雑記 相手を敬う気持ちを忘れた批判はただの悪口 2016年5月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 批判が人を育てるということはある。それでも、その批判は限度や節度、礼儀のあるものでなければならない。相手を敬う気持ちを忘れた批判はただの悪口。悪口は彼を彼女を追い詰め命を奪ってしま …
雑記 乱暴に空気を焦がし過ぎた夜の帳尻合わせに吹く風は 2016年5月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夏の始まりを感じさせる頃の、夜。乱暴に空気を焦がし過ぎたことの帳尻を合わせるように吹く風が好き。闇の何処かから、新緑が薫って汗を薄めていく。 …
業務日記 名刺は渡すものではなく■■するもの ~売るのではなく、選ばれるために大切なこととは 2016年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ひとにオススメしたくて仕方のないものを「絶対いいから」「あなたに超オススメ」だなんて言ってしまっては、途端に怪しい宗教のような色を醸し出して …
業務日記 売り手の論理と買い手の感情と 〜素麺の食べたくなった海辺の景色 2016年5月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「素麺の食べたくなる景色」と聞けば、麦茶、畳、扇風機、高校野球などが連想される。入道雲を遠くに、氷は音を鳴らして夏を演出。この情景は僕たちの …
業務日記 グーグルマップで「会社名」だけで表示されて満足していてはならない。お客様は「商品」「サービス」を求めている 2016年5月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleマップで「ブロガー名刺」「神戸 名刺」と検索してみる。Googleの検索結果はもちろん、マップでも同じように上位で表示されるのは …
業務日記 どれだけいいことを書いていても、普段の人柄がすべてを壊す。言葉が足らなくても、普段の人柄が足らずを補う。 2016年5月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 どれだけいいことを書いていても、普段の人柄がすべてを壊す。言葉が足らなくても、普段の人柄が足らずを補う。僕は販促の仕事をしていて、お客様のお …
情報 月末の事務作業を楽にしたい大人たちへ送る封筒の『スチック糊』『テープスチック』『ハイシール』の違い 2016年5月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 うちのメンバーたちが一生懸命会社のブログを更新しています。「神戸で一番犬の好きな印刷屋」と名乗っているのに、バナーの写真は猫です。このあたり …
業務日記 「一流でもないくせに相手を一流にしてみせますよ、なんてセミナーをやってしまう三流のための二流になれる営業セミナー」を開催したらどんな反応があるだろうか 2016年5月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「一流の営業マンになれるセミナーですよ、ぜひお越しください」という招待を受け取る僕は、つまり一流ではないわけで。しかしながら、本当の一流営業 …
業務日記 雨風に耐えて窓を開けている、誰かの想いを繋ぎ合うものは何か 〜言葉の仕事、書くを生業とすること 2016年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 生業のために言葉を選んだのではなく、伝えたくて大切にしてきたものが生業となっただけのことだ。想像を喚起する言葉、または詩歌。すべてを書いてし …
業務日記 「部屋を散らかさないで」と「部屋を綺麗にしておこう」の違い ~中小企業の出口戦略と製品ライフサイクル理論 2016年5月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 出口戦略、撤退の時期。何かを始めたら、それを終えるべきタイミングがある。うまくいっているものでも、いつまでもうまくいき続けるわけではない。コ …
業務日記 プリントアウトして作る折り紙の「鯉のぼり」と「兜」をこどもの日にぜひ 2016年5月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 前川企画印刷のブログではプリントアウトして何かを作ろうシリーズが大人気。もうすぐこどもの日なので、「鯉のぼり」と「兜」を無料公開中。連休中に …
業務日記 商売は相手の高さに膝をつかなければ 〜ライティングだけではなく撮影のご依頼が増えてきたことについて 2016年5月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大阪、難波、通天閣周辺での撮影取材。 最近は文章だけではなく、撮影も一緒に頼まれる機会が増えた。曰く、格好良い写真や動画を頼める人は多 …
雑記 「おまえとメールしとうないわ」「いまに始まったことじゃないやん」 2016年4月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「今日は混雑しているので2時間待ちです」と言われ、その後空いている皮膚科を探し続けて2時間以上(未だ見つからず)。— 西端康孝 …
情報 明石のつつじの名所、妙見社は庭園以外にも俳句や川柳の句碑があって見応えあり! 2016年4月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明石駅から徒歩10分ほどのところにある妙見社はつつじの名所。「六甲の空を舞い終へ鳥帰る」という濱田漁子さんの句碑(俳句)や「どの鯛も明石で獲 …
業務日記 想像して、創造する。そして、伝えるための言葉を選る。 2016年4月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 それを贈りたいと思ったお客様が、そのまた向こうの誰かにどんな風に渡したいかと想像し、贈られた方はどんな風にそれを飾りたいと思うのか、想像する …
業務日記 水の流れてくる場所に心を置いて、耳を傾けて 2016年4月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ライティングの締切と月末の事務処理が重なってバタバタ。そうだった、4月の平日は早く終わるのだった。それでも、todoが積み上がると、片付けなければならないという意識が強く働いて、同 …
雑記 「想」から始まっている、それでいい 2016年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「祈りなんて何の役にも立たない」とは、巡るその先を想像することのできない、なんとも寂しい意見だなぁと思う。— 西端康孝 / 川柳家・歌人 (@bata) 2016年4月 …
業務日記 今日の言葉が永遠の基礎となることを 2016年4月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 完全に伝わることはないとわかっている。言語。それでも、ぎりぎりまでを攻めて、響け、と念じている。言葉。職人たちの研ぐ光にも似て、僕たちは今日の風の色を置き換えて刻むことをやめようと …
情報 住んでいる住所を選択するだけで、その地域の揺れやすさや地形の種類を教えてくれるサイト 2016年4月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 住んでいる住所を選択するだけで、その地域の揺れやすさや地形の種類を教えてくれるサイトがある。 揺れやすい地盤 災害大国 迫る危機:朝日 …
雑記 バケツ会議に僕たちはどんな夢を見るのか 2016年4月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 立派な机と椅子に座って、予定調和の議事を追いかけていく会議は面白くない。バケツに新聞を敷いて、方向性や足らずを話し合ってみる。不完全な形式を「どうして不完全なのだろう?」と考えなが …
動画 岡崎体育さんの「MUSIC VIVEO」のMVがめちゃくちゃ面白かったので、すべてのクリエイターに笑ってほしい 2016年4月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 岡崎体育さんのデビューアルバムに収録される「MUSIC VIDEO」のMVがめちゃくちゃ面白かった。笑えた。 https://yout …
雑記 僕は僕の言葉の上に立って僕の明日を 2016年4月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 社会保険事務所に立ち寄って随時改定の手続き。 事業主である以上、こういった事務仕事や手続きは必ずやらなければならないのだが、作業仕事はどうしても始めるのが億劫だし、終えたら終 …
雑記 目的地はどこ? 辿り着きたいのはいつ? 守りたいのは誰? 2016年4月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ずっと泳いでばかりもいられない、かといって、休んでばかりでも置いていかれてしまう。目的地はどこで、辿り着きたいのはいつなのか、ゴールの瞬 …
雑記 小さな小さな小さな存在であるひとりは、旗を振って感謝を繰り返すことで生きていられる 2016年4月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「こんなことを事業展開していきたい」「あんな風になってみたい」という想いを言葉にすると、不思議とそれに関係する話が舞い込んでくるようになる。 …
業務日記 お店や会社の入口に! 動画で紹介するカッティングシートの上手な貼り付け方 2016年4月17日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 カッティングシートは「貼り付けるのが面倒」「どんな風にデザイン・印刷・注文して良いかわからない」という問題がありますが、神戸の前川企画印刷で …
雑記 見てるからしんどいんだ、信じてるから祈るんだ 〜商売人なりの貢献の仕方を 2016年4月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 九州の地震。テレビで流れてくる悲惨な状況をずっと見ているからしんどいんだ。いま、出来ることは祈ることだろう。そしてお金を送ること。長期的な復 …
雑記 幾らかを寄せては祈り続ける 2016年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 父親の死去、愛犬たちとの別れ、そして震災。 うまくいかない仕事のことや、誰にでもあるような甘酸っぱい青春のいくつかもあるけれど、これまでの人生で色濃く涙と結びついたのはやっぱ …
雑記 滋賀のお客様からいただいたお土産と、自分という人間に時間を割いていただける感謝と 2016年4月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 滋賀からのお客様をお迎えしての会食。「滋賀」からのお客様のお土産。「滋賀」からの…。 今回は神戸、次回は滋賀と、お互いのホーム …
業務日記 生きていくっていうのは人を巻き込みながらやっていくということだ 2016年4月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 昨日までと同じで良いわけがなく、守るものは守って、捨てるものは捨てて、適応をしていかなければならない。冬が来ると分かっていれば着込む服のこと …
雑記 どうかどうかと どこかどこかの神さまへ 2016年4月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 もう、多分、老いて、 歩くことのできなくなってしまった 愛犬を タオルで包んで 冷えないようにして 春の風を見せてあげる 優しくて穏やかなベンチを どうかどうかと どこか …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]どこまでも行こう枠からはみ出して/近藤紡藝 2024年4月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明石城の石垣をよじ登ろうとしたら、上からも下からも大人たちに怒られてしまった。少年の天下への夢は、儚くも散ってしまったのである。思い返せば …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]台本があったみたいに猫通る/徳長怜 2024年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大阪の下町を歩いた。時代ばかりが先へ急いで、内面になんの変化もない自分に焦る。ので。ときが止まったように思える空間にいると妙に落ち着くのだ …
川柳鑑賞 ふらんす堂から出版された益岡茱萸(ますおかぐみ)俳句句集「汽水」を発注した! 2015年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 同じコピーライターである益岡茱萸(ますおかぐみ)さんの汽水(句集)を発注。 益岡茱萸さんは、コピーライターとして言葉を武器として広告業 …
川柳鑑賞 中秋の名月。虫たちが静かに奏でてる、道行く人も黙って見上げてる 2015年9月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 何かの記念日を祝日にするのも良いけれど、一年に一度だけ、テレビやラジオのない日があったらどうだろうと考えることがある。中秋の名月。虫たちが静 …
川柳鑑賞 お盆と終戦記念日が重なったのは歴史の偶然 2015年8月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕暮れにヒグラシの気配を感じて調べてみたが、お盆と終戦の日が重なったのは偶然らしい。こんなにも物悲しい景色が全て同じ日にあるというのも不思議なことだ。 セミは動物としての本能だけ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]遠い日の転がって来るラムネ玉/長浜美籠 2014年6月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 遠い日の転がって来るラムネ玉 長浜美籠 三省堂現代女流川柳鑑賞事典 回顧する夏の日を象徴するのはラムネ瓶。舌に触れるビー玉 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]夕焼けに一番近いクレーン車/山口早苗 2014年5月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕焼けに一番近いクレーン車 山口早苗 三省堂現代女流川柳鑑賞事典 背中には夕焼けがいて、一日を終える頃に見上げるクレーン車 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]コーヒーの苦さ嬉しい時もあり/倉間しおり 2014年4月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 コーヒーの苦さ嬉しい時もあり 倉間しおり かぐや―川柳少女の十五の夜 倉間しおりさんは15歳で句集を出版された川柳界注目の …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]痛み止め塗ってもらったちぎれ雲/赤松ますみ 2014年4月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 痛み止め塗ってもらったちぎれ雲 赤松ますみ 川柳作家全集赤松ますみ 地球に最接近した火星が月と並ぶというニュース。