっとそんな祈りをこめて僕たちに名を授けた。誘われるまま …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]曲がり角ばかり呼んでもいないのに/西村みなみ 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ため息で汚れそうな曲がり角を、軽やかに表現する。もちろん、それぞれの角には傷も涙もあったのだろうが、その都度、骨は強くなっていったのだろう …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]許すこと覚えた声が丸くなる/原正吾 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この世の中で一番難しいのは許すことなのではないかと思う。黒く赤く燃えた炎を消すことができず、僕の心はいつも虚しく汚い。それでも、いつか見返 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]すぐ消える昭和家族のシャボン玉/宮本緑 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2025年は昭和100年に当たるそうだ。僕は昭和51年製のシャボン玉。父や母、弟や愛犬たちの記憶を閉じ込めて、屋根へゆっくりと昇る。父はり …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]教室の中で歪んでいく背骨/埜藤裕子 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 幼稚園児の頃の記憶。プランターの花はまっすぐに伸びて、チューリップの歌を何度も口ずさんだ。あの花は、横に並んだ色たちをうかがうこともなく、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]お守りが事故車の中で揺れている/川人良種 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 加害者や被害者にも名前があって、誕生の際、親御さんはどんな祈りを込めてこの字を選んだのだろうと考えてしまう。その先の哀しい運命を浮かべるわ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]コロナ禍とお別れをした駅ピアノ/山口早苗 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 封鎖されたピアノは寂しそうな顔をして待っていた。開かれることを、誰かが奏でてくれることを。下手な音符にピアノは微笑んで、得意なリズムにピア …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]迷ったらまた原点に戻ろうよ/八木田幸子 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大阪梅田の地下迷宮で、僕はいつも人の海に溺れてしまう。前後左右、どこにいるのか、どこに行きたかったのか。迷ったら空を探すことだ。太陽は規則 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]胃カメラは知ってる君の気の弱さ/鈴木かおる 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 外の世界のあんなこんなで痛めつけてしまった内臓に、申し訳ないと思うことがある。悔しさに泣き、怒りに震え、強くなれなかったとき。胃は寄り添う …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]美しくそしてゆっくり老いる日々/竹部修清 2025年2月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 限られた字数の世界で、あえて「そして」という接続詞を用いることが、ふたつの理想を効果的に強調した。そう、美しく、そしてゆっくり老いていくこ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]落丁のページは胸の奥にある/山下華子 2025年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あの日からずっと続くはずだった物語。背中を見送った日の涙は笑い話にするけれど、破りとった一枚のページは、今も詩の源泉になっている。続編を妄 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく 2015年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣 2015年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣 2014年12月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志 2014年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子 2014年10月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直 2014年10月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江 2014年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木 2014年9月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫 2014年8月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之 2014年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也 2014年5月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子 2014年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子 2014年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳 2014年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書) …
短歌鑑賞 穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人? 2014年4月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお 2014年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之 2014年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫 2014年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也 2014年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお 2014年1月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介 2014年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成) 2014年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之 2014年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大 2014年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子 2014年1月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之 2013年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり 2013年12月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …