川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
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将来はお茶飲み友だちになろうぜー、と、約束した彼の。

2012年6月16日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
6月16日土曜日、本日。島根県は出雲大社まで行ってきます。目的は、当社のデザイン担当 @shigepyo の結婚式に出席するため。(本格的な …
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思えば汚れた大人になってしまったものだ。

2012年6月3日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
「大丈夫、そのうち理解出来るようになるから」「俺も最初はよくわからなかったよ」「心配しないでいい。今はまだ、わからなくて当然」どうやら、年上の彼氏が彼女に勉強を教えているところらし …
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六月は扇風機の顔をしてやってきた。

2012年6月2日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
扇風機に向かって「あーーーっ」と言ってしまうのは、日本人特有のものだろうか。紅茶のことをお紅茶と呼ぶような、そんな上質に満ちた暮らしをされている方も、やっぱり「あーーーっ」と言った …
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まものの群れがあらわれた!

2012年5月29日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
嵐の日のビニール傘と、ゾーマを目の前にして装備する「ひのきの棒」は似ているのかもしれない、と、トランクにあった6本の武器たちを見て、思った。  …
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【川柳】金環を見上げ宇宙を生きている

2012年5月26日 batacchi
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 何十年や何百年に一度という星たちの奇跡に巡りあった。見上げる声は、誰も子どもの頃のそれで、宇宙の広さに一人一人はとても小さい。米粒にも満たない蒼を、星はどんな風に笑うのだろう▼科 …
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あ行とた行の絶対的関係。

2012年5月20日 batacchi
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ア行とタ行に並んでいたそれぞれ。隣り合っているほうが自然に思えて、並びを変えてきたのは秘密。ルールに縛られて、感覚に背くのもどうか。居心地を取り戻した2冊が、一緒に買われていきます …
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人間臭さを感情に届ける台本があれば。

2012年5月10日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
「出る杭は打たれるけど、出る杭にならなければ、会社、守れないよ」この言葉にぴーんと来てもらえたら、僕は、自分の経験のなかから、その人のお手伝いが出来るんじゃないかな、と、ここ数年は …
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壊れたように泣いた、何故。

2012年5月7日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
分かれ道があって、二択。選んだ先に宝箱があれば、正解なのだろう。けど、選ばなかった先の景色は、ずっと後ろ髪に結ばれてしまう。恐れるよりも、行き止まりなら行き止まりを知りに行こうとす …
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最近、彼が冷たくなった理由。

2012年4月26日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
前はあんなに優しくしてくれたのに。あの頃の温度が思い出されて。わたしは冷たい雨を泳ぐ。  …
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教えたいのか、気付いてほしいのか ― 人は疲れるということを忘れないで。

2012年4月17日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
「こんなことはしちゃいけない」というノウハウ的なことは、容易に知ることが出来る。そして、その制約を追いかけていくと、いずれ人は疲弊して、継続 …
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線の見えない苦しみに。

2012年3月22日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
この相談はこの人に、この相談はあの人に、なんて。問題を切り分けられたら、ほとんどの悩みは解決出来る。線が見えなくて、苦しんでいる人のなんと多いことか。まず、最初に思い出してもらえる …
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春は来るのか、春に行くのか。

2012年3月18日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
春の来る前に、その人たちの気配はなくなってしまった。ここに集った夢たちは、いま、どうしているのかな。会社をしていて、いつも怯えてしまう看板の一つでもある。春を待つ、は、春を手繰り寄 …
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白の魔法に消えていく書類たち - ScanSnap1100と。

2012年3月18日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
AppleSrore限定で、ScanSnap1100の白モデルが売られていることを知る。「黒より恰好いいじゃーん」「出来るオトコっぽーい」「 …
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壊れて、困る。請われて、困る。

2012年3月17日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
パソコンの調子が悪いから診に来てほしいと頼まれる。そんな時に限って同じ症状が出ない。「おかしいなぁ、昨日まではおかしかったんだけど」「おかしいですねぇ」「なんでかなぁ、変だなぁ」病 …
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NとLの野球帽 - 2012

2012年3月10日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
タイトルはCHAGE&ASKAさんの楽曲から。通りがかった工場の景色が、ちょうど歌詞の世界を想起させた。朝の通勤列車に向かう人の列。決意や疲労に満ちた表情たちを眺めては、誰かの、誰 …
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モヤモヤを生きてる、モヤモヤの先を見たくて。

2012年3月8日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
父との思い出の場所であり、生活の礎の場所がなくなっていく。こんなに辛くて悲しいことはないけれども、仕方のないことでもある。起きることは、すべて意味のあること。意味をもたせられるのも …
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原色を忘れて。

2012年3月4日 batacchi
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原色に遠い、雨に霞む明石海峡大橋。差さないままの傘を持ってジョギングをしている人がいた。そうか、降り出せばウォーキングに切り替えたらいいのだと気付く。言い訳は、道を隠してしまうね。 …
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あたらしい一歩を踏み出した。

2012年3月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
踵のすり減っていたジョギングシューズを新調したのでメモ。これまでの靴は外側が極端に減っていたので、しばらくは親指の付け根を意識した走り方をしてみようかな。春の巡り来る。空も風も気持 …
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【川柳】まだ寒い春です 土に遠すぎて

2012年2月19日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
もう、一年が経とうとしている。まだ、故郷に遠い人たちがいる。神戸の一年後を思い出しながら、東北の春を想ってる、念じてる▼頑張っている人に頑張れと言うのではなく、声だけになりがちな僕 …
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【川柳】千年の未来へ 龍の起きあがる

2012年1月20日 batacchi
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土埃の匂い、ブルーシートの屋根、瓦礫の街を抜けて、大学受験に向かった阪神淡路大震災。失った悲しみよりも、受験という緊張よりも、触れてくれた優しさのひとつひとつが、今の僕を形成してい …
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ひとつひとつに、繋がっていく。ひとりひとりの、見えてくる。

2012年1月8日 batacchi
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年間のジョギング走行距離を2000kmにするという2011年の目標は、年末に達成できた。ある大きな目標を立てて、そこから逆算される日々を積み …
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自分のための汗ではないことを知った男、ロボットとの違いに気付いた女。

2011年11月25日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
誰をどうすることが、幸せなんだろう。問い続けて、毎日を隠さない。買ったばかりのグローブを、手に馴染むまで、何度もほぐし続ける。球拾いだって、 …
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正しいかどうかではなく、それが、自分の信念であるということを。

2011年11月22日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
経営者だから数字が大事という意見と、リーダーだから、数字で人を縛らないという考え方と。間違ってると言い切られたら反論するけど、どっちの考え方 …
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【川柳】星の降る夜 東北の傷のこと

2011年11月21日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
「おかげさまで」という言葉の美しさを想う。何かは誰かの力になり、誰かは誰かの支えになる。「出来ること」を問い続け「出来ること」は積みあげ続けられた。川柳という詩のなかに、たくさんの …
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Hさんの錆びた自転車を通り過ぎていった外車と僕の今日までと。

2011年11月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
西端、語らせていただきます。【語るよ】神戸で一番”さん”付けで呼ばれるようになった会社の秘密【熱いよ】自分って実は、二代目じゃないのです。三 …
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【川柳】北風の壁になれない微力たち

2011年10月21日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
東北に吹く風の冷たさを想う、何も出来ない無力を憂う、何かしたがる心が集う、気持ちは温度になって現れるのだと願う。出来ることを問われ続けた時間だった。出来ることを考え続けなければいけ …
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【川柳】虫たちの音符を抜けていくページ

2011年10月20日 batacchi
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夏の太陽に焦がされた人も、虫たちの奏でる楽器に耳を澄ませる。同じ星の上に生きて、どんな悲しいことがあっても、ちゃんと季節は巡っている。ほっとして、空を見上げる優しさは誰も同じ。凍て …
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行動のなかにある手応えを。

2011年10月17日 batacchi
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コトバノブログ、更新。 美味しいビールだけを飲み続けていきましょうってな話。 独自ドメイン&wordpressを使ったブログ運営に挑戦してみたかったので、  …
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35才になったらやろうと決めていた、次なる事業です - コトバの必要な場面で。

2011年10月16日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
新しく、ブログを立ち上げました。 コトバノ 表現力・質問力を高めることで、「会話の生まれる」人間性を磨くお手伝いをさせてい …
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僕の背中は自分が思うより正直かい。

2011年10月11日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
「役割だから、責任をもってやれよ」っていうのはつまり、おかんの「あんた早く宿題やんなさいよ」にも似ているわけで。人心の掌握に長けたリーダーだと、「こっちの仕事が早く終わりそうだから …
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川柳

[川柳鑑賞日記]五欲まだ捨てる気はない風は初夏/辰巳和子

2025年8月4日 batacchi
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禁欲に背を向ける宣言を初夏にする。追い風を身に纏って人間らしく生きられる人は本当に素敵だと思う。悟ったような顔をした大人には、僕はどうして …
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[川柳鑑賞日記]約束が出来れば羽根が生えてくる/土方邦子

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
僕は僕という人間にこれっぽっちも自信がなくて、誰かに誘われ、約束ができると居場所ができたようで嬉しくなる。ひとに与えられる約束はなんて安寧 …
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[川柳鑑賞日記]夕焼けの余韻にひたる坂の街/澤田迪子

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
海が見える街を連想させる。「浸る」ではなく「ひたる」とひらがなにした優しさも「燃えるような赤」から「淡い群青」への移ろいを際立たせた。色彩 …
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[川柳鑑賞日記]結局は父の背中を追っている/谷口修平

2025年8月4日 batacchi
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商いの苦労を知っていた父は「おまえたちには商売人になってほしくない」と僕ら兄弟に言い続けた。結局、自分も弟も、その背中に憧れてこの道を生き …
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[川柳鑑賞日記]ソーラーパネル故郷の空に降らぬ星/樋口祐子

2025年8月4日 batacchi
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古来、詩には幾度も「故郷」や「星」が詠われてきた。その古典的な言葉と現代的な題材を並べることで、作者は時代への警鐘を鳴らした。七文字のカタ …
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[川柳鑑賞日記]捨てなさい枯れてしまった薔薇なんて/山口早苗

2025年8月4日 batacchi
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美しさや価値は永遠ではないという無常感。戒めのようにも聞こえるが、一方で、記憶はまだ過去になりきっていないのではないかという執着のようにも …
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[川柳鑑賞日記]逝きたいね傘のしずくを切るように/渡辺千代子

2025年8月4日 batacchi
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傘のしずくのごとく一瞬で消える魂、潔い死への憧れを詠む。この世の無常を思えば、僕たちの存在はまさに泡そのものであるのだが、なかなかどうして …
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[川柳鑑賞日記]八月の雨は首すじから濡れる/徳長怜

2025年8月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
傘で防ぎきれない突然の雨。ただ、「防ぎきれない」のはなく「防がなかった」とドラマを読み解けば、雨に身をゆだねる身体的感覚が強調される。無防 …
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[川柳鑑賞日記]見られてもいいことだけを書く日記/藤本美知恵

2025年7月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
ところで僕は、中学生のころからネット上で日記を公開し続けている。だからかどうか、自分だけが読むことを前提とした日記を書けないことに気が付い …
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[川柳鑑賞日記]「カワイイ」はフリーサイズの褒め言葉/妻木寿美代

2025年7月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
世界を拡張してくれる句だと思った。「かわいい」と伝えるのは、もしかすると相手によっては失礼なのではないかと躊躇してしまうことがある。ところ …
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[川柳鑑賞日記]花は葉にだけど手足の動く幸/山尾ふたば

2025年7月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
人生の旬はいつだったろうと、過ぎた青に目を瞑って考える。でもそれでは、いまこの瞬間が引き算の結果と決めてしまっているかのようだ。足りないも …
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[川柳鑑賞日記]そんなにも耐えたんだからもういいよ/内橋久代

2025年7月9日 batacchi
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もう一度、信じてみよう。あと1分、待ってみよう。あと1cm、前へ行ってみよう…。いつからか、意地になってしまっている僕がいる。信念、なんて …
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[川柳鑑賞日記]見守っていよう翼が乾くまで/朝岡えりか

2025年5月4日 batacchi
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うんと若かったころの話。当時付き合っていた彼女から別れの電話があった。「いやだぜったい、いやだよぜったい」。叫ぶようにして泣いた僕の声を、 …
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[川柳鑑賞日記]沈丁の香に恋慕またよみがえる/小島松太

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
五感はいつかの時代にリンクしている。たとえば流行った音楽、たとえば学生街の食堂。僕はそうだ。五月のベンチの至近距離で、リンスの香りに魅了さ …
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[川柳鑑賞日記]深掘りをすれば傷つく人がいる/藤本美知恵

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
孤独の部屋にいて、聞いてほしいと思うことがある。ただし傷つきやすい僕である。どうしてそうなったの、どうしてこうしなかったのと理由を問うこと …
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[川柳鑑賞日記]亀さんは寝ている兎起こさない/川村やまと

2025年5月4日 batacchi
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これは真理であって、先にゴールを目指す僕たちは、自分の意思で寝てしまった兎を起こすような真似はしないのだ。でも、だから、考えてみた。僕が兎 …
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[川柳鑑賞日記]補聴器を両手で受ける床屋さん/老沼正一

2025年5月4日 batacchi
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この句を読んで、僕は「そうかっ」と唸ってしまった。当然、耳が不自由でも髪は伸びるし、床屋に行く必要がある。装着したままでは不便がある散髪。 …
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[川柳鑑賞日記]思案する手持ちカードの上がり方/土方邦子

2025年5月4日 batacchi
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カードの切り方ではなく、上がり方と作者は表現した。小心者の自分は、不安で仕方がない。この手札を出し、上がったと思ったら、まだその先には高い …
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[川柳鑑賞日記]えいやーと5回となえて布団出る/徳永ひよこ

2025年5月4日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
布団に暮らしたい。たとえば好きな本を抱えて、たとえばおいしいお菓子を持ち込んで、たとえば世界中の映画を再生して。でも叶わず、冬の朝はやって …
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[川柳鑑賞日記]誘われて散歩に出ると日がさした/井上恵美子

2025年5月4日 batacchi
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闇の底に落ちたときでも、必ず、誰かが声をかけてくれる。自分の名を呼んでくれる。親はきっとそんな祈りをこめて僕たちに名を授けた。誘われるまま …
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[川柳鑑賞日記]曲がり角ばかり呼んでもいないのに/西村みなみ

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
ため息で汚れそうな曲がり角を、軽やかに表現する。もちろん、それぞれの角には傷も涙もあったのだろうが、その都度、骨は強くなっていったのだろう …
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[川柳鑑賞日記]許すこと覚えた声が丸くなる/原正吾

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
この世の中で一番難しいのは許すことなのではないかと思う。黒く赤く燃えた炎を消すことができず、僕の心はいつも虚しく汚い。それでも、いつか見返 …
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[川柳鑑賞日記]すぐ消える昭和家族のシャボン玉/宮本緑

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
2025年は昭和100年に当たるそうだ。僕は昭和51年製のシャボン玉。父や母、弟や愛犬たちの記憶を閉じ込めて、屋根へゆっくりと昇る。父はり …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]教室の中で歪んでいく背骨/埜藤裕子

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
幼稚園児の頃の記憶。プランターの花はまっすぐに伸びて、チューリップの歌を何度も口ずさんだ。あの花は、横に並んだ色たちをうかがうこともなく、 …
川柳鑑賞

[川柳鑑賞日記]お守りが事故車の中で揺れている/川人良種

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
加害者や被害者にも名前があって、誕生の際、親御さんはどんな祈りを込めてこの字を選んだのだろうと考えてしまう。その先の哀しい運命を浮かべるわ …
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[川柳鑑賞日記]コロナ禍とお別れをした駅ピアノ/山口早苗

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
封鎖されたピアノは寂しそうな顔をして待っていた。開かれることを、誰かが奏でてくれることを。下手な音符にピアノは微笑んで、得意なリズムにピア …
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[川柳鑑賞日記]迷ったらまた原点に戻ろうよ/八木田幸子

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
大阪梅田の地下迷宮で、僕はいつも人の海に溺れてしまう。前後左右、どこにいるのか、どこに行きたかったのか。迷ったら空を探すことだ。太陽は規則 …
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[川柳鑑賞日記]胃カメラは知ってる君の気の弱さ/鈴木かおる

2025年3月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
外の世界のあんなこんなで痛めつけてしまった内臓に、申し訳ないと思うことがある。悔しさに泣き、怒りに震え、強くなれなかったとき。胃は寄り添う …
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[川柳鑑賞日記]美しくそしてゆっくり老いる日々/竹部修清

2025年2月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
限られた字数の世界で、あえて「そして」という接続詞を用いることが、ふたつの理想を効果的に強調した。そう、美しく、そしてゆっくり老いていくこ …
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[川柳鑑賞日記]落丁のページは胸の奥にある/山下華子

2025年1月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
あの日からずっと続くはずだった物語。背中を見送った日の涙は笑い話にするけれど、破りとった一枚のページは、今も詩の源泉になっている。続編を妄 …
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短歌鑑賞

[短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく

2015年6月22日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
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[短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣

2015年3月9日 batacchi
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母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
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[短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣

2014年12月24日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
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[短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志

2014年11月23日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
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[短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子

2014年10月25日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
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[短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直

2014年10月10日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
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[短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江

2014年10月3日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
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[短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木

2014年9月1日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
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[短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫

2014年8月23日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
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[短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之

2014年8月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
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[短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也

2014年5月28日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
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[短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子

2014年5月12日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
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[短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子

2014年5月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
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[短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳

2014年4月26日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書)  …
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穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人?

2014年4月19日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
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[短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお

2014年4月15日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
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[短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之

2014年4月5日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫

2014年3月13日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞

[短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也

2014年2月15日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
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[短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお

2014年1月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。  …
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[短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介

2014年1月12日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。  …
no image 短歌鑑賞

[短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成)

2014年1月10日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
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[短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之

2014年1月9日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
no image 短歌鑑賞

[短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大

2014年1月7日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
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[短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子

2014年1月2日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
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[短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之

2013年12月20日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
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[短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり

2013年12月16日 batacchi
川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記
忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …
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