Face …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]大好きな海が何にも喋らない/赤松ますみ 2014年1月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大好きな海が何にも喋らない 赤松ますみ 川柳作家全集赤松ますみ 「ええやん、もう。気にすんなって、そういうこともあるって。 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]掬われるチャンスを待っている金魚/和泉香 2013年12月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 掬われるチャンスを待っている金魚 和泉香 私信花吹雪 投資の世界に「ゼロサム」という言葉がある。誰かが得をした分だけ誰かが …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]千の風まだ群れにいていいですか/長島敏子 2013年12月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 千の風まだ群れにいていいですか 長島敏子 夕映え 「あっち」と「こっち」はどれくらい離れているのだろう。 子どもの頃 …
川柳鑑賞 【川柳鑑賞】墨に酢を垂らし書いてる緑の字 河? 誠太郎 2008年2月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 河?さん(小僧さん)、いつも、投稿ありがとうございます。川柳の様々な試みを今年は自分でも挑戦してみたいと思っています。是非、既発表、未発表に …
川柳鑑賞 【川柳鑑賞】空青い哀しいまでに白い鳥 河? 誠太郎 2007年10月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 小僧さんから寄せていただいた川柳を、鑑賞させていただきました。=== 空青い哀しいまでに白い鳥 街の川金魚一匹彷徨って青と白のコントラスト …
川柳鑑賞 【川柳鑑賞】後継ぎはいないいちごのかき氷 守田 啓子 2007年9月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 もういいかい、まあだだよ。 もういいかい、まあだだよ。 もういいかい、まあだだよ。 もういいかい、もういいよ。 遠くとおくの声 …
川柳鑑賞 【川柳鑑賞】オーダーをしてからメニューまだ見てる 杉山 ひさゆき 2007年9月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 つまり庶民って奴です。だから、背伸びしなくっていいのです。平凡です。 幸せです。=== 【鑑賞】オーダーをしてからメニューまだ見てる 杉 …
川柳鑑賞 【川柳鑑賞】ディスイズアペンさあ夢を綴ろうよ 加藤 鰹 2007年8月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 未来があるって素晴らしい。たくさん綴って、たくさん語って。そしたらきっと、追い風だ。諦めるな、馬鹿にするな。君のノートは、君だけのものだ。 …
川柳鑑賞 【川柳鑑賞】掌に掬った港船が出る 河? 誠太郎 2007年8月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 小さな港町。 掌におさまるほどの景色、繰り返されるのはきっと同じ営み。これまでも、これからも、ずっと、ずっと。高台から見渡す日常。 「こんな …
川柳鑑賞 『川柳鑑賞』カテゴリー追加のお知らせ。 2007年8月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 『川柳鑑賞』というカテゴリーを追加しました。たくさんの川柳を詠み、鑑賞すること。それが、川柳上達への近道であり、楽しみ方であると言えるでしょう。このカテゴリーでは、自分以外の方の書 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく 2015年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣 2015年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣 2014年12月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志 2014年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子 2014年10月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直 2014年10月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江 2014年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木 2014年9月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫 2014年8月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之 2014年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也 2014年5月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子 2014年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子 2014年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳 2014年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書) …
短歌鑑賞 穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人? 2014年4月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお 2014年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之 2014年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫 2014年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也 2014年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお 2014年1月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介 2014年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成) 2014年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之 2014年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大 2014年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子 2014年1月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之 2013年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり 2013年12月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